ROH 05年のレ ビューに戻る TOPに戻る

DVD 名
ROH:Enter the Dragon 10/14/05
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
なし
雑 感
1枚約2時間50分です。

新王者のアメドラが挨拶。
挑戦者のエリーズも現れて意欲を語り握手。

@ナイジェル・マッギネス対クラウディオ・カスタニョーリ
 デビュー戦の相手と再び。
 同じ時間設定なのにちょっと工夫しようと色気を出して
 失敗と言わないまでも少しクオリティを落としました。
 平均レベル。
 
Aリッキー・レイヤース対マット・ストライカー
 ストライカーが急襲から脚攻めを見せて
 もう持ちネタを出すのと思っていたらすぐにレイヤースが反撃して締め落とします。
 プッシュするための試合なんでしょうが
 中身もそうですし同じ底辺の2人でやられてもなぁ、と。
 ひどい試合。

Bタッグ王座戦:トニー・ママルーク、サル・リナウロ(ch)対BJウィットマー、ジミー・ジェイコブス
 BJ、ジェイコブスを馬鹿にする面白おかしい見せ場を作る試合運びから
 「ダイブかと思わせ滑り込んでファッキンTチョーク+それにクロス形で控えがダイブ」という
 独創的なスポットに持っていったのは感心しました。
 これで観客ものせられましたよ。
 その後は孤立シーンから打ち合いに。
 ここでも場外からの切り込みを利用して上手く
 派手に仕上げているのですけれど問題が1つ。
 権利に関してのスタンスがレフェリーとレスラー、そしてその間で揺れすぎです。
 例えばレフェリーですけど
 権利がないからカバー無効といいながら
 次の瞬間カバーしていたそのレスラーがカバーされるとカウントしたりしています。
 これは勿体無かったです。
 平均的な良試合。

Cジミー・ヤン対ロデリック・ストロング
 ストロングはチョップやバック・ブリーカーの技のセレクトによる所もありますが
 試合の盛り立てが非常に上手い。
 そのせいで逆にヤンの無機質な試合運びが目立ちます。
 この点でヤンは余り好きになれないですね。
 まあまあ良い試合。

Dホミサイド、ロウ・キー対コルト・カバナ、スティーブ・コリノ
 ホミサイド/コリノはかつての遺恨から
 カバナ/ロウ・キーはいつものスタイルの違いから、と
 違いはあるものの緊張感ある激しさという共通点で持ってまとめてきました。
 コリノはやや展開が粗いものの
 カバナの絶妙の立ち位置がそれを補って余りあります。
 しかし20分越えはちょっと長いです。
 まあまあ良い試合。

Eデイビー・アンドリュース、シェイン・ハガドーン対デレク・デンプシー、ペレ・プリモー
 なんでこんな試合が組まれたのかと思っていたら
 プリンス・ナナが現れアビスを投入。
 アビスが4人を蹴散らしアピール。
 (ナナのプリモーに放った危険なスープレックスの方がインパクトありますが・・・)
 そこに元奴隷のチャンを連れたエヴァンスが現れ次の試合に。

Fアビス対ジャック・エヴァンス
 これもアビスのアピールの一環なので
 エヴァンスがハイ・フライングで攻めるもアビスの体格の前に屈する、という内容で
 短めですが絵になる組み合わせなので楽しめる。
 少し悪い試合。
 試合後ストロングが現れナナとアビスを蹴散らす。

Gサモア・ジョー、ジェイ・リーサル対アレックス・シェリー、ジミー・レイブ
 エンバシーはジョーに対してヘタレを見せるも、
 リーサルを孤立させて・・・、という試合展開。
 面白いことは面白いのですが、やはり攻めタイプのリーサルが
 ずっと受けに回るというのはクオリティ面ではマイナス。
 エンバシーは良いインサイド・ワークを見せているので
 そこまでジョーを最強キャラにしなくても、と思います。
 クライマックスもどうせジョーが勝つんでしょ、という感じで見てしまったし。
 まあまあ良い試合。

