ROH 04年のレ ビューに戻る TOPに戻る

DVD 名
ROH:Survival of the Fittest 6/24/04
ベ スト・マッチ
決 勝、4コーナー・エリミネーション・マッチ:サモア・ジョー対コルト・カバナ対オースチン・エリーズ対ブライアン・ダニエルソン対ホミサイド対マーク・ブ リスコ→詳 細
グッ ド・マッチ
なし
雑 感

@マーク・ブリスコ対アレックス・シェリー
 まず最初の6戦がSOTF予選。
 マークは意外にも飛びを控えめに脚攻めを見せ
 シェリーは首攻めで対抗。
 10分という短さに上手くまとめてますね。
 平均的な良試合。

Aコルト・カバナ対トレント・アシッド
 コルト・カバナ・プレゼンツ・
 レスリ〜ング・コメディ〜、コメディ〜。
 という程コメディー特化でもなく序盤だけなんですけれどもね。
 まあ言ってみたかっただけです。
 ええ。
 平均より少し上。

Bオースチン・エリーズ、ロデリック・ストロング対ジョシュ・ダニエルズ、ジョン・ウォルターズ
 元々は羊対ウォルターズだったのが
 試合前にウォルターズがリンチされ退場。
 代わりに出てきたジョシュもリンチされかけるが
 ウォルターズが助けに来てタッグ戦に。
 さて試合は古典的タッグ様式で、
 また抗争しているだけあって良い攻防もあります。
 こういうのにつきもののの味方内の不和は無かったですね。
 平均的な良試合。

Cホミサイド対ジェイ・ブリスコ
 ちょっと無秩序な所もありますが
 適度にスイングしたまあまあ良い試合。
 只特筆すべきはホミサイドが投げ捨てたリスト・バンドが
 見事にカメラを直撃したことぐらいか。

Dブライアン・ダニエルソン対ジャック・エヴァンス
 長めのスカッシュ・マッチ。
 というより軟体人間ショーですね。
 試合としては何とも。
 しかしこれのおかげでアメドラの変形ベア・ハグが
 急造ながら必殺技として認知されました。

Eサモア・ジョー対マット・ストライカー
 2回も組むようなカードではない。
 ジョーの攻撃は冴えてるし
 ストライカーも決して悪くないのだけれども
 一極攻めもしなければ勝ち目0%で
 最後はあっけなさすぎ。
 少し悪い試合。

 試合後パンクが再戦を要求。
 しかしジョーのベルトを奪ったホミサイドが出てきてうやむやに。

Fタッグ王座戦:CMパンク、コルト・カバナ(ch)対ダン&マーカス対アウトキャスト・キラーズ対スペシャルK
 パンクはカバナがSotFに集中できるように1人でリングに上がります。
 試合は3組が適当にやって最後にパンクが持って行くという短いファン・マッチ。
 悪い試合。
 試合後ハイドロが挑戦し次の試合へ。

GCMパンク対ハイドロ
 予想よりかは良かったですけど
 セミ・メイン並みの試合時間をかけるのはやり過ぎです。
 平均より少し上。

H決 勝、4コーナー・エリミネーション・マッチ:サモア・ジョー対コルト・カバナ対オースチン・エリーズ対ブライアン・ダニエルソン対ホミサイド対マーク・ブ リスコ→
詳 細
 最初はヘタレの羊、
 精神的にかき乱そうとする策士カバナ、
 真面目であるが故に2人の割を食うマークの3人が目立ちます。
 ジェイをホミサイドに葬られていてマークとホミサイドに遺恨があるのもポイントです。
 定番場外ダイブスポット時にカバナの罠によって
 ROH王座という重い荷物を持つジョーが早々に退場することに。
 ライバル脱落によって気をよくしたホミサイドが浮かれて
 今まで良い関係っぽかったカバナと対決する羽目に。
 ここで今まで良いようにやられていたマークがブラインド・タッチから
 両者を葬ろうとしますが半分失敗でカバナのみ脱落。
 という事でマーク対ホミサイドになりますが
 これまた手短にジャーマンで両者脱落という事に。
 実は試合時間が43分でここまでが19分ですから
 完全に二部構成となっているのですね。
 第1部はサイコロジーで上手く組み立てたといえるでしょう。
 仕切り直しから第2部のアメドラ対羊のシングル・マッチ。
 正直アメドラの悪い癖で
 上手いながら、あまり面白くなかったと思います。
 後アメドラが脚攻めへの伏線を引いたのに
 エリーズが使わなかったのには疑問が残りますね。
 (第1部との差別化を狙ったのか)
 只その重厚な終盤は素晴らしく、
 その末に腰攻めの延長でボディ・スラム、ベア・ハグという超基本技に
 帰結させていくなんて事を考え、実行し、成功させる辺りは
 もうアメドラの天才的なセンスのなせる業というしかない。
 完全な二部構成なので評価が難しい所ですが
 少なくとも、ぎりぎりベスト・マッチは満たしているだけの素晴らしい一品。


