PPV
名 |
ROH:Death before Dishonor 8/2/08 |
ベ スト・マッチ |
NWA王座戦:アダム・ピアー ス(ch)対ブレント・オルブライト→詳細 |
グッ
ド・マッチ |
ケビン・スティーン、 エル・
ジェネリコ対モーター・シティ・マシン・ガンズ→詳細 ROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエルソン対タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタ ニョーリ→詳細 |
雑 感 |
約3時間10分です。 @ブリスコ・ブラザーズ対ジグソウ、ラッカス まだ本調子ではないという事で前日と同じく調整を。 相手が見栄えの良い技を持っているだけに よりオープニングとして通用する内容になっています。 只6分はちょっと短すぎる。 平均レベル。 Aクリス・ヒーロー対デリリウス 力の差を独自のペースで翻弄しようとする内容で それが良い感じに演じられているのが今のデリリウスの悲しい所。 悪くない試合。 Bロデリック・ストロング対エディ・エドワーズ ストロングは使う技やスタイルがオーソドックスなので 新人が自らの力を伸び伸びと発揮する事ができますね。 平均より少し上。 CNWA王座戦:アダム・ピアー ス(ch)対ブレント・オルブライト→詳細 古典的ヒールとしての素材の良さは持っていたピアース。 21世紀プロレスの色濃いインディーでは 中々その才能を発揮する機会に恵まれなかったのだけれども 元OVWのオルブライトという絶好の相手を得て生涯最高の一戦を成し遂げました。 ベビー対ヒールという単純にして強大なメカニズムが ピアースから、オルブライトから、観客から ポテンシャル最大量の反応を引き出し それが流血やテーブル、乱入等の多段階ギアにより 最後まで理想的なラインを描いたんですね。 この夜、使い回されて薄汚れたNWAの代紋は 短い時間でしたが、かつての黄金の輝きを取り戻したのでした。 ぎりぎりベスト・マッチです。 ROH掲示板でMatch of the Yearではないか、という議論が起こったのも納得ですね。 デリリウスがヘイズをリングに呼びデートに誘う。 そこにタイタスが現れ俺はデイジーと寝たのだ、と言ってロング・タイツを脱ぐと パンツにデイジーの顔が描かれており腰を振る。 (まるでルード。キャラは魅力的なんだけどなぁ。) デリリウスがタイタスを追い出し改めて申し込むも デイジーは友達のままでいたい、と答える。 Dオースチン・エリーズ対ジミー・ジェイコブス対ネクロ・ブッチャー 実質的にエリーズ対ジェイコブス、ネクロのハンデ戦なので 余り面白くは無いのですけれども 最後にネクロの離反(中々上手く演出しています)という ストーリー上大きなターニング・ポイントが待っていて大いに盛り上がりました。 平均より少し上。 E塩崎豪対丸藤正道 純Noah対決。 まずは同団体の強みを活かした素早い攻防で掴みます。 その後やや失速するも(身についていたらヒール要素が使えたんだけど・・・)乗り切ります。 後半からは格の差を見せて 多彩なオリジナル・ムーブで追い込む丸藤に 驚異の粘りを見せチョップ一徹で反撃を狙う塩崎という対比的な構図に。 個人的にはこの構図に余り入れ込めず 逆に塩崎の足りない部分が目につく結果になったのだけれど それでもこれはグッド・マッチに届かずの中々良い試合でしたよ。 Fケビン・スティーン、エル・ ジェネリコ対モーター・シティ・マシン・ガンズ→詳細 相変わらずスティーンネリコは 既にあるスポットを非常にセンス良く使用しますね。 MCMGも高レベル安定で素晴らしい連携を見せます。 終盤、権利があやふやになるシーンがあり そこでエネルギーが発散したけれども それ以外は完成された状態でぎりぎりグッド・マッチです。 只逆に言えばこの完成度でこのクオリティというのは MCMGの他のカードと比べやや予想を下回りましたね。 GROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエルソン対タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタ ニョーリ→詳細 6通りの組み合わせの内4通り以上で 客を呼び込めるという豪華なカードが今夜のメイン・イベント。 起。 4コーナー・マッチ。 弱っている相手には威勢よく飛び出し、反撃されるとすぐ逃げるという、 ヘタレ・キャラを持つナイジェルが中心となり 他の3人は1回も自らタッチしないという尖った内容です。 承。 4ウェイ。 場外ダウンしている選手と入れ替わりながら1対1で進め 要所では4人が入り乱れて攻防を繰り広げます。 転。 ストーリー。 ROH退団の噂もあったCCがヒール・ターンというサプライズでフォールを奪ったアメドラを道連れに。 結。 シングル。 Take No Prisonerで実績のあるナイジェル対タイラーで締めくくります。 タイラーの成長によりナイジェルを追い込むシーンが追加されていますし 粘るシーンもより説得力を帯びています。 非常に盛り上がった素晴らしいシーンです。 総合すると文句なしにグッド・マッチ。 ビッグ・イベントにふさわしいメインでした・・・ で終えたい所ですが敢えて注文をつけたい。 それはこの試合がそれぞれの要素の良い所取りして くっつけた安全策に過ぎないって事。 この素晴らしい攻防と緩急のついた試合運びは (それ故起承のルールが合致しないのは問題ではない) 誰でもできる物ではないけれども、その高みにいるからこそ挑戦して欲しいなと思うのですよ。 せめて起承を4コーナーか4ウェイで統一してチャレンジしてくれていたら。 このためにベスト・マッチと言うには躊躇してしまいますね。 総評。 Supercard of Honorや6th Anniversary Showに 比類する素晴らしい大会です。 今年の最優秀大会はROHが独占か? (執筆日:11/2/08) |
DVD Rating |
★★★★★ |
試合カード |
勝敗付はこちら |
1 |
ブリスコ・ブラザーズ対ジグソウ、ラッカス |
2 |
クリス・ヒーロー対デリリウス |
3 |
ロデリック・ストロング対エディ・エドワーズ |
4 |
NWA王座戦:アダム・ピアー ス(ch)対ブレント・オルブライト→詳細 |
5 |
オースチン・エリーズ対ジミー・ジェイコブス対ネクロ・ブッチャー |
6 |
塩 崎豪対丸藤正道 |
7 |
ケビン・スティーン、エル・ ジェネリコ対モーター・シティ・マシン・ガンズ→詳細 |
8 |
ROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス(ch)対ブライアン・ダニエルソン対タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタ ニョーリ→詳細 |
勝 敗付試合カード(勝者が赤字) |
1 |
ブリスコ・ブラ ザーズ対ジグソウ、ラッカス |
2 |
クリス・ヒー ロー対デリリウス |
3 |
ロデリック・ス トロング対エディ・エドワーズ |
4 |
NWA王座戦:アダム・ピアー ス(ch)対ブレント・オルブライト(新チャンピオン!)→詳細 |
5 |
オースチン・エ リーズ対ジミー・ジェイコブス対ネクロ・ブッチャー |
6 |
塩 崎豪対丸藤正道 |
7 |
ケビン・スティーン、エル・ ジェネリコ対モーター・シティ・マシン・ガンズ→詳細 |
8 |
ROH 王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ナイジェル・マッギネス (ch)対ブライアン・ダニエルソン対タイラー・ブラック対クラウディオ・カスタニョーリ→詳細 |