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PPV 名
ROH:7th Anniversary Show 3/21/09
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
なし
レビュー
1枚約3時間10分です。

@ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス対
リェット・タイタス、ケニー・キング
 良い連携があったりして観客を暖めましたが
 ストロング、スティーブンスの意味は余りないような平凡な内容です。
 悪くない試合。 

Aブレント・オルブライト対クラウディオ・カスタニョーリ
 無駄に長々と続けている印象のあるカードですが
 今回はCCの手綱の引き具合が絶妙で
 オルブライトに輝きを取り戻しました。
 終盤は殴り合いのまま終了、再開されるもDQフィニッシュという
 展開を含めて観客との駆け引きに焦点が移っています。
 最後にCCが椅子越しに頭部へのストンピングを決めなければ
 試合として締まっていなかった点を考えると他にやりようはあったように思うが
 狙いは良いし、成功している。
 平均的な良試合。

Bアダム・ピアース対ボビー・デンプシー
 スウィニーがデンプシーの試合を組める契約が残っているために組まれた試合。
 ピアースがゲスト・タイムキーパーを威嚇した後
 デンプシーに30秒前の敗北を喫しています。

Cジェリー・リン対マイク・クァッケンブッシュ
 エキシビションとして優しい眼で見守っていたはずだが
 それにしても噛み合わなかった。
 リンは経験が逆に邪魔になった部分があろうが動きも悪し。
 クァックがあわせる手もあったでしょうが
 ゲストが独自の魅力を抑えたら元も子もないしなぁ、という事で期待外れの悪くない試合。

Dレボリューション・ルールズ:タイラー・ブラック、デリリウス、ネクロ・ブッチャー対ジミー・ジェイコブス、オースチン・エリーズ、ブロディ・リー
 まずレボリューション・ルールズとは
 1フォール毎にルールが変わるエリミネーション、ノーDQマッチというルールです。
 初めて聞いた時にはちょっと面白いなと思っていたのですが・・・
 まず1本目がなしで2本目に発表されたルールはサブミッション・オンリー。
 3本目に発表されたのがノー・サブミッション。
 ネクロ、リーが途中で消えたため(特殊な脱落のためルール継続であると発表すべきでした)
 4回新しいルールが見られるはずがこの2本だけ。
 そしてノーDQという全体ルールの前には余りに小さい。
 普通企画した段階で変化させていくアイディアも出ているはずなのにこれはひどいですね。
 結局中身自体は適当な乱戦+タイラー、ジェイコブス、エリーズの人間関係の再確認
 (エリーズ、ジェイコブスはタイラーを叩きのめすためなら協力するけれど、タッグとしてはやっていけない)
 という事でした。
 もう少し、いや、もっともっと頭を使って考えましょう。
 少し悪い試合。

Eバイソン・スミス、ジミー・レイブ対ブライアン・ダニエルソン、コルト・カバナ
 パートナーは未公表だったこの試合。
 レイブの登場に盛り上がりましたが
 レッドウッドのフェイクからカバナが出てきた時にはもう熱狂的盛り上がり。
 試合もスミスが怪物的役割をしっかり果たしたり
 カバナとアメドラの連携が見られたりと良い雰囲気を保ったまま進んでいきましたね。
 まあまあ良い試合です。

Fディーロ・ブラウン対ジェイ・ブリスコ
 序盤でディーロがでかくて、いなせる、という立ち位置を
 見事に表現できたのは流石と思っていたんですが・・・
 ディーロが更にヒールを発現すると手がつけられなくなります。
 ジェイは直線的ファイトなので良い所を出せないまま終了。
 最後のフィニッシュ見ていると敢えて完封した印象も受けますね。
 平均レベル。

Gタッグ王座戦、ノーDQ:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対アメリカン・ウルヴス
 この両者だけあって一方で上手く椅子を使い、もう一方で脚攻めを見せる
 ハイブリッド・ハードコア・マッチに仕上げています。
 脚攻めを受けていたスティーンが一瞬で脚攻めをやり返すフィニッシュも面白いですね。
 只ラダーはいらなかった。
 ジェネリコがハードな自爆を見せていましたが
 試合の中で場違いな凶器になっていた事は否めません。
 後のテーブルズ・マッチにつながる内容でしたね。
 グッド・マッチに届かずも中々良い試合。
 試合後ウルヴスはジェネリコをテーブル葬しスティーンを血祭りに。

HROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対KENTA
詳細
 腕の状態がひどい中でナイジェルは素晴らしい働きをしたと思います。
 腕を極力使わないようヘッド・バッドを使用したりG2Sを使う一方で
 王者としての意地を見せサッカーボール・キックをやり返したり
 痛みを承知でラリアットを狙う姿を見せました。
 只特別なレベルまで後ほんの一歩足りません。
 決まっていないから筋は通っているのですが
 ラリアットを狙いすぎな気がします。
 腕攻めでのコントロールもそうなんだけど
 KENTA程の実力者ならもう少し良い形で補助してあげて欲しかったですね。
 フェンスに干して後頭部へのダイビング・ダブル・ストンプを見せたように
 この試合の方向性は分かっているだけに。
 しかし本当に良くやったメイン・イベントでした。
 
グッド・マッチに少し届かず。


総評。
 C、Dの外れがありながらも他が確かな仕事をして雰囲気を落とさず
 7周年記念大会に求められるクオリティに持って行きました。
 
(執筆日:7/18/09)
DVD Rating
☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス対リェット・タイタス、ケニー・キング

ブレント・オルブライト対クラウディオ・カスタニョーリ

アダム・ピアース対ボビー・デンプシー

ジェリー・リン対マイク・クァッケンブッシュ

レボリューション・ルールズ:タイラー・ブラック、デリリウス、ネクロ・ブッチャー対ジミー・ジェイコブス、オースチン・エリーズ、ブロディ・リー

バイソン・スミス、ジミー・レイブ対ブライアン・ダニエルソン、コルト・カバナ

ディーロ・ブラウン対ジェイ・ブリスコ

タッグ王座戦、ノーDQ:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対アメリカン・ウルヴス

ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対KENTA詳細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 
ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対KENTA

