ROH 02年のレ ビューに戻る TOPに戻る

PPV 名
ROH:Road to the Title 6/22/02
ベ スト・マッチ
Bブロック決勝:AJスタイル ズ対クリストファー・ダニエルズ→詳細
グッ ド・マッチ
Dブロック決勝:アメージン グ・レッド対ロウ・キー→詳細
雑 感
レビューの都合上決勝カードを記載します。

1試合目−ブライアン・ダニエルソン対バイオ・ハザード
 捨て試合その1。

2試合目−Aブロック1回戦:ポール・ロンドン対スパンキー
 将来WWEでタッグ・パートナーとなる2人の対決。
 面白い攻防はあるのだけれども噛み合わない。
 短いし少し悪い試合。

3試合目−Cブロック1回戦:ジェイ・ブリスコ対ダグ・ウィリアムス
 明らかな捨て試合があるのだが
 それでも他の試合時間も短くなる。
 悪くないのだが6分程のため平均レベルにとどまる。

4試合目−Aブロック1回戦:ジョニー・ストーム対ジョディ・フレッシュ
 飛び師対決の典型的失敗例。
 失敗が頻発し飛ぶ事に気を取られ展開なんてどこへやら。
 少し悪い試合ですがトーナメントの中に
 こういう単純に盛り上がれる試合があるのは良いこと。

5試合目−Dブロック1回戦:ロウ・キー対プリンス・ナナ
 捨て試合その2。
 
6試合目−Dブロック1回戦:エグザヴィアー対アメージング・レッド
 この頃のレッドの動きはキレが凄まじい。
 4分ほどにしてはかなり良い。

7試合目−Bブロック1回戦:クリストファー・ダニエルズ対スクート・アンドリュース

 ひどくはないが捨て試合その3。

8試合目−シンプリー・ルシャス対スミエ・サカイ
 捨て試合その4。

9試合目−Bブロック1回戦:AJスタイルズ対ジェリー・リン→
詳細
 唯一1回戦で10分を超えた試合。
 TNA初期の黄金カードだが
 この2人なら当たり前の範疇に収まっています。
 中々良い試合程度。
 序盤のリンがAJのドロップ・キックへの流れを
 ことごとく断ち切って結局1発も打たせなかった攻防は面白いのだけれど。

 この試合のあとタッグ戦線のチームが次々出てきて乱闘になりました。

10試合目−Aブロック決勝:ジョディ・フレッシュ対スパンキー
 この日のフレッシュは危なっかしい。
 場外へのスプリングボード式ムーンサルトで
 フェンスにぶつかってしまう。
 試合はどうでもよいレベルで
 決勝なのに5分程度。

11試合目−Cブロック決勝:ダグ・ウィリ アムス対ブライアン・ダニエルソン→
詳細
 両者の魅力を消し合って
 そこまで良い試合にはならず。
 まあまあ良い程度の試合。 
  
12試合目−Dブロック決勝:アメージン グ・レッド対ロウ・キー→
詳細
  この試合は良くも悪くも最初の30秒に尽きる。
 ロウ・キーの打撃を紙一重でことごとく避けていくその様は
 アクション映画ばりで観客総立ちの恐るべきシーン。
 その後はどうしてもロウ・キーが蹴りで支配し
 レッドが飛び技で切り返していくという
 予想通りというか幅の狭さを見せてしまう。
 その攻防は悪いというわけでなく普通に良いのだけれども。
 怪我でレッドは全盛期の輝きを失ってしまったし
 これはレッドのシングルのキャリアにおいて生涯最高試合になりえる。
 ベスト・マッチには届かないが必見の内容。

13試合目−Bブロック決勝:AJスタイル ズ対クリストファー・ダニエルズ→
詳細
  完全な読み合いを表現したグラウンド・レスリングは面白すぎますね。
 それの打開策としてダニエルズが腕攻めを持ってきて
 AJのドロップ・キックで流れが変わるという定石から5分に戻し
 その後の妙技とでも表現するべき攻防と言い
 この黄金カード絶好調です。
 本当に文句のつけ所のないまま
 見事なクライマックスへ。
 これはぎりぎりベスト・マッチ。


総評。
 捨て試合が幾つかあるにもかかわらず
 トーナメントの欠点が出て試合時間が十分に取れない。
 大会としてはやや悪いのだが
 名勝負、好勝負が1つずつある。
 よって星4つ。
 メインをAJ、ダニエルズの個人物で持っていても
 白眉のロウ・キー対レッドのためだけに
 これを手に入れる価値はある。

