ROH 08年のレ ビューに戻る TOPに戻る

PPV 名
ROH:Glory by Honor VII 9/20/08
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
GHCJr王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)対中嶋勝彦詳細
雑 感
約3時間35分です。

@ケニー・キング対ジェリー・リン
 若手のキングよりリンの方が良いムーブを見せるんだから恐れいったよね。
 キングはまだシングルとしては足りないものの
 攻防が多めの構成にした事と会場がECWアリーナという事から
 オープニングとしての役割は十分に果たしました。
 悪くない試合。

ANWA王座戦:ブレント・オルブライト(ch)対アダム・ピアース
 魔法は12時を過ぎたら解けるもの・・・
 前回のようなドラマティック・バトルにはなりませんでした。
 そもそも強いベビーが王者ってのは前ほど燃えませんものね。
 しかし相変わらず相性は良いんですよ。
 深いレベルではありませんが噛み合って
 ヒール・ワークは大きな効果を発揮しているし
 終盤の攻防も面白かった。
 平均的な良試合です。

BFIP王座戦:潮崎豪(ch)対ケビン・スティーン

 それぞれ肉弾的な部分と
 コミカルなものや脚攻めといった部分を混合させて試合を構築。
 まあまあ良い試合だったのだけれど
 どっちが王者に見えたかというとスティーンなんだよね。
 潮崎は色々やっているのだけれど
 まとまっていなくて悩みから来ているのが見えてしまう。
 しかしこれで良いんでしょう。
 悩み、解決しようと実際に行動に移してこそ
 その糸口は見出せるものだからね。
 試合後ナイジェルが襲撃しタッグ王座挑戦を表明。

C
GHCJr王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)対中嶋勝彦詳細
 うん、中嶋は根幹部分における素晴らしいセンスを持っていますね。
 おそらく意識していないと思いますが
 そのロープやコーナーの使い方は上手く、
 またそのバランス感覚に優れているので
 技数が少なくても立派に試合を構築していますね。
 
日本のジュニアという枠に収まっていて至らない面もありますけど
 それはアメドラが完全に補完しています。
 WXWヒール時に代表される見せ方への深い洞察。
 ロメロ・スペシャルを決める前に会場を見回したシーンは痺れるし
 ジャーマンにいくのにアンクル・ロックでつないだのには唸らされる。
 また直接使わなくとも脚のダメージを最後まで意識させ移入度を高めたのも見事です。

 後書き記しておくべき事は中嶋の知名度の低さ故
 必殺技の攻防ができなかったのが惜しいという事ぐらいかな。

 文句なしにグッド・マッチです。
 中嶋には今後も継続的な参戦を期待したいですね。

Dエリック・スティーブンス対リェット・タイタス

 なんて事のない3分ほどの試合なんだけど
 アクシデントからスティーブンスが鼻血を出すんですね。
 これが熱気を呼びこみ、最後に決めた時のスティーブンスの姿が妙に格好良かったんですよ。
 試合後スウィニーがスティーブンスを勧誘し契約書を指し出します。
 スティーブンスはサインすると見せかけ鼻血を拭います。
 これに怒ったS&Sが雪崩込みスティーブンスをリンチ。
 ストロング、VSが現れそのまま次の試合へ。

Eロデリック・ストロング、ヴァルチャー・スクワッド対 クリス・ヒーロー、エディ・エドワーズ、シェイン・ハガドーン
 それぞれのチーム・バランスと連携に代表される色。
 この2つが非常に明確なため
 決して素晴らしい試合にならずとも
 確実に一定のクオリティになってくる。
 大会全体で見るとこういうのは良い仕事をしてますよね。
 まあまあ良い試合です。

F佐々木健介対クラウディオ・カスタニョーリ
 中嶋のおまけの人の試合ですが
 アメリカではこれぐらいの体格の人は結構いる訳で
 迫力あるとは受け取られず観客は微妙な盛り上がり。
 CCが前半サブミッションを使いまくっていたせいもありますけどね。
 しかしこの程度なら全然期待外れじゃありません。
 先のストロング戦より断然ましですよ。
 平均レベル。

GROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対エル・ジェネリコ
 ナイジェルは腕攻めの支配から
 ロンドン・ダンジョン、タワー&ラリアット、
 ついでにベルト攻撃を狙ったりと
 今回は珍しくノン・スタイルを取っていますね。
 ここでノン・スタイルと言ったのがポイント。
 なぜ全力ファイトといわないかといいますと
 ジェネリコが最初から最後まで反撃狙いなんですね。
 こういう新人対ベテランかのような
 不自然な立ち位置でされると当然移入しにくくなり
 クオリティこそあるものの不満の残る内容になってしまいました。
 中々良い試合。

Hスティール・ケージ・ウォーフェア:ブリスコ・ブラザーズ、オースチ ン・エリーズ対タイラー・ブラック、ジミー・ジェイコブス、デリリウス対ネクロ・ブッチャー
 ジェイコブス、エリーズ、ネクロと役者となるべき3人が4人目で揃うという入場順。
 ワイルド・カードのネクロが最初に敗退、エリーズがその次という退場順。
 只でさえ私はこういうウォー・ゲームス系、
 躍動感の無い乱闘のどこが面白いのか分からないってのに
 これではとても良いなんて言えませんね。
 マークのケージ上からのダイブや
 椅子、テーブルの追加もありましたけれど
 それがどうしたというんでしょう。
 平均レベル。


総評。
 無駄に豪華なカードが焦点をぼかせ
 外した印象の残る大会ですね。
 只そんな中Cで行われた一戦は素晴らしく
 これだけで手に入れる価値はありますよ。

DVD Rating
★☆☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ケニー・キング対ジェリー・リン

NWA王座戦:ブレント・オルブライト(ch)対アダム・ピアース

FIP王座戦:潮崎豪(ch)対ケビン・スティーン

GHCJr王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)対中嶋勝彦詳細

エ リック・スティーブンス対リェット・タイタス

ロ デリック・ストロング、ヴァルチャー・スクワッド対クリス・ヒーロー、エディ・エドワーズ、シェイン・ハガドーン

佐 々木健介対クラウディオ・カスタニョーリ

ROH王座戦:ナイジェル・ マッギネス(ch)対エル・ジェネリコ

スティール・ケージ・ウォーフェア:ブリスコ・ブラザーズ、オースチン・エリーズ対タイラー・ ブラック、ジミー・ジェイコブス、デリリウス対ネクロ・ブッチャー


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 GHCJr王座戦:ブライアン・ダニエル ソン(ch)対中嶋勝彦

