PPV 名 |
ROH:Final Battle 12/27/08 |
ベ スト・マッチ |
なし |
グッ ド・マッチ |
#1コンテンダーズ・マッチ:オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック→詳細 ファイト・ウィズアウト・オナー:森嶋猛対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
雑 感 |
1枚約3時間10分です。 @クラウディオ・カスタニョーリ対ケニー・オメガ やりたい事が異なる中でコンプライアンスができないまま すり合わせを行った感じです。 オープニングで試合時間も短いので仕方ないか。 悪くない試合。 A4コーナー・サバイバル:ネクロ・ブッチャー対クリス・ヒーロー対ジェリー・リン対リェット・タイタス ヒーローが小物扱いなのが釈然としませんけれども タイタスと2人で(共闘はしない)執拗に介入を行いかき乱す事で 良い感じにカオスな空間を生み出しました。 リンは良く知るヒーロー相手にムーブを繰り出し ネクロはタイタスをしばいて、と全員輝いていましたね。 この形式ならではです。 平均より少し上。 試合後ジェイコブス、デリリウスがネクロを襲撃。 それを助けようとスティーンネリコが現れ次の試合へ。 Bタッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対ジミー・ジェイコブス、デリリウス スティーンへの脚攻めの孤立はしっかりできているし、 その脚へのダメージを弱点ではなく攻めの足枷として 組み合わせた終盤の見せ方はスティーンネリコならでは。 只デリリウスは迷いがファイトに出すぎていますね。 丁度ベビーに戻りかけな時期ですがひどいので誤魔化しきれていません。 ベビーに戻った時にやっていけるのか心配です。 まあまあ良い試合。 試合後ジェイコブスはデリリウスを厳しく責めて去って行く。 Cストリート・ファイト:ブレント・オルブライト、ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス対アメリカン・ウルヴス、潮崎豪 20カウント制以降、久々に純度の高いラフ・ファイトから入り リングではこれでもかと技の打ち合い。 大いに盛り上がりましたが テーブルへのジャーマンというビッグ・スポットで 一時戦線離脱したスティーブンスの戻り方を しっかり考えていればより上を目指せました。 まあまあ良い試合。 D佐々木健介、中嶋勝彦対ブリスコ・ブラザーズ 中嶋が中心になって試合を作っていましたね。 健介もヘビー級という事をアピールしなかったため 上手くコントロールされた状況で暴れる事ができました。 一方のブリスコズはマークの状態が悪いので 多彩な連携も影を潜めワン・オブ・ゼム程度の働きでした。 まあまあ良い試合。 試合後ウルヴスがブリスコズを襲撃。 スティーンネリコ、オルブライトらが現れ追い払う。 オルブライトがケージでの決着戦をアピールし了承される。 E#1コンテンダーズ・マッチ:オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック→詳細 エリーズの不遜な立ち振る舞いが素晴らしいです。 試合後の衝撃ヒール・ターンの前振りとして通用するし 何よりエリーズがヒールとしてあるべき姿がここにありました。 試合もこれまで何度となく戦ったのに好勝負にならなかったのが信じられないぐらい お互いの躍動感ある動きが見事に交差する、素晴らしい内容です。 得意技関連の見せ場も的確且つ素晴らしく、その度にボルテージが上がって行きましたね。 ついでにその絶妙な均衡はタイラーのベビー・ターンへの前振りとしてもぴったり。 これは文句なしにグッド・マッチですね。 試合後ジェイコブスがタイラーを責め襲いかります。 エリーズが現れ助けるかと思いきやタイラーを襲撃しヒール・ターン。 FROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対丸藤正道→詳細 丸藤は前日同様冴えているようで 観客を挑発してロープから顔を出したナイジェルに場外からドロップ・キックなど 得意の攻防で魅せています。 ナイジェルも執拗なクラバートや中盤の腕攻めによる支配で興味深い物を生み出しています。 しかし相手が丸藤という事で、腕攻めを引きずらず終盤をToL、ラリアット系のみで構成した結果 既視感のスパイラルに取り込まれました。 前回のように順番通り並べず 深く探ろうという試みは買いますが、それが上記の点を助長させた事は否めません。 いつもながらROHでの丸藤は1サムシング足りない。 グッド・マッチに少し届かず。 Gファイト・ウィズアウト・オナー:森嶋猛対ブライアン・ダニエルソン→詳細 アメドラが急襲から観客席へのダイブに持って行き 丁度Final Countdownでポーズを取ったのは名シーンといえるでしょう。 只その後リングに戻る前に1秒でも早く森嶋に反撃させたかった。 森嶋の怪物性が失われつつあって迷いがあるのはお分かりの通りですからね。 リングに戻りエプロンに出てからようやく反撃です。 ここから森嶋が再び輝きを取り戻し始めます。 振り払うような形で繰り出すハンマーやクローズライン系など森嶋自身も良い動きを見せましたし 何よりアメドラが大量流血して見事に振る舞いましたからね。 怪物対英雄の構図で素晴らしく揺さぶってきました。 終盤なんて最終決着にふさわしい壮絶な攻防。 只ファイト・ウィズアウト・オナーという事で加わった チェーンがいまいちしっくりこなかったですね。 チェーンにより後ろ手で縛るのは素晴らしかったのですけれど そのアイデアだけで見切り発車してしまったように思います。 Manhattan Mayhemの一戦には及ばないものの文句なしにグッド・マッチ。 08年最後の試合にふさわしい内容です。 試合後アメドラはマイクを取り締めの挨拶をして終了。 総評。 前半はそこそこの内容ながら 後半のクオリティの高さは圧巻でROH以外には不可能でしょう。 素晴らしい大会でした。 (執筆日:4/24/09) |
DVD Rating |
★★★★☆ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
クラウディオ・カスタニョーリ対ケニー・オメガ |
2 |
4コーナー・サバイバル:ネクロ・ブッチャー対クリス・ヒーロー対ジェリー・リン対リェット・タイタス |
3 |
タッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対ジミー・ジェイコブス、デリリウス |
4 |
ストリート・ファイト:ブレント・オルブライト、ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス対アメリカン・ウルヴス、潮崎豪 |
5 |
佐々木健介、中嶋勝彦対ブリスコ・ブラザーズ |
6 |
#1コンテンダーズ・マッチ:オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック→詳細 |
7 |
ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対丸藤正道→詳細 |
8 |
ファイト・ウィズアウト・オナー:森嶋猛対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
クラウディオ・カスタニョーリ対ケニー・オメガ |
2 |
4コーナー・サバイバル:ネクロ・ブッチャー対クリス・ヒーロー対ジェリー・リン対リェット・タイタス |
3 |
タッグ王座戦:ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ(ch)対ジミー・ジェイコブス、デリリウス |
4 |
ストリート・ファイト:ブレント・オルブライト、ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス対アメリカン・ウルヴス、潮崎豪 |
5 |
佐々木健介、中嶋勝彦対ブリスコ・ブラザーズ |
6 |
#1コンテンダーズ・マッチ:オースチン・エリーズ対タイラー・ブラック→詳細 |
7 |
ROH王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対丸藤正道→詳細 |
8 |
ファイト・ウィズアウト・オナー:森嶋猛対ブライアン・ダニエルソン→詳細 |