DVD Rating
★★★★


試合カード
勝敗付はこちら
1
Cブロック1回戦:ブライアン・ダニエルソン対バイオ・ハザード

Aブロック1回戦:ポール・ロンドン対スパンキー

Cブロック1回戦:ジェイ・ブリスコ対ダグ・ウィリアムス

A ブロック1回戦:ジョ ニー・ストーム対ジョディ・フレッシュ

Dブロック1回戦:ロウ・キー対プリンス・ナナ

Dブロック1回戦:エグザヴィアー対アメージング・レッド

Bブロック1回戦:クリストファー・ダニエルズ対スクート・アンドリュース

シンプリー・ルシャス対スミエ・サカイ

Bブロック1回戦:AJスタイルズ対ジェリー・リン→詳細
10
A ブロック決勝:ジョディ・フ レッシュ対スパンキー
11
C ブロック決勝:ダグ・ウィリ アムス対ブライアン・ダニエルソン→詳細
12
D ブロック決勝:アメージン グ・レッド対ロウ・キー→詳細
13
B ブロック決勝:AJスタイル ズ対クリストファー・ダニエルズ→詳細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 Bブロック1回戦:AJスタイルズ対ジェリー・リン

  腕の取り合い。
  アーム・ドラッグを打ち合って離れる。
  リンはコーナーに振ってドロップ・キックの流れに行かせない。
  避け合った後同時にアーム・ドラッグを狙い相打ち。
  リンはAJのドロップ・キックを警戒しながら打撃で攻める。
  AJはジャーマンを着地して防ぐとロープに振る。
  リンは振り返してバック・ブリーカー。
  トルネードDDTを防ぐも
  AJの動きを読みきりコーナーへのベリー・トゥー・ベリー。
  カバーするもカウント2。
  リバース・ゴーリー・スペシャルにいく。
  AJは逃れるとスーパー・キック。
  カバーするもカウント2。
  リンの反撃を防ぐと腕に狙いをつけ試合を制していく。
  一回転してのリバースDDTからカバー。カウント2。
  ならばとスタイルズ・クラッシュへ!
  リンはリバース・スープレックスを避けるとパワー・ボムを狙う。
  逃れられるも延髄切りを決める。
  リンが再びパワー・ボムを狙う。
  丸め込み合戦からリンがジャーマン。カウント2。
  両者ダウン。
  リンがスインギングDDTを決めカバー。カウント2。
  AJがネック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
  コーナー上へ。
  追ってきたリンを落とすとスパイラル・タップ!
  カバーするもカウント2!
  リンがDDTからTKOを決めカバー。カウント2。
  ならばとクレイドル・パイル・ドライバーへ!
  AJは脚を引き倒すとスタイルズ・クラッシュで1,2,3!



 Cブロック決勝:ダグ・ウィリアムス対ブライアン・ダニエルソン

  まずはお互い相手のレスリング・ムーブを返し合って牽制。
  アメドラがチン・ロックにいくが、ことごとくリスト・ロックに返される。
  グラウンド戦をダグは優位に進めていく。
  一旦仕切り直し。
  アメドラは反撃を試みるがことごとく防がれる。
  ダグは腰に狙いをつけている。
  軽快にニー・アタックを決めダイビング・ニー・ドロップへ。
  アメドラはドロップ・キックで迎撃するとドラゴン・スクリュー。
  脚へのサブミッションを決める。
  ダグも決められたまま同じ技を決めそのまま両者転がって場外へ。
  アメドラがリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ダグが逆に場外へのブレーン・バスターを決める。
  ダグがそろそろ決めにかかる。
  アッパーカートを連続で叩きつけていく。
  アメドラは避けてネック・ブリーカー・スープレックスを決める。
  フォア・アームズを打ち合う。
  アメドラがフロント・スープレックスからダイビング・ヘッド・バッド。
  カバーするもカウント2。
  ダグがコーナーへの攻撃を避けカオス・セオリー!カウントは2!
  アメドラはダグを蹴りつけ雪崩式バック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ならばとキャトル・ミューティレーションへ!
  ダグはブリッジで起き上がって防ぐと
  バック・スープレックスからカバーの体勢に持って行き1,2,3!



