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PPV 名
ROH:War of the Wire II 7/28/06
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー:BJ ウィットマー対ネクロ・ブッチャー→詳細
雑 感
1枚2時間40分です。

@ジミー・ジェイコブス対トリック・デイビス
 ジェイコブスが試合を作っていますが
 ちょっと主導を握りすぎですね。
 まったく知らない仲じゃないんだし。
 悪い試合。

Aデイビー・リチャーズ、ジェリル・クラーク対ジミー・レイブ、サル・リナウロ
 リチャーズ、クラークという正反対のスタイルのレスラーが組んで
 レイブ、リナウロのヘタレに挑んだ結果面白い絡みを生みました。
 エンバシーらしい確実な仕事です。
 まあまあ良い試合。

Bピュア王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対コルト・カバナ
 ヨーロッパ的味付けを施したレスリングを楽しむ事ができます。
 ピュア・ルールの使い方も悪くないです。
 フィニッシュをのぞいては・・・。
 いきなりナイジェルが「明日ROH王座への挑戦を控えているからやってられない」と言い出して場外に降り、
 カバナも降りてきた所を攻撃、戻った所で20カウントになるんですね。
 マイクも長いため独立したチープ・フィニッシュとなっており
 戦略的とみなすことはできません。
 これでランクを落として、平均レベル。

Cクリストファー・ダニエルズ対マット・サイダル
 印象的なムーブでサイダルがダニエルズに迫っている事、
 同時にダニエルズが壁として立ちふさがっている事を表現できています。
 こうなるとダニエルズ対サイダルという組み合わせに意味が出てくる。
 オリジナルの内容になる。
 そういう点からこの数え歌の中で一番好きな内容でしたね。
 フィニッシュが必殺技でもクイックでもなくて中途半端に感じましたが
 それ以外の攻防も良かったです。
 中々良い試合。
 試合後ダニエルズはサイダルを認めAJの代わりにサイダルのパートナーになると言う。

D4コーナー・マッチ:ブライアン・ダニエルソン対オースチン・エリーズ対ホミサイド対デリリウス
 アメドラをフォールした者がROH王座への挑戦権を、
 エリーズをフォールした者がタッグ王座への挑戦権を得られる。
 一方でアメドラ、エリーズにフォールされるとフォール者の王者座期間中挑戦できなくなる、という条件がついています。
 それを利用して関係性を見せたり良い内容ではありますが
 ファン・マッチ仕様から抜けきれず、ちょっと長かったなという印象が残る。
 平均的な良試合。

E
ブリスコ・ブ ラザーズ対ロデリック・ストロング、ジャック・エヴァンス
 急襲からスター ト。
 ブリスコズのタッグ・ワークは良いのですが
 エヴァンスのスポット、試合作り共にわざとらしいのが難ですね。
 終盤も派手なのだけど総時間が13分しかないためかちょっと雑。
 一応両者の魅力は出ていますけどね。
 平均的な良試合。

Fノー・ロープ・バーブド・ワイヤー:BJウィットマー対ネクロ・ブッチャー→詳細
 形式的にはROH対CZWのボーナス・トラックですが 実際はそうじゃない。
 BJという男のエピローグなんですね。
 有刺鉄線ボードと有刺鉄線テーブル。
 最後に使う凶器が、最初からコーナーに設置されている。
 逃げ、という誘惑に囲まれた中で如何に自分と向き合えるか、これが テーマになっています。
 そしてBJという男はそれをやってのけた。
 最初の有刺鉄線からして当たるまでの過程をじっくり見せたし、
 不器用だったり軽くずれは見られるけど真正面から取り組んだ。
 茨の道を歩ききった。
 普通の見せ方じゃないけれど、この上なく素晴らしかったんだ。
 男が漢になって、一夜限りでも夢を掴む瞬間ってのは美しいものだよ。
 趣深し。
 欠点といえばセコンドのホミサイド。
 私的な闘いにセコンドはいらないし、
 そもそもBJの鬱積はある意味ホミサイドのせいでもある訳で
 そのホミサイドが凶器を渡したり手助けしてどうするの、というお話。
 瑣末だけど原動力が揺らぐだけにこれは大きな問題でした。
 彼がいなければ最高だったんだけどね。
 文句なしにグッド・マッチ。


