PPV
名 |
ROH:Rising Above 11/22/08 |
ベ
スト・マッチ |
アイ・クイット・マッチ:オースチン・エリーズ対ジ
ミー・ジェイコブス→詳細 ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエル ソン→詳細 |
グッ
ド・マッチ |
なし |
雑
感 |
約2時間45分です。 @タッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ (ch)対ブリスコ・ブラザーズ スティーンネリコのマイク中に奇襲し、痛めた振りも見せる等 ブリスコズはヒール・プレイを展開するのですが 表現としては余り上手くないですね。 一方のスティーンネリコも今回の6分半のように 余り短いと魅力を発揮しにくいタッグですね。 単純にカードだけから考えると期待外れですが オープニングでありマークが怪我をしている事を考えるとこんな物でしょう。 平均レベル。 AShimmer王座戦:ミスチーフ(ch)対サラ・デル・レイ 長らく求めていたShimmerのまともなカードがようやく来ましたね。 嬉しい限り。 只男性に比べて絶対的に見劣りする殴り合いで始めて 途中までミスチーフの体の柔らかさが見所として先立ったのは不本意だったかなと思います。 その後は意外に分かっているな、と感心させられたと思うので次に期待ですね。 平均レベル。 B4コーナーズ・サバイバル:サイラス・ヤング対クラウディオ・カスタニョーリ対サミ・カリハン対アレックス・ペイン 厳しいカードでしたが 圧倒的格上のCCがからかわれたり暴れたりして 観客の反応を引き出したため良い雰囲気で 多少の粗は帳消しされましたよ。 少し悪い試合。 試合後CCがペインに椅子攻撃を試みようとするもアメドラが現れるや逃亡。 Cロデリック・ストロング、ブレント・オルブライト、エース・スティール対デイビー・リチャーズ、潮崎豪、クリス・ヒーロー 2年ぶりの参戦となるエースですが その間インディーの表舞台から消えていた訳で衰えが見えますね。 特にこれといったものもなく没個性的に 一般的な6人タッグの試合運びが見られた試合です。 リチャーズとストロングの間の意識が 最後に少しだけしか見られなかったのは残念ですね。 平均より少し上。 Dアイ・クイット・マッチ:オースチン・エリーズ対ジ ミー・ジェイコブス→詳細 それは人間が存在する限り永遠に続く『感情』なのだ…… その感情の名を……『憎しみ』あるいは……『オディオ』というッ!! ・・・ さてゲーム「LIVE A LIVE」からの引用で始めさせて頂きましたが このように憎しみというのは古今東西戦いの原動力として 普遍的なテーマとして扱われてきました。 しかし、その破壊的性質故に形にするのは難しく凡試合になる事もしばし。 そんな中これは例外的成功を収めました。 ぼろぼろになってからの爆発力のある羊と カリスマ・テクニック・ハードコア力の3拍子が揃ったジェイコブスが融合。 テーブル、鎖、釘等をテクニカルな構成要素に使い 全編乱戦でここまで展開させていったのは素晴らしいというしかありません。 またその表現もまた面白い。 レイシーは恋人を心配する善き女として現れ 恋人が堕ちるのを見て笑みを浮かべる悪き女として去る。 ダーク・サイドに魅入られた羊は後にヒールへと変貌する。 まさにドラマティック。 ぎりぎりベスト・マッチです。 EROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエルソン→詳細 アメドラはもはやサブミッション・マスターですね。 この1年でその使い方も見せ方も頂点にたどり着いている。 そんなアメドラが腕攻めを選択し ナイジェルは代わりに脚攻めを使用します(前日にCCがアメドラの脚を攻撃している)。 いつもの腕攻めとは違うので多少リズム感は劣っているものの 同じ方法論でやっているので当然のごとく序盤は最高レベルになりました。 またこの脚攻め含めいつもの違う特別な雰囲気を作ろうというはっきりした意図もありましたね。 中盤はこの試合における数少ない改善点が見えるシーンでしょうか。 最近のアメドラの傾向として感覚が研ぎ澄まされた結果、 打と締でより細かい刻みが可能になったのだけれど 全体的な展望からすると中盤はもう少しゆったりと溜めを作って 爆発のための素地を作っても良いはず。 