 Dブロック決勝:アメージング・レッド対ロウ・キー

  レッドは握手に応じるも不意を付いて殴りつける。
  レッドはロウ・キーの打撃をことごとくかわし睨み合う。
  ロウ・キーは組み合ってレッドの動きを押さえると力技で攻める。
  レッドの蹴りをガードしかわすと蹴りを浴びせていく。
  レッドは蹴りを避けると払い蹴りからスタンディング・シューティングスター・プレス。カウント2。
  レッドがスピードを生かしネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  ロウ・キーはハリケーン・ラナを防ぐとウィール・キック。
  スペース・ローリング・延髄切りを狙うもレッドがミサイル・キックで迎撃。
  ロウ・キーは場外へのショルダー・スルーを狙う。
  レッドはエプロンに着地する。
  エプロン際の攻防は最後にロウ・キーがウィール・キックを決めレッドは柵に激突。
  リングに戻しカバー。カウント2。
  レッドがスインギングDDTに切り返す。
  体力回復を狙ってエプロンに逃れたロウ・キーにドロップ・キック。
  そして場外ダイブを狙う。
  ロウ・キーはニー・アタックで迎撃。
  カバーするもカウント2。
  キー・クラッシャーを狙う!
  レッドが変形クルーシーフィックス・ボムに返す。カウント2。
  レッドがハリケーン・ラナを狙う。
  ロウ・キーは耐えるとキー・クラッシャーの体勢に持っていこうとする。
  レッドは逆に肩車の状態に持って行きリバース・ハリケーン・ラナ。
  コークスクリュー・ムーンサルトにつなげるも避けられ自爆。
  レッドがリバース・ハリケーン・ラナを狙う。
  ロウ・キーは防ぐとキー・クラッシャーの体勢に捕らえコーナーに叩きつける。
  リングに戻すとフェニックス・スプラッシュへ!
  避けられるも着地する。
  レッドがコーナー上のロウ・キーにスピン・キックを決め雪崩式ハリケーン・ラナへ。
  ロウ・キーは耐え切ると雪崩式キー・クラッシャー!
  カバーし1,2,3!
  ロウ・キーはレッドを認め握手を求める。
  レッドも応じる。
  ロウ・キーが去った後ブライアンがレッドを襲撃。
  SATがレッドを救い出す。
 
 

 Bブロック決勝:AJスタイルズ対クリストファー・ダニエルズ

  グラウンドの素早い攻防。
  お互い相手の考えを読み切っているで、ほとんど技が決まらない。
  ペースを落とし両者戦略を練っている。
  ダニエルズが腕攻めからやや優位に立つ。
  AJも盛り返し再び五分と五分の展開が続く。
  AJが奇襲のヘッド・シザースを決めたところから試合が動き始める。
  ドロップ・キックでダニエルズを落とすとコークスクリュー・ブランチャ。
  ダニエルズが場外へのブレーン・バスターを狙う
  AJはエプロンに着地し殴りつけていく。
  ダニエルズはロー・ブローで逃れるとAJを殴りつけフェンスにぶつける。
  ダニエルズはこの一撃で勝利を確信。AJも流血している。
  傷口を殴りつけていく。AJはぐったりして防戦一方。
  ダニエルズがスプリングボード式ムーンサルトに行くが避けられ自爆。
  AJはブレーン・バスターを防ぐと逆に垂直落下式ブレーン・バスターを決める。
  セカンド・ロープ上のダニエルズにライオン・サルトからカバー。カウント2。
  ダニエルズがコンプリート・ショットからコウジ・クラッチ。
  AJはそのままカバーに持ち込む。カウント2。
  ダニエルズはAJをロープの上に乗せダイビング・レッグ・ドロップ。
  ブルー・サンダー・ドライバーからカバー。カウント2。
  AJは延髄切りを決めるとローリング・ラリアット。
  更にパワー・スラム、ジャーマンからのバック・ドロップ・フェイス・バスターと気力を振り絞り攻め立てる。
  ダニエルズはコンプリート・ショットのフェイントからの
  強烈なSTOでAJの勢いを一気に止める。
  ブルー・サンダー・ドライバーからBMEへといくもロープを揺らされ転落。
  AJはフェイス・バスターからカバー。カウント2。 
  ならばとスタイルズ・クラッシュへ!
  ダニエルズはアンクル・ロックに切り返し脚を巻きつける。
  丸め込み合戦になるもカウント2止まり。
  ダニエルズがジャーマンを狙う。
  AJは逃れてロープ一回転のリバースDDTへ!
  ダニエルズはスナップ・メアに返してからラスト・ライツで1,2,3!

   

勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

Cブロック1回戦:ブライアン・ダ ニエルソン対バイオ・ハザード

Aブロック1回戦:ポール・ロンドン対スパンキー

Cブロック1回戦:ジェイ・ブリスコ対ダグ・ウィリアムス

A ブロック1回戦:ジョ ニー・ストームジョディ・フレッシュ

Dブロック1回戦:ロウ・キー対プリンス・ナナ

Dブロック1回戦:エグザヴィアー対アメージング・レッド

Bブロック1回戦:クリストファー・ダニエルズスクート・アンドリュース

シンプリー・ルシャス対スミエ・サカイ

Bブロック1回戦:AJスタイルズ対ジェリー・リン→詳細
10
Aブロック決勝:ジョディ・フ レッシュスパンキー
11
Cブロック決勝:ダグ・ウィリ アムス対ブライアン・ダニエルソン→詳細
12
Dブロック決勝:アメージン グ・レッドロウ・キー詳細
13
Bブロック決勝:AJスタイル ズ対クリストファー・ダニエルズ詳細

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