HROH王座戦:ブライアン・ダ ニエルソン(ch)対オースチン・エリーズ→
詳細
 序盤のレスリングは絶品です。
 例えばグラウンド・ヘッド・ロックを決めた状態で
 後ろに逸らされカウント2で返しますよね、
 ここで手を脚の間で挟みにいく。
 そういう細かな所にまで気を配ってレスリング・センスを発揮していく。
 実に見応えがあります。
 そこからアメドラが主導権を握り腕攻めにいきます。
 上記の見せ方ができなくなるのでやや面白みは落ちますが素晴らしかったですよ。
 只キャトル・ミューティレーションを使ったのは駄目ですね。
 長丁場で1回ポイントを作らなければならないのは分かりますが
 今回結局使わなかった場外戦を挟むぐらいでよかった気がします。
 次はエリーズが腰攻め。
 新鮮ではありましたが普段しないだけに決め手に欠けましたね。
 クライマックスはそれぞれ一極攻めを持ち込み一応良い感じに仕上がっています。
 全体的な問題としてじっくりとしたベースから
 余り飛び出さず爆発しない事がありますね。
 エリーズをいつも通り躍動感のある攻め1本にして
 30分という試合時間を20分前半に減らす。
 そして連続で同じムーブを決め3回目で返す、という見せ方が多いので減らす。
 それで改善できると思います。
 問題はありますが後の07年に数え歌となるだけの可能性は十分に感じられました。
 グッド・マッチに届かずも中々良い試合。


総評
 勿体無い試合が多かったのですが
 クオリティはそれなりに高く試合の種類も多彩です。
(執筆日:4/5/09)
DVD Rating
★☆☆☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ナイジェル・マッギネス対クラウディオ・ カスタニョーリ

リッキー・レイヤース対マット・ストライ カー

タッグ王座戦:トニー・ママルーク、サ ル・リナウロ(ch)対BJウィットマー、ジミー・ジェイコブス

ジミー・ヤン対ロデリック・ストロング

ホミサイド、ロウ・キー対コルト・カバ ナ、スティーブ・コリノ

デ イビー・アンドリュース、 シェイン・ハガドーン対デレク・デンプシー、ペレ・プリモー

アビス対ジャック・エヴァンス

サモア・ジョー、ジェイ・リーサル対ア レックス・シェリー、ジミー・レイブ

ROH王座戦:ブライアン・ダ ニエルソン(ch)対オースチン・エリーズ→詳細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 ROH王座戦:ブライアン・ダニエルソン(ch)対オースチン・エリーズ