  
ナイジェルは腕にテーピング。
  ナイジェルが握手を求めKENTAも応じる。
  KENTAがロープに押し込む。
  クリーンに離れるかと思いきや顔に張り手。
  ナイジェルがロープに押し込む。
  顔に張り手を叩き込もうとする。
  KENTAが避け張り手。
  近づいて喉を掴んできたナイジェルの腕に蹴り。
  ナイジェルが腹にヘッド・バッド。
  腕を巻き込んでラリアットへ。
  KENTAは避けると腕に蹴り。
  ナイジェルはたまらずダウン。
  KENTAが起こそうとする。
  胸に張り手を食らうもソバットで倒すとロープに走り蹴り。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもカウンターで蹴りを入れる。
  突進してきた所をかわして鉄柱にぶつける。
  背中に蹴り。
  アーム・ロックを決める。
  離すと腕に蹴りを放っていく。
  ナイジェルがたまらずダウン。
  レフェリーが様子を確かめる。
  KENTAはナイジェルをロープに振るとビッグ・ブーツ。
  カバーするカウント2。
  ハンマー・ロックを決める。
  ナイジェルがロープに脚をかける。
  KENTAはナイジェルの背中に蹴りを入れて振り向かせると腕に蹴り。
  起こすと腹からロープの上に干す。
  ダイビング・ニー・ストライクへ。
  ナイジェルは避けると脚を引っ張って倒し場外へのタワー・オブ・ロンドン。
  腕が痛む様子。
  KENTAをリングに入れると背中を蹴りつける。
  もう1回蹴りつける。
  KENTAが起き上がり腕に蹴り。
  ナイジェルは腕にヘッド・バッドを入れると腕を回転させて倒す。
  腕にニーを落としサブミッション。
  KENTAがロープに脚をかける。
  腕を蹴りつける。
  起き上がったKENTAの腕にヘッド・バッド。
  KENTAが顔に張り手を打てばナイジェルが腕にヘッド・バッド。
  ダウンしたKENTAを起こすと腕を持ち上げてのスープレックス。
  カバーするもカウント2。
  カバーするもカウント2。
  アーム・ロック+チン・ロック。
  KENTAは起き上がるとバック・エルボーからロープに走る。
  ナイジェルがカウンターでドロップ・キックを入れカバー。カウント2。
  腕にニーを落とす。
  顔に手を当てる。
  ひっくり返すと体をそらしての変形バタフライ・ロックへ。
  KENTAが逃れて脚を取ろうとする。
  ナイジェルが蹴り飛ばして逃れる。
  KENTAがフォア・アームズを打てばナイジェルが腕にヘッド・バッド。
  ナイジェルがKENTAをロープに振る。
  KENTAがクローズライン。
  クローズライン。
  ブレーン・バスターを決める。
  ダイビング・クローズラインを決めカバー。
  カウント2で返されるやハンマー・ロック。
  ナイジェルがロープを掴む。
  ナイジェルの腕に蹴りを叩き込むとコーナーに振り突進。
  ナイジェルは避けると背中を蹴りつけ胸にラリアットを振り下ろす。
  腕が痛む。
  KENTAをコーナーに乗せるとタワー・オブ・ロンドンを狙う。
  降りられるもバック・エルボー。
  反対のコーナーに走るとランニング・アッパーカートを狙う。
  KENTAがカウンターでビッグ・ブーツ。
  耐えて突進してきたナイジェルにパワー・スラム。
  ナイジェルをコーナーに乗せるとスーパープレックスを狙う。
  耐えるナイジェルの顔に張り手。
  トップ・ロープからのスーパープレックスを狙う。
  ナイジェルが殴りつけKENTAをロープを跨がせる形で落とす。
  ダイビング・ラリアットへ。
  KENTAは避けてエプロンに着地。
  フォア・アームズからスプリングボードを狙う。
  ナイジェルがヘッド・バッドで落とす。
  KENTAを起こすとフェンスにぶつける。
  カウントをカットするとランニング・ラリアットへ。
  KENTAは避けてフェンスにぶつけるとビッグ・ブーツでフェンスの外へ。
  胸を蹴りつけフェンスに干すと後頭部めがけダイビング・ダブル・ストンプ。
  リングに戻る。
  カウント16でナイジェルがリングに戻る。
  KENTAがスプリングボード式ドロップ・キック。
  コーナーへのビッグ・ブーツ。
  もう1発。
  ダウンした所を顔にドロップ・キック。
  フィッシャーマンズ・スープレックスを決めカバー。カウント2。
  コンボからブサイクへの膝蹴りを狙うべくロープに走る。
  カウンターのラリアットを避けてブサイクへの膝蹴り。
  カバーするもカウント2。
  G2Sを狙う。
  ナイジェルがエルボーで抵抗し逃れる。
  KENTAの蹴りを利用してリバウンド・ラリアットへ。
  KENTAは避けるとスクール・ボーイを狙う。
  ナイジェルが潰す。
  丸め込みの応酬。
  ナイジェルがロンドン・ダンジョンまで持っていく。
  KENTAがロープに脚をかける。
  ナイジェルはタワー・オブ・ロンドンを決めカバー。カウント2。
  もう1発狙う。
  耐えるKENTAにフォア・アームズを決めるとスーパープレックスを狙う。
  KENTAがパンチを打ち込んで防ぎサンセット・フリップ・パワー・ボムを狙う。
  ナイジェルが耐え腕を蹴りつける事で逃れる。
  KENTAが跳躍してコーナーに飛びのり雪崩式ファルコン・アロー。カウントは2。
  G2Sを狙う。
  ナイジェルが逃れてブレーン・バスターを狙う。
  KENTAが後ろに着地しジャーマン。カウントは2。
  ロープにもたれたナイジェルの背中にニー・ストライク。
  ロープを往復する。
  ナイジェルがカウンターでビッグ・ブーツ。
  KENTAは耐えるとローリング・ラリアット。
  ナイジェルがそれを利用してリバウンド・ラリアットへ。
  KENTAが担ぎあげてG2S。
  カバーするもカウント3寸前でナイジェルの脚がロープにかかる。
  ナイジェルがエプロンに転がり出る。
  KENTAは追うとブレーン・バスターを狙う。
  ナイジェルは耐えるとKENTAをコーナーに乗せる。
  そしてエプロンへのタワー・オブ・ロンドン。
  カウント19で両者リングに戻る。
  両者コーナーから突進。
  KENTAがビッグ・ブーツ。
  ナイジェルはコーナーにもたれるもバック・エルボー。
  三点倒立へ。
  KENTAはビッグ・ブーツを入れ担ぐ。
  G2Sへ。
  ナイジェルはガードするとリバウンド・ラリアットへ。
  避けられるも担いでG2S。
  カバーするもカウントは2。
  ロンドン・ダンジョンを決める。
  中央に戻して決めなおそうとする。
  KENTAが丸め込む。カウントは2。
  ナイジェルはKENTAの腕を回転させて倒す。
  ロンドン・ダンジョンへ。
  その動きを利用してKENTAがナイジェルを担ぐ。
  ナイジェルが逃れてアーム・バー・テイクダウン。
  ロンドン・ダンジョンを決める。
  ニーをKENTAに押し当てKENTAの体を反らし上げる。
  KENTAがたまらずタップ・アウト!
  ナイジェルの防衛!
  


勝 敗付試合カード(勝者が赤字)
1
ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンスリェット・タイタス、ケニー・キング

ブレント・オルブライト対クラウディオ・カスタニョーリ(15分時間切れ→再開→DQ)

アダム・ピアース対ボビー・デンプシー

ジェリー・リン対マイク・クァッケンブッシュ

レボリューション・ルールズ:タイラー・ブラック、デリリウス、ネクロ・ブッチャー対ジミー・ジェイコブス、オースチン・エリーズ、ブロディ・リー

バイソン・スミス、ジミー・レイブ対ブライアン・ダニエルソン、コルト・カバナ

ディーロ・ブラウン対ジェイ・ブリスコ

タッグ王座戦、ノーDQケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対アメリカン・ウルヴス

ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対KENTA詳細

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