ROH 07年のレ ビューに戻る TOPに戻る

PPV 名
ROH:Manhattan Mayhem II 8/25/07
ベ スト・マッチ
ROH王座戦:森嶋猛(ch)対ブライアン・ダニエルソン→詳 細
グッ ド・マッチ
タッグ王座戦、3本勝負:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対ケビン・スティーン、エル・ジェネリ コ→詳 細
雑 感

@マット・クロス、エリック・スティーブンス対マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ
 スピード、テンポ、
 Chikaraらしい面白い攻防と申し分無し。
 普通のタッグ要素は欠けていて
 エキシビション気味だが
 素晴らしいオープニング。
 平均的な良試合。
 
Aジミー・ジェイコブス対ミッチ・フランクリン
 復帰したてのジェイコブスのための調整試合。

BBJウィットマー、アダム・ピアース、ブレント・オルブライト対ナイジェル・マッギネス、デリリウス、ペレ・プリモー
 良い感じにルールを無視して暴れ回りました。
 いっそスクランブル戦にしたら良かったのに。
 まあまあ良い試合。

 GbHにNoahが参戦するとのアナウンス。

Cデイビー・リチャーズ対PAC
 PACは飛び、着地ばっかり、
 リチャーズは初期のスタイルのハード・ヒッティングを思い起こしたかと思いきや
 投げを連発したりと
 両者滅茶苦茶な試合。
 余り評価できず平均より少し上程度だが
 その滅茶苦茶振りは楽しめる。

Dロデリック・ストロング対オースチン・エリーズ対ジャック・エヴァンス
 元GN軍最強決定戦はエヴァンスのユニット結成というアナウンスからスタート。
 夢のような対決にしては
 派手(テーブルも投入)、見栄えの良い技に走り
 スポット・フェストの色合いが強いのは残念。
 革新的なムーブも見られず
 最後もレフェリー気絶スポットからユニット乱入祭り(なぜかNRCは出てこなかったけれど)。
 しかし細部ではやはりそれぞれの上手さも光ります。
 平均的な良試合。
 改めてリーダー対決として組んで欲しい所。

Eラッカス対エディ・エドワーズ
 VS軍に加入したラッカスのショウケース・マッチ。
 十分その役割を果たしている。

Fクリス・ヒーロー対クラウディオ・カスタニョーリ
 名物対決だがROHは初めて。
 何を今更という感じでスペクタクル性がないのが残念。
 やはりタッグ解消時に一戦交えておくべきだったかなと。
 しかし試合運びに関しては
 両者いつも通り良いものを見せる。
 レスリング一辺倒で魅せれるが
 今回はベビー対ヒールが分かりやすいよう
 控えめに投げ、打撃が中心に構成してきました。
 中々良い試合でしたね。 

GROH王座戦:森嶋猛(ch)対ブライアン・ダニエルソン→詳 細
 圧倒的な怪物森嶋に対し
 アメドラがロー・キック中心の脚攻めで対抗していくというもの。
 それだけで試合を構築していって
 高い完成度にまとめていったのは流石ながら
 何より特筆すべき点は
 そのスペクタクル性でありましょう。
 森嶋が敵なしで快進撃を続け
 アメドラが最後にして最大の挑戦者であった事、
 その上序盤にアメドラが目を負傷したことにより
 怪物に立ち向かう悲壮感が出て、より感情移入しやすくなった事。
 質はぎりぎりベスト・マッチ程度なのに
 Wrestling Observer AwardとROH Fan Awardで
 年間最高試合賞に輝いた理由はまさしくこの点にあるのでしょう。
 バティスタ対テイカーがWWEのそれを獲得したのと同じ原理でありますね。
 素晴らしい試合でした。
 