総評
 DとEの試合時間を入れ替えたかった所ですが
 後半は充実していて良大会です。
 只メインはその内容上独立しているきらいもあって3つ星はいかない。
 (執筆日:8/16/09)
DVD Rating
★★☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ジミー・ジェイコブス対トリック・デイビ ス

デイビー・リチャーズ、ジェリル・クラー ク対ジミー・レイブ、サル・リナウロ

ピュア王座戦:ナイジェル・マッギネス (ch)対コルト・カバナ

クリストファー・ダニエルズ対マット・サ イダル

4コーナー・マッチ:ブライアン・ダニエ ルソン対オースチン・エリーズ対ホミサイド対デリリウス

ブリスコ・ブラザーズ対ロデリック・スト ロング、ジャック・エヴァンス

ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー:BJ ウィットマー対ネクロ・ブッチャー→詳細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 ノー・ ロープ・バーブド・ワイヤー:BJウィットマー対ネクロ・ブッチャー

  CCとウェブが登場。
  CCがマイクで煽っているとカバナ、スティールが現れ襲撃。
  乱闘となる。
  フェンスにぶつけたりカウ・ベルで殴りつけたりでカバナ、スティールが優位に立つ。
  そこにネクロが登場。
  リングに入る。
  ウェブ、CCがカバナ、エース相手に優位に立つ。
  練習生らが現れ4人の乱闘を押さえに行く。
  BJが現れリングに入る。
  コーナーには有刺鉄線ボードと有刺鉄線テーブルが置かれている。
  BJとネクロが殴りあい。
  ネクロが押しクローズラインへ。
  BJは避けるとバックを取る。
  ネクロがバックを取り返し有刺鉄線に押し込もうとする。
  BJは有刺鉄線を掴んで耐える。
  リスト・ロックに返す。
  ネクロがヘッド・ロックに返す。
  BJが力技で外そうとする。
  戻されるも再び狙いヘッド・ロックに返す事に成功。
  ネクロが持ち上げ有刺鉄線を跨がせようとする。
  BJは防ぐと有刺鉄線に振ろうとする。
  振り返されるも寸前で立ち止まる。
  ネクロがクローズラインへ。
  BJは避けると蹴りつけチョップ。
  ネクロがチョップ。
  チョップの打ち合いになる。
  ネクロが連続でチョップを打って有刺鉄線の方へ追い込む。
  BJが不意を突いてドロップ・トー・ホールドを狙う。
  ネクロはぎりぎりでバランスを保つとマウントでパンチ。
  BJが体勢を入れ替えマウントでエルボーを売っていく。
  腕を取って起こす。
  ネクロはサミングで逃れるとヘッド・ロック。
  BJがバック・ドロップに切り返す。
  バックを取る。
  ネクロはバック・エルボーを入れるとバックを取り返す。
  そして有刺鉄線に押し付ける。
  背中に椅子を叩きつける。
  場外に下りると椅子を別のリングに持ってくる。
  椅子を投げつけカバー。カウント2。
  また場外に降り椅子を持ってくる。
  BJを起こすと椅子付きボディ・スラム。
  カバーするもカウント2。
  椅子を首にはめると椅子を叩きつける。
  額を有刺鉄線にこすりつける。
  マウントで パンチを叩き込んでいく。
  チョップを打ち込み有刺鉄線にもたれさせる。
  脚を取り体重をかける。
  もう片方の脚も取り有刺鉄線の上で横になる形に。
  椅子を叩きつけようとする。
  BJは掴んで防ぐと椅子越しにローリング・エルボー。
  椅子の背でネクロの額を突く。
  ネクロが流血。
  BJはネクロの頭部を殴りつける。
  どの有刺鉄線に振るかと観客に聞く。
  ネクロを有刺鉄線に振ってぶつける。
  もう1回。
  ボディ・スラムで有刺鉄線の上に叩きつける。
  パイル・ドライバーを決める。