  中嶋がロープに押し込みハイ・キックを放つも避けられる。
  力比べ。
  アメドラが押し込み上にのるも中嶋のブリッジは崩れない。
  ならばと不意を突きアーム・バーを狙う。
  中嶋はロックして防ぐとフロント・ヘッド・ロック。
  アメドラが逃れ仕切り直し。
  腕の取り合い。
  アメドラが股下を通り尻を蹴り飛ばす。
  中嶋が組むと見せかけハイ・キック。
  アメドラと距離を詰め蹴りつける。
  アメドラが中嶋の腕を取り腕折り。
  腕を攻める。
  中嶋がロープに脚をかける。
  アメドラは距離を詰めるとアッパーカート。
  中嶋がハイ・キック。
  アメドラがアッパーカート。
  腕折りからハンマー・ロックに捕らえる。
  バタフライ・ロックのように踏みつけカバーの状態へ。カウント2。
  アメドラがバックを取る。
  ロープに逃げた中嶋の腕をロープに絡める。
  離れると脚を取り倒す。
  ロメロ・スペシャルを決める。
  中嶋の脚がロープにかかる。
  アメドラはHey,hey,heyと言うも後は続けない。
  中嶋にアッパー・カート。
  コーナーに振り突進。
  中嶋はカウンターで蹴りを入れるとセカンド・ロープからドロップ・キックへ。
  アメドラは避けて自爆させるとロープに走る。
  クローズラインへ。
  中嶋は避けると延髄切り。
  コーナーに振りフォア・アームズ。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  殴りつけコーナーに振る。
  アメドラはムーンサルトで裏に回るとロープに走りエルボー。
  場外に出た中嶋にスライディング・キックを決める。
  フェンスの外に出すとスプリングボード式ボディ・アタック。
  リングに戻すとミサイル・キック。
  中嶋を起こすとコーナーに振りエルボーへ。
  中嶋は避けるとハイ・キック。
  背中を蹴りつけようと三角跳びへ。
  アメドラが押し飛ばす。
  中嶋はエプロンに着地するとニーを受け止めロープへのドラゴン・スクリュー。
  場外に出すとニー・クラッシャー。
  エプロンにぶつける。
  エプロンから場外のアメドラを蹴りつける。
  リングに戻しレッグ・ロック。
  ターン・バックルにぶつける。
  ロープに脚を絡める。
  そしてドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  レッグ・ロック。
  同時にフロント・ヘッド・ロック。
  アメドラが何とかヘッド・ロックを外しロープを掴む。
  中嶋が後頭部にエルボー。
  ロー・キック。
  ロー・キック。
  ロープに走る。
  アメドラがカウンターでキッチン・シンク。
  アッパーカート。
  アッパーカートを何発も打ち込んでいく。
  バタフライ・スープレックスからアーム・バー。
  中嶋がロープに脚をかける。
  ロープに走りクローズラインへ。
  中嶋はカウンターで腕にビッグ・ブーツを決めるとスーパー・キック。
  アメドラが耐えクローズラインへ。
  中嶋は避けるとDDTに持っていく。
  カバーするもカウントは2。
  胸に背中にハイ・キックを叩き込んでいく。
  ロープに走りフライング・ビッグ・ブーツへ。
  アメドラは避けるとジャーマン。カウント2。
  バック・ドロップを狙う。
  中嶋は着地するとスピン・キック。
  三角跳びで背中を蹴りつける。
  サイトウ・スープレックス。
  アメドラが起き上がりバック・ドロップ。
  中嶋が起き上がりジャーマンへ。
  アメドラは着地。
  脚が痛むも耐えて中嶋にニー・ストライク。
  両者ダウン。
  アメドラがアッパーカート。
  中嶋が張り手。
  両者吼える。
  中嶋が払い蹴り。
  起こすとスピン・キック。
  蹴りを振り下ろし胸に蹴り。
  ロープに走る。
  アメドラがカウンターでバック・ブリーカーを決めるも脚が痛む。
  それでも蹴りを放つ。
  中嶋は受け止めるとドラゴン・スクリュー。
  側頭部を蹴るとアンクル・ロックに捕らえる。
  脚を絡めグラウンドに持ち込む。
  アメドラが何とかロープを掴みエプロンに転がり出る。
  中嶋はアメドラを起こそうとする。
  アメドラがフォア・アームズを浴びせショルダー・ブロック。
  コーナー上へ。
  中嶋がスピン・キックで落とす。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウントは2。
  ジャーマンを決めるもカウントは2。
  胸に蹴りを放つ。
  もう1発。
  3発。
  吼えて4発目。
  レフェリーがダウン・カウントを数える。
  アメドラはカウント8で起き上がる。 
  中嶋がロープに走り蹴りを放つ。
  アメドラは受け止めるとインサイド・クレイドル。
  中嶋がカウント2で返し蹴りを放つ。
  アメドラは受け止めるとアンクル・ロックで体勢を変えジャーマン。
  両手を取り頭部を踏みまくる。
  トライアングル・チョークに捕らえる。
  中嶋がロープに脚をかける。
  アメドラは中嶋をコーナーに乗せ雪崩式バック・ドロップを狙う。
  抵抗してきた中嶋を逆さ吊りにすると蹴りを入れる。
  頭部にドロップ・キック。
  コーナー上に戻すと雪崩式バック・ドロップ。
  カバーするもカウントは2。
  キャトル・ミューティレーションを狙う。
  中嶋が同方向に跳びカバーの状態へ。
  アメドラはカウント2で返すとロックを離さず起こす。
  エルボー連打で崩れさせる。
  起こすとタイガー・スープレックス。
  カウント2で返されるもキャトル・ミューティレーションを決め1,2,3!
  アメドラの防衛!




勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

ケニー・キング対ジェ リー・リン

NWA王座戦:ブレント・オルブライト(ch)対アダム・ピアース(新チャンピオン!)

FIP王座戦:潮 崎豪(ch)対ケビン・スティーン

GHCJr王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)対中嶋勝彦詳細

エリック・スティーブンス対リェット・タイタス

ロ デリック・ストロング、ヴァルチャー・スクワッド対クリス・ヒーロー、エ ディ・エドワーズ、シェイン・ハガドーン

佐々木健介対クラウディオ・カスタニョーリ

ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対エル・ジェネリコ

スティール・ケージ・ウォーフェア:ブリスコ・ブラザーズ、オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック、ジ ミー・ジェイコブス、デリリウス対ネクロ・ブッチャー

ROH 08年のレ ビューに戻る TOPに戻る