総評。
 
予選でも良い試合があり
 決勝はこれを定番大会にするだけの名勝負でした。
 まあまあ良い大会です。
 
DVD Rating
★★★☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
マーク・ブリスコ対アレックス・シェリー

コルト・カバナ対トレント・アシッド

オースチン・エリーズ、ロデリック・ストロング対ジョシュ・ダニエルズ、ジョン・ウォルターズ

ホミサイド対ジェイ・ブリスコ

ブ ライアン・ダニエルソン対ジャック・エヴァンス

サ モア・ジョー対マット・ストライカー

タッ グ王座戦:CMパンク、コルト・カバナ(ch)対ダン&マーカス対アウトキャスト・キラーズ対スペシャルK

CMパンク対ハイドロ

決 勝、4コーナー・エリミネーション・マッチ:サモア・ジョー対コルト・カバナ対オースチン・エリーズ対ブライアン・ダニエルソン対ホミサイド対マーク・ブ リスコ詳 細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 決勝、エリミネーション・マッチ:サモア・ジョー対コルト・カバナ対オースチン・エリーズ対ブライアン・ダニエルソン 対ホミサイド対マーク・ブリスコ

  マークがホミサイドに襲い掛かる。
  押し込まれたホミサイドは反撃するとすぐにカバナと交代。
  カバナがグラウンド・レスリングに持ち込む。
  丸め込み合戦。
  終わって両者タッチかと思いきや
  カバナは不意打ちをしかけ精神的優位に立った中で離れアメドラとタッチ。
  アメドラがチキン・ウィング・クロス・フェイスを狙う。
  マークがコーナーに逃れエリーズにタッチ。
  エリーズは戦わずにマークにタッチ。
  仕方なくマークは再びアメドラに立ち向かうが
  アメドラに脚を取られジョーと交代される。
  攻められているマークにカバナがタッチして出てくるも、すぐさまホミサイドにタッチ。
  ホミサイドは牽制の蹴りを避けただけでエリーズにタッチ。
  エリーズはカバナにタッチしようとするも逃げられる。
  逃げ腰のエリーズにジョーが襲い掛かる。
  エリーズは返り討ちにしクルーシーフィックス・ボムを決めるもSTOを食らう。
  ジョーが丸め込んでリングを一周。カウント2。
  ジョーがカバナにタッチ。
  エリーズはホミサイドにタッチしようとするも逃げられマークにタッチ。
  劣勢のカバナはマークをアメドラのいるコーナーに押し込むもアメドラはマークとタッチ。
  アメドラとマークに協力関係が気づかれつつあるのを見てカバナはホミサイドを見初めタッチ。
  攻勢のホミサイドがアメドラにタッチしマークを攻撃させる。
  脚攻め。
  このマークを見てタッチを求められたエリーズは勇んで出て行く。
  しかしふらついてコーナーに行ったマークにジョーがタッチして出てくる。
  ジョーがはたきまくり延髄切り。
  出てきたホミサイドにベリー・トゥー・ベリー。
  アメドラが出てきてジョーにドロップ・キック。
  更にマークにトペ・スイシーダ。
  エリーズが出てきてジョーに襲い掛かるも
  ジョーが蹴りを放ってくるや、それを避けてアメドラ、マークにコークスクリュー・ブランチャ。
  カバナがジョーの後ろから襲い掛かる。
  ジョーがショルダー・スルーで3人の上に落とそうとする。
  カバナはエプロンに着地するとアサイ・ムーンサルトを予告しておきながら
  突進してきたジョーにサンセット・フリップを決め1,2,3!
  ジョーが脱落(15分)!
  ホミサイドが邪魔だ、どいてろと突き飛ばしジョーにざまあねえな、と挑発。
  カバナがホミサイドに襲い掛かる。
  マークが気づかれないようホミサイドにタッチ。
  ホミサイドがカバナにラリアットを決めカバー。
  マークがあわよくばホミサイドも巻き添えにとシューティングスター・プレスを放つ!
  それに気づいたホミサイドは寸前で逃れるもカバナは避けられず、1,2,3!
  カバナ脱落(17分)!
  ホミサイドがマークに襲い掛かる。
  マークは勢いに乗って返り討ち。