Hタッグ王座戦、3本勝負:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ→詳 細

 3本勝負でまずチェックすべきは試合時間。
 今回は25分で1本目は12分。
 一般的には短い設定ですが
 冒頭で場外におけるハード・スポットを配置する事でそれを感じさせないようにしました。
 これは上手いですね。
 その後捕まる→捕まる→クライマックスで
 特別優れている訳でもなく簡素な内容。
 1本目という事であっさりしているのは問題ないですが
 捕まっている時にもう少し反撃するなりして欲しかったですね。
 ちょっと攻めすぎです。
 さて2本目。
 2本目はいきなりブリスコ兄弟がダブル・ヒップ・トスで
 ジェネリコをスティーンに投げ当てるという見せ場から始まり
 その勢い、テンションを持続させたまま
 最後までやり抜けました。
 この技の打ち合いは完璧で前の試合を差し置いて
 メインを張るにふさわしい、非常に素晴らしいものがありました。
 しかし唯一にして最大の問題点はセルができていない。
 どう考えてもブリスコ兄弟のダメージ設定、体力設定が
 明らかにスティーン、ジェネリコ組より上なんですよね。
 タッグ力に関してはブリスコ兄弟が1日の長があるので
 個々の力はスティーン、ジェネリコ組みが勝るぐらいで丁度良いのに間逆ですからね。
 これでなぜか2−0という結果にしてしまうのですから
 勿体無いなと思いましたね。
 ベスト・マッチも狙えたのに残念。
 

総評 
 アンダーカードは期待外れも見受けられたが
 元々カードが凄いこともあって上質。
 更にはメイン、セミまで素晴らしく
 前回の同名大会並に素晴らしい物となりました。
 ROHファンならマスト・ハブ。
 
DVD Rating
★★★★


試合カード
勝敗付はこちら
1
マット・クロス、エリック・スティーブンス対マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ

ジミー・ジェイコブス対ミッチ・フランクリン

BJウィットマー、アダム・ピアース、ブレント・オルブライト対ナイジェル・マッギネス、デリ リウス、ペレ・プリモー

デイビー・リチャーズ対PAC

ロデリック・ストロング対オースチン・エリーズ対ジャック・エヴァンス

ラッカス対エディ・エドワーズ

クリス・ヒーロー対クラウディオ・カスタニョーリ

ROH 王座戦:森嶋猛(ch)対ブライアン・ダニエルソン詳 細

タッ グ王座戦、3本勝負:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ詳 細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 ROH王座戦:森嶋猛(ch)対ブライアン・ダニエルソン