今回は場外カウントアウト・スポットがその役割を担っていましたが (助けに来たのが練習生のペインだったのは?ですけれども特に重要でもないのでスルー) 使うにしてもそのスポットの前後の繋ぎはもっと上手くできると思うんですね。 全体的思考が瞬間的思考に追いつかず アンバランスになっている印象を受けます。 それでも面白くなっているので全体から見ると欠点とも言えませんけどね。 終盤は全体とつながりもあるし素晴らしかったと思いますね。 ナイジェルは序盤以降も中盤の支配シーン、この終盤と 脚攻めを引き続き踏まえていて重厚感を生み出していますし 一進一退の攻防だけでなく 王座交代劇にしか使わないような特別な攻防もある。 最初にも言いましたがアメドラのここらへんの表現は素晴らしいですよ。 1つケチをつけるならこの試合全体を通して 王座交代します、って言い過ぎです。 結局ナイジェルの王座防衛って予想外の結果が待ち構えているんだけど ここまでやられたらもう神話における予言みたいなもので 絶対に実現しないとオチない領域になっています。 これでは「まさか!」ではなく「えぇ〜!?」って言ってしまいますよ。 そのため後味は名勝負の割りにそこまで良くありませんね。 MOTNにしてMOTY候補です。 ぎりぎりベスト・マッチ。 @デリリウス対リェット・タイタス AとBの間で行われた試合。 タイタスはROHに定着するも 粗さが出て試合でインパクトを残せていませんでしたが 今回はそれなりに落ち着いてこなしていましたね。 それぞれが役割をこなした、悪くない試合。 Aサモア・ジョー対タイラー・ブラック→詳細 2度と会わないかもしれないので全力を尽くす、ではなく 特別試合という名前の通り楽しもう、という方ですね。 ジョーは久しぶりの参戦という事で軽い迷いが見られ それぞれが一方的に出し合った上でクロスさせる形になっているので必然といえば必然。 そうなると雰囲気に期待してしまうのですが 流石にあの2試合の後では観客も疲れていて 入場やオレ・キックを除けば思ったほど盛り上がりませんでした。 中々良い試合。 総評。 アンダーカードは普通ながら MOTYCが2試合も収録され、更にはジョー対タイラーまである、とんでもない大会です。 只ジョー対タイラーを収録したら駄目でしょう。 Escalationの特典についていたのは何だったの? |
DVD Rating |
★★★★☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
タッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対ブリスコ・ブラザーズ |
2 |
Shimmer王座戦:ミスチーフ(ch)対サラ・デル・レイ |
3 |
4コーナーズ・サバイバル:サ イラス・ヤング対クラウディオ・カスタニョーリ対サミ・カリハン対アレックス・ペイン |
4 |
ロデリック・ストロング、ブレント・オルブライト、エース・スティール対デイビー・リチャー ズ、潮崎豪、クリス・ヒーロー |
5 |
アイ・クイット・マッチ:オー スチン・エリーズ対ジミー・ジェイコブス→詳細 |
6 |
ROH王座戦:ナイジェル・ マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
1 |
デリリウス対リェット・タイタ ス |
2 |
サ モア・ジョー対タイラー・ブラック→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
タッグ王座戦:ケ ビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対ブリスコ・ブラザーズ |
2 |
Shimmer王座戦:ミスチーフ(ch)対サラ・デル・レイ |
3 |
4コーナーズ・サバイバル:サ イラス・ヤング対クラウディオ・カスタニョーリ対サミ・カリ ハン対アレックス・ペイン |
4 |
ロデリック・ストロング、ブレント・オルブライト、エース・スティール対デイビー・リチャーズ、潮崎豪、クリス・ヒーロー |
5 |
アイ・クイット・マッチ:オースチン・エリーズ対ジミー・ジェイコブス→詳細 |
6 |
ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
1 |
デリリウス対リェット・タイタス |
2 |
サモア・ジョー対タイラー・ブラック→詳細 |