  ホミサイドがロー・ブローからパイル・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  雪崩式エース・クラッシャーを狙う。
  マークがホミサイドを押し飛ばしダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  ジャーマンを狙う。
  ホミサイドが体勢を入れ替える。
  マークが取り返し抵抗を振り切りジャーマン。
  しかし自分の肩もついていて1,2,3!
  ホミサイドとマークが脱落(19分)!
  マークとホミサイドは乱闘しながら退場。
  仕切り直して優勝はアメドラ対羊で決まることになった。
  アメドラが余裕を持ってレスリング、打撃と試合を運ぶ。
  エリーズがスプリングボード式バック・エルボーを狙う。
  読んでいたアメドラはドロップ・キックで迎撃し腰に狙いをつける。
  エリーズはコーナー上のアメドラにスプリングボード式ドロップ・キック。
  アメドラは脚が絡まり逆さ吊りになってしまう。
  好機とばかりにエリーズはドロップ・キックを決める。
  フェンスにぶつけてからリングに戻し軽快に攻め立てる。
  アメドラがチョップを打ち込み反撃。
  エプロンの羊にリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  エリーズは防ぐと逆に場外へのブレーン・バスターを決める。
  エプロンからダイビング・エルボー。
  リングに戻しニー・クラッシャーからバック・ドロップ。
  450°スプラッシュへ!
  アメドラは避けるとアッパーカート。
  両者ダウン。
  アメドラが猛攻を見せドラゴン・スープレックス。カウント2。
  ならばとキャトル・ミューティレーション!
  エリーズはすり抜けると首へのニー・ドロップ。
  そしてフィッシュホック・サブミッション。
  もう片方の腕も取り締め上げる。
  アメドラが何とかロープを掴む。
  アメドラが隙を突いてキャトル・ミューティレーションに持っていこうとする。
  エリーズは防いでブレーン・バスターへ!
  ニーで防がれるもエルボーを入れてから三度目の正直で決める!
  カバーするもカウントは2!
  ならばと450°スプラッシュへ!
  アメドラが膝を立てて防ぐ。
  両者崩れながらもフォア・アームズを打ち合う。
  ローリング・エルボーを狙ったエリーズにアメドラがカウンターのエルボー。
  ボディ・スラムを連発。
  エリーズが4度目で逃れブレーン・バスターを狙う!
  アメドラが逃れローリング・エルボー!
  カバーに行くもエリーズがロープを掴む!
  雪崩式バック・ドロップを決めてカバーするもカウント3ならず。
  ボディ・スラム連発。
  エリーズがスモール・パッケージに切り返す。カウントは2!
  アメドラはアッパーカートを決めるとボディ・スラムからベア・ハグ。
  抵抗するエリーズにヘッド・バッドを要れ更にボストン・クラブに近い状態まで持っていく。
  エリーズは手を伸ばすも中央まで持っていかれタップ・アウト!
  アメドラが優勝(43分)!
  両者握手を交わす。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

マーク・ブリス コ対アレックス・シェリー

コルト・カバナ対 トレント・アシッド

オースチン・エ リーズ、ロデリック・ストロング対ジョシュ・ダニエルズ、ジョン・ウォルターズ

ホミサイド対 ジェイ・ブリスコ

ブ ライアン・ダニエルソン対ジャック・エヴァンス

サ モア・ジョー対マット・ストライカー

タッ グ王座戦:CMパンク、コルト・カバナ(ch)対ダン&マー カス対アウトキャスト・キラーズ対スペシャルK

CMパンク対ハイドロ

決 勝、4コーナー・エリミネーション・マッチ:サモア・ジョー対コルト・カバナ対オースチン・エリーズ対ブライアン・ダニエルソン対ホミサイド対マーク・ブリスコ詳 細

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