  握手して試合開始。
  アメドラがリスト・ロック。
  エリーズは前転から跳びおきリスト・ロックに返す。
  アメドラがリスト・ロックに返し腕を押し当て跪かせる。
  エリーズは前転して前に回るとリスト・ロック。
  腕の取り合い。
  ダニエルズは倒れるも蹴り飛ばす。
  跳びおきて両者構える。
  力比べへ。
  アメドラが押し込む。
  エリーズが五分に戻す。
  ヘッド・バッドを打ち合う。
  エリーズが押し込み上にのる。
  もう1回。
  アメドラは腹に足を当て跳びあがるとモンキー・フリップ。
  仕切り直し。
  アメドラがドロップ・トー・ホールドからヘッド・ロック。
  エリーズが起き上がる。
  アメドラは跪かせると顔に前腕を叩きつける。
  仕切り直し。
  エリーズがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ロープを掴んで止まりアメドラのドロップ・キックを外すとジャックナイフ固め。
  アメドラがカウント2で返す。
  ブリッジで起き上がるとパイル・ドライバーを狙う。
  耐えられるも狙いを変えバック・スライド。カウント2。
  仕切り直し。
  両手を掴むとアメドラがストラングル・ホールド。
  エリーズが回転して外そうとするもアメドラが更に回転して戻す。
  エリーズがロープに脚をかける。
  アメドラが引き戻す。
  エリーズはコーナーを蹴って後ろに倒れつぶす。
  リスト・ロック。
  アメドラが前転、ブリッジからドロップ・キックを決める。
  仕切り直し。
  アメドラがヘッド・ロック。
  エリーズがリスト・ロックに返しヘッド・ロック。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  アメドラが後ろにそらす。
  エリーズはカウント1で返すと腕も脚に挟む。
  アメドラが脚をエリーズの首に巻きつける。
  エリーズは反転して逃れるとヘッド・ロック。
  アメドラが後ろに倒れる。
  カウント1で返されるもグラウンド・ヘッド・シザースに捕らえる。
  倒立したエリーズの頭部をマットに叩きつける。
  もう1回。
  エリーズは3度目の正直で倒立から逃れてヘッド・ロック。
  グラウンド・ヘッド・シザースに返されるもすぐ倒立から逃れ顔面へのドロップ・キック。
  アメドラはコーナーで倒れたまま起き上がらず間を置く。
  仕切り直し。
  アメドラはエリーズをコーナーに押し込むと腹にヘッド・バッド。
  腕折りからアーム・ロック。
  倒すと腕版インディアン・デス・ロック。
  両肩を押し付ける。
  カウント2で返されるも腕折り。
  もう1発。
  3発目。
  バック・ドロップを決める。
  エリーズの腕をロープに巻きつける。
  カウントを数えられると止める。
  今度は両腕を巻きつけ鼻フック。
  カウントを数えられるとI have till 5と言って繰り返す。
  背中にドロップ・キックを決めカバー。カウント2。
  アーム・ロック。
  そこからキャトル・ミューティレーション。
  エリーズがロープに脚をかける。
  アメドラは伏せて耐えるエリーズを起こそうと顔に前腕を押しつける。
  エリーズがロープに脚をかける。
  アメドラは離れると見せかけ蹴りつける。
  アッパーカート。
  チョップ。
  エリーズがチョップ。
  アメドラがスリングショット・スープレックスを狙う。
  失敗して持ち上げられなかったもののそのままロープに干してニー・ストライク。
  バタフライ・スープレックスからカバー。カウント2。
  エリーズがチョップ。
  アメドラがチョップ。
  エリーズがフォア・アームズ。
  アメドラは揺らぐも近づいてきたエリーズの腕を取りロープに巻きつける。
  そして腕へのドロップ・キック。
  変形バタフライ・ロック。
  エリーズが後ろにそらす。カウント2。
  アメドラがハンマー・ロック。
  エリーズは起き上がるとエルボーを叩き込むも倒される。
  エリーズは起き上がるとエルボーを叩き込むもまた倒される。
  エリーズは起き上がるとエルボー。
  首を掴んで飛び上がり後ろに回るとバック・ドロップ。
  頭部を蹴りつける。
  背中を殴りつける。
  ロープに振るとスライディングで脚を引っ張って倒す。
  エプロンからツイスティング・ボディ・プレス。カウント2。
  背中にニーを叩き込み締め上げる。
  アメドラは起き上がると腹にエルボーを打ちロープに走る。
