レビュー
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約2時間55分です。
レイシーがShingoにカバナを叩きのめしてくれたらお金をあげるわ、と言う。
カバナがリングでアピール。ジェイコブスを呼び出し乱闘。
カバナにロー・ブローを決め邪魔したレイシーにデイジーが襲いかかる。
他の出場選手が出てきて大乱闘。カバナがこの8人でエリミネーション戦だとぶちあげる。
ジェイコブスが挑発にのり今すぐ始めようとするもアメドラが抑えてリーダーシップを取る。
@エース・スティールvs.タンク・トーランド
決して観客を無視している訳ではないけれど
楽しませるにはもっと力を尽くして頭を働かさねば。
結局一番盛り上がったのはエースの入場曲の選曲に対して。
悪い試合。
A6マン・メイヘム:菊タローvs.ジェイク・クリストvs.デイブ・クリストvs.CJオーティスvs.ペレ・プリモーvs.トリック・デイビス
どのレスラーも自分の世界に場が合わなければ本領を発揮できない。
そんな状況なら無理にでも試合を自分の色に染め上げても良いのにねぇ。
悪い試合。
試合後ハガドーンが登場、プリモーにTotCトロフィーに挑戦させてやると見せかけ、ピアースが背後から攻撃。
ホミサイドを呼び出すもピアースは逃げ腰。
ホミサイドがハガドーンに襲いかかり試合に。
Bホミサイドvs.シェイン・ハガドーン
ハガドーンも反撃はしますが当然スカッシュ・マッチ。
Cサモア・ジョーvs.マーク・ブリスコ
相手を軽く見下げたジョーの方が情けないミスをしてしまっては盛り下がりますね。
その後ジョーが技を見せて立て直すも想像以上に低調。
最後にジョーがノアへのアピールを見せて理由が明らかにされましたる。
悪くない試合。
Dオースチン・エリーズ、ロデリック・ストロングvs.クリストファー・ダニエルズ、マット・クロス
ダニエルズが自由な攻めを試していますね。
その割には試合をリードしていません。
パートナーのクロスはもう少し勢いを生まないときついですね。
また相手のGNは面白く繋げたものの
この時の売りは物量路線なのでそこまでは輝いていません。
それぞれ仕事はしているものの、伸び悩んだ内容。
まあまあ良い試合です。
Eケージ・マッチ:ホミサイドvs.アダム・ピアース
序盤は動き回るもののケージにはヒットさせず良い土台です。
ピアースのチープなキャラはもう少しレベルが高くないと
試合のエネルギーが発散する所がある。
だから中盤始めは盛り上がりにくかったですね。
しかし試合の運びはオールド・スクールとして正解。
試合が進むにつれピアースも自然と気持ちがのった物になっていきましたね。
最後にピアースが適切な攻防が出来ずまた下がったけれど、
普通に凡戦を想像していただけに十分な内容。
平均的な良試合です。
Fデイビー・リチャーズvs.ジェイ・ブリスコ
気持ちの出せる男、ジェイがリチャーズに真っ向から立ち向かう単純な物になるかと思いきや
意外に予想の裏をかいた行動を取ったりと考えています。
意図的に調整しながら試合を進めていますね。
最後も大技で適切に盛り上がっています。
平均的な良試合。
Gエリミネーション・マッチ:ブライアン・ダニエルソン、ジミー・ジェイコブス、ジミー・レイブ、Shingo vs. デリリウス、BJウィットマー、コルト・カバナ、ナイジェル・マッギネス
この大会でのセット・アップが全然活かされていない。
リーダーを奪われたジェイコブスは何も不満を持っていないし、椅子攻撃で最初に脱落する。
これではShingoの用心棒役の絵に意味がありません。
また取引を持ちかけたレイシーも釘攻撃の誤爆で退場しています。
カバナはデリリウスの代わりにマイク・アピール役を務めてセミ・リーダー扱い、
実際残り2人になるのだけど試合開始時にコミカルな動きでまるで格式もあったものじゃない。
中盤にナイジェルが徐々にレベルを上げて、終盤レイブがチームとして働き、
クライマックスはデリリウスがアメドラに食いついた攻防を見せたので試合が進むにつれよくなる結果となったけど
効率の良くない内容で終わりよければ全て良し、とまでは言えない。
平均的な良試合。
総評
前半空っぽ。
後半も地味に形になりそうで伸び悩み。
微妙な大会です。
(執筆日:8/19/10)
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