  森嶋がコーナーに押し込もうとする。
  アメドラは体勢を入れ替えロー・キック。
  森嶋が苛立つ。
  森嶋は捕まえて殴りつけたい狙い。
  しかしアメドラが軽快なフット・ワークでそうさせない。
  アメドラがロー・キック連発で押している。
  森嶋はロー・キックを恐れず距離をつめると
  コーナーに押し込みハンマーを連発。
  アメドラが崩れ落ちる。
  顔を蹴りまくる。
  ヒップ・アタック。
  アメドラを落とすとフェンスにぶつける。
  オレ・キック。
  オレ・ヒップ・アタック。
  もう1発狙う。
  アメドラは避けると観客席に投げ入れダイビング・クロス・ボディ。
  ロー・キックを打ち脚に椅子を叩きつける。
  リングに戻すとミサイル・キック。
  森嶋は倒れない。
  アメドラがロー・キックを打ちロープに走る。
  そこに森嶋のカウンター・ラリアット。
  バック・ドロップを狙う。
  アメドラがクロス・ボディに切り返す。カウント2。
  アメドラが張っていくるもフォア・アームズ1発にダウン。
  それでも起き上がり張っていく。
  森嶋がヒップ・アタックへ。
  アメドラは避けると同時にロー・キック。
  レッグ・ロックに捕らえる。
  森嶋が無理矢理体を起こしジャーマン。
  イワナギ・スープレックスからカバー。カウント2。
  コーナー上へ。
  アメドラが森嶋を捕らえスーパープレックスを狙う。
  森嶋がアメドラを殴り落としミサイル・キックへ。
  アメドラは避けインバート・ハーフ・ボストン・クラブ。
  森嶋がロープを掴む。
  ジャーマンを狙う。
  森嶋は防ぐとテーズ・プレスから殴りつけていく。
  アメドラはすり抜けるとハーフ・ボストン・クラブ。
  森嶋が蹴飛ばして逃れる。
  両者ダウン。
  森嶋がビッグ・ブーツからバック・ドロップを狙う!
  アメドラが後ろに着地しスモール・パッケージ。カウント2。
  ローリング・エルボー。
  背中にももう1発。
  スクール・ボーイもカウント2。
  サンセット・フリップへ。
  森嶋がヒップ・ドロップに切り返す。カウント2。
  森嶋がロープに走る。
  アメドラはバックを取りジャーマン。
  カウント2で返されるやエルボー連打!
  森嶋は耐えてアメドラを抱え挙げようとする。
  アメドラが逃れてロー・キック連打。
  森嶋が崩れ落ちる!
  両腕を取り頭部を踏みまくる!
  カバーするもカウント2!
  キャトル・ミューティレーション!
  レフェリー・チェックが入る!
  腕が落ちる!
  腕が落ちる!
  腕が・・・落ちない!
  森嶋が何とか脚をロープの外に出す!
  雪崩式バック・ドロップを狙う。
  森嶋がクロス・ボディに切り返す。
  森嶋がフォア・アームズ。
  アメドラが張り返すも崩れ落ちる。
  森嶋がニ・ストライク。
  気合で起き上がってきたアメドラにフォア・アームズにエルボー。
  そしてラリアット!
  カバーするもカウントは2!
  ならばとバック・ドロップ・ドライバーで1,2,3!
  森嶋の防衛!
  森嶋は握手せず退場。 