  カバーするもカウント2。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  場外の有刺鉄線テーブルを指差す。
  ネクロを持ち上げようとする。
  逃れられるも再び捕まえパワー・ボムを狙う。
  ネクロが逃れてビッグ・ブーツ。
  BJを持ち上げると有刺鉄線の方へ。
  BJが逃れてエルボー。
  エルボーを打ちローリング・エルボー。
  カバーするもカウント2。
  場外の有刺鉄線テーブルへのパワー・ボムを狙う。
  ネクロが逃れてクローズラインへ。
  BJがガードしローリング・エルボーへ。
  ネクロが避けラリアット。
  両者ダウン。
  ネクロがペンチを手にして突きたてようとする。
  BJは掴んで耐えるも有刺鉄線まで追い詰められる。
  BJが体勢を入れ替え有刺鉄線に押す。
  ネクロは体勢を立て直すと脚をかけて倒す。
  BJはペンチを持った手をリングに叩きつけて離れさせる。
  ペンチを取りにいったネクロにニー・ストライク。
  BJはペンチを手にすると有刺鉄線を切り1辺を空ける。
  ネクロを起こそうとする。
  ネクロが顔へのパンチを叩き込みBJをダウンさせる。
  BJを担ぎ上げる。
  BJが逃れジャーマンを狙う。
  ネクロがロー・ブローで逃れる。
  リングから場外の有刺鉄線テーブルへのライガー・ボム。
  BJの髪に有刺鉄線が絡まったようでホミサイドらがペンチで切り取っている。
  一方ネクロはリングに戻り椅子を立てる。
  BJは何とか起き上がるとリングに戻る。
  ネクロが担ぎ上げようとする。
  BJが逃れ立てられた椅子へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  BJは画鋲を撒く。
  そこへのパワー・ボムを狙う。
  ネクロが逃れて画鋲へのタイガー・ドライバー。カウントは2。
  続けて画鋲へのサイドウォーク・スラム。
  BJの体を跨ぐと殴りつけようとする。
  BJは画鋲を投げつけて逃れるとネクロを持ち上げ画鋲の上に着地させる。
  画鋲へのエクスプロイダーを決めカバー。カウント2。
  そしてコーナーの有刺鉄線テーブルを指差す。
  そこに振ろうとする。
  踏みとどまったネクロにエルボーを入れビッグ・ブーツへ。
  ネクロは避けると有刺鉄線テーブルへのデス・バレー・ドライバー。
  ネクロは場外に転がり出ると椅子をリングに2脚投げ入れる。
  椅子を2脚立てるとコーナーに立てかけられていた有刺鉄線ボードをその上にのせようとする。
  BJが起き上がりボード越しにビッグ・ブーツ。
   ボードをネクロの上にのせると椅子を叩きつける。
  計6回叩きつける。
  ホミサイドからラダーを受け取る。
  ラダーを登っていく。
  そこからダイビング・ボディ・プレス。
  ボードをどかしカバー。カウントは2。
  エクスプロイダーを狙う。
  ネクロがバック・エルボーを入れて逃れエイジアン・スパイクへ。
  BJが逃れてエクスプロイダー。
  カバーし1,2,3!
  BJの勝利!
  BJはラダーを登ってアピール。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)
1
ジミー・ジェイコブス対トリック・デイビス

デイビー・リチャーズ、ジェリル・クラーク対ジミー・レイブ、サル・リナウロ

ピュア王座戦:ナイジェル・マッギネス(ch)対コルト・カバナ(カウ ントアウト)

クリストファー・ダニエルズ対マット・サ イダル

4コーナー・マッチ:ブライアン・ダニエ ルソン対オースチン・エリーズ対ホミサイド対デリリウス

ブリスコ・ブラザーズ対ロデリック・スト ロング、ジャック・エヴァンス

ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー:BJウィットマー対ネクロ・ブッチャー→詳細

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