  エリーズがカウンターでドロップ・キック。
  背中を蹴りつけていく。
  ボディ・スラム。
  ロープに走りエルボー・ドロップ。
  起こそうとする。
  アメドラが顔を引っかこうとする。
  エリーズは腹にニーを入れるとサイド・スラム。カウント2。
  バタフライ・ロック。
  起き上がられた所でトーチャー・ラック。
  ファイヤーマンズ・キャリーからコーナーに上りフロッグ・スプラッシュ。
  喉を掴むと逸らして締め上げる。
  喉から口に移りレフェリーがカウント。
  エリーズが離す。
  コーナーに振る。
  アメドラはムーンサルトで裏に回るとスピン・キック。
  両者ダウン。
  アメドラがチョップ。
  チョップで倒す。
  腹に蹴りを叩き込んでいく。
  持ち上げるとコーナーに叩きつける。
  腹を蹴りつける。
  ガットレンチ・スープレックスを決めカバー。カウント2。
  コーナーに乗せアッパーカート。
  スーパープレックスを狙う。
  エリーズはヘッド・バッドで落とすとミサイル・キックへ。
  アメドラは避けて自爆させるとロメロ・スペシャルを狙う。
  耐えられふくらはぎを踏みつける。
  ロメロ・スペシャルを決める。
  後ろにそらすもエリーズの頭部がロープの外に出る。
  アメドラはスリング・ショットでエリーズの喉をロープにぶつける。
  バタフライ・スープレックス。
  コーナーに上るとダイビング・ヘッド・バッドへ。
  しかしエリーズが膝を立てて防いだ様子。
  両者ダウン。
  両者コーナーで起き上がる。
  アメドラが突進しエルボーを狙う。
  エリーズは避けるとコーナーへのロシアン・レッグ・スイープ。
  ロープに走り頭部へのドロップ・キックを決めカバー。カウント2。
  ガット・バスターから変形バタフライ・ロック。
  後ろにそらす。カウントは2。
  コーナー上へ。
  アメドラがロープに飛んで体勢を崩す。
  雪崩式バック・ドロップを決める。
  ジャックナイフ固めを決めるもカウント2。
  キャトル・ミューティレーションに捕らえる。
  両肩をつけにいく。カウントは2。
  エアプレイン・スピンに。
  20回転した所でエリーズがロープを掴む。
  引き離されるもクルーシーフィックス・ボム。
  両者ダウン。
  エリーズは起き上がるとブレーン・バスターへ。
  アメドラは後ろに着地するとオコーナー・ロールを決めブリッジへ。
  エリーズが崩して丸め込む。カウントは2。
  フォア・アームズ。
  アメドラがチョップ。
  エリーズがフォア・アームズ。
  アメドラがアッパーカート。
  もう1発。
  3発目。
  ロープに走りローリング・フォア・アームズへ。
  エリーズは避けてロープに走るとフォア・アームズ。
  ブレーン・バスターへ。
  アメドラがニーを叩き込み戻す。
  エリーズがブレーン・バスターを狙う。
  アメドラがニーを叩き込み戻す。
  エリーズがブレーン・バスターを狙う。
  ニーを食らうも耐えて決める。
  カバーするもカウントは2。
  ならばと450°スプラッシュへ。
  避けられるも着地し突進。
  アメドラはアーム・ドラッグを決めてエリーズをコーナーにぶつける。
  両腕を取って倒すとキャトル・ミューティレーション。
  起こすとタイガー・スープレックス。カウントは2。
  ロックを外さず起こすとクロス・フェイス・チキン・ウィングに捕らえる。
  エリーズがたまらずタップする!
  アメドラの勝利!
  試合後握手を交わす。


勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

ナイジェル・マッギネス対クラウディオ・ カスタニョーリ

リッキー・レイヤース対マット・ストライ カー

タッグ王座戦:トニー・ママルーク、サ ル・リナウロ(ch)対BJウィットマー、ジミー・ジェイコブス

ジミー・ヤン対ロデリック・ストロング

ホミサイド、ロウ・キー対コルト・カバ ナ、スティーブ・コリノ

デイビー・アンドリュース、 シェイン・ハガドーン対デレク・デンプシー、ペレ・プリモー(ノー・コンテ スト)

アビス対ジャック・エヴァンス

サモア・ジョー、ジェイ・リーサル対ア レックス・シェリー、ジミー・レイブ

ROH王座戦:ブライアン・ダ ニエルソン(ch)対オースチン・エリーズ→詳細

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