 タッグ王座戦、3本勝負:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ

  スティーンがジェイに殴りかかり場外へ。
  ジェネリコもマークに襲い掛かりブレーン・バスターを狙う。
  マークは逃れると殴りつけて場外へ。
  マークが立てた椅子へのブレーン・バスター。
  ジェイがスティーンをフェンスにぶつける、
  ジェネリコがマークにフェンスへのベリー・トゥー・ベリー。
  スティーンがジェイをフェンスにぶつけキャノン・ボール。
  マークがジェネリコにボディ・スラム。
  フェンスで丸めたスティーンにビッグ・ブーツ。
  ジェネリコをリングに戻すと孤立させ攻め立てる。
  スティーンが乱入し連携技を防ぎタッチ。
  スティーンとジェイが殴り合い。
  サミングを決めジェイを捕まえる。
  ジェイがスティーンにネック・ブリーカーを決め交代。
  スティーンに勢い良く攻めかかる。
  サイド・スラム+ダイビング・レッグ・ドロップはカウント2。
  連携技を狙う。
  スティーンはロープを掴んで防ぐとジェイにマークの上へのスパイン・バスター。
  交代したジェネリコがジェイにダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  腕を取ってのトルネードDDT。
  スティーンがネック・ブリーカーにつなげるもカウントは2。
  マークが入ってきてスティーンを落とす。
  その隙にジェネリコにジェイがデス・バレー・ドライバー。
  マークがジェネリコにムーンサルトからスティーンにトペ・コンヒーロ。
  ジェイがジェネリコにフロッグ・スプラッシュを決め1,2,3!
  ブリスコ兄弟が先取(12分)!
  ジェネリコがジェネリコにダブル・ヒップ・ドロップで場外のスティーンにぶつける。
  スティーンをリングにいれリンチ。
  コーナーへの連続技を狙う。
  防がれるもダブル・ショルダー・タックル。
  スティーンを捕まえる。
  ジェネリコがロープを下げマークを落とす。
  スティーンがマークにトペ・コンヒーロ。
  ジェイはジェネリコにビッグ・ブーツを決めると
  スティーンにエプロンへのデス・バレー・ドライバー。
  ジェネリコがジェイにコーナーを横切って飛びつきトルネードDDT。
  マークがリングからエプロンのジェネリコに飛びつきハリケーン・ラナ。
  全員ダウン。
  スティーンとマークがフォア・アームズを打ち合う。
  スティーンが押すも最後はマークがスピン・キック。
  両者タッチ。
  ジェネリコとジェイがフォア・アームズを打ち合う。
  ジェネリコがビッグ・ブーツを避けるとブレーン・バスターを狙う!
  ジェイは防ぐとフェイス・バスター。
  コーナー上へ。
  ジェネリコが捕らえブレーン・バスタァァァァァーを狙う!
  ジェイが殴りつけて防ぐ。
  そこにマークがやって来てスプリングボード式エース・クラッシャー。
  ジェイがダイビング・レッグ・ドロップとつなげるもカウントは2。
  スプリングボード式ドゥームス・デイ・デバイスを狙う!
  スティーンがマークのダイブを防ぎ、ジェネリコはジェイにヴィクトリー・ロール。カウントは2。
  ジェイにオッレッ!を決めスクール・ボーイ。カウント2。
  交代したスティーンがスワントーン・ボムへ。
  ジェイは膝を立てて防ぐと交代。
  マークが突進するもスティーンがショルダー・スルーで場外に落とす。
  マークは着地するとスティーンを引き摺り下ろしエプロンからヘッド・シザースを狙う。
  スティーンは耐えるとエプロンへのパワー・ボム。
  殴りかかってきたジェイにもフェンスへのパワー・ボム。
  ジェネリコはジェイをリングに戻すとダイビング・ボディ・プレス。
  スティーンがスワントーン・ボムとつなげるもカウントは2。
  ジェネリコはジェイにオッレッ!を決めてから場外のマークにスプリングボード式ムーンサルト。
  スティーンがジェイにラリアットからムーンサルトへ。
  ジェイが避けてエクスプロイダー。
  スティーンが立ち上がりビッグ・ブーツ。
  ジェイも耐えてスーパー・キックを打ち返す。
  マークが入ってきてスティーンにダブル・クローズライン、ダブル・スーパー・キック。
  最後はスプリングボード式ドゥームス・デイ・デバイス!
  カバーするもカウントは2!
  ジェネリコがジェイにビッグ・ブーツを決めマークにぶつける。
  スティーンがムーンサルトを狙ったマークの体勢を崩し逆さ吊りにする。
  ジェネリコが別コーナーからサマーソルト・ドロップ・キック。
  スティーンがパッケージ・パイル・ドライバー!
  ジェネリコが続けてブレーン・バスターを狙う!
  ジェイがジェネリコの脚を引っ張り妨害。
  スティーンにジェイ・ドリラー!
  マークがカット・スロート・ドライバーにつなげ1,2,3!
  2−0(25分)でブリスコ兄弟の防衛!
  ブリスコ兄弟が握手を求める。
  ジェネリコが握手に応じる。
  スティーンはなんで握手に応じるんだと言って責める。
  ジェネリコが握手しろよと説得。
  スティーンも応じるが次の瞬間2人にロー・ブロー。
  ラダーを取り出しぶつける、
  ベルトを持ってアピール。
  ベルトを持ったまま退場。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

マット・クロ ス、エリック・スティーブンス対マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ

ジミー・ジェイ コブス対ミッチ・フランクリン

BJウィット マー、アダム・ピアース、ブレント・オルブライト対ナイジェル・マッギネス、デリリウス、ペレ・プリモー

デイビー・リ チャーズ対PAC

ロデリック・ストロング対オースチン・エリーズ対ジャック・エヴァンス

ラッカス対 エディ・エドワーズ

クリス・ヒーロー対クラウディオ・カスタニョーリ

ROH 王座戦:森嶋猛(ch)対ブライアン・ダニエルソン詳 細

タッ グ王座戦、3本勝負:ブリスコ・ブラザーズ(ch)対ケビ ン・スティーン、エル・ジェネリコ詳 細

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