ROH 02年のレ ビューに戻る TOPに戻る

PPV 名
ROH:Glory by Honor 10/5/02
ベ スト・マッチ
ファイト・ウィズアウト・オナー:サモア・ジョー対ロ ウ・キー→詳細
グッ ド・マッチ
なし
雑 感

@ホミサイド対SAT対スペシャルK対ディバイン・ストーム
 いつも通り一定のスピードで淡々と打ち合うスポット・フェスト。
 少し悪い試合。

 バック・シート・ボーイズが現れホミサイドに試合を要求。
 ホミサイドがコリノをパートナーに選び次の試合に。

Aバックシート・ボーイズ対ホミサイド、スティーブ・コリノ
 普通にバックシート・ボーイズの動きが
 CZWにいる時よりキレてますね。
 短いながら目まぐるしく変転させ
 ちゃんと裏切りまで演出し良かったですね。
 平均レベル。
 コリノのデビュー戦からいきなり仲間割れして抗争へ。

Bクリストファー・ストリート・コネクション、アリソン・デンジャー対ジョーイ・マシューズ、クリスチャン・ヨーク、アレクシス・ラリー
 ひどい試合。
 デンジャーの格好もひどい。 

Cトニー・ママルーク対ジェームス・マリタト
 FBIのギミック権がかかったパートナー対決。
 こういうのは良くなるはずなのだが
 地味且つ微妙で少し悪い試合。

Dアメージング・レッド対日高郁人
 速いペースでちょっと工夫を凝らした
攻防を入れながら
 定番のスポットも取り入れています。
 やや試合構成が整っていないかな。
 まあまあ良い試合でした。

Eファスト・エディ対ドン・ファン
 TWAレスラーの3分試合。
 3分にしては悪くないか。
 
 試合後色々乱入して来て次の試合へ。
 
Fテキサス・デス・マッチ:スティーブ・コリノ対ルーディ・ボーイ・ゴンザレス
 ゴンザレス相手にまともな試合ができる訳もなく
 コブラ・クラッチで終わり悪い試合。
 試合後ロンドンが現れラダー・ダイブを披露。

Gファイト・ウィズアウト・オナー:サモア・ジョー対ロ ウ・キー→
詳細
 MMAスタイルのグラウンド・レスリングから
 底知れぬ体力設定で張り合って技を打ち合う流れに行った時は
 四天王プロレスという奇形プロレスの
 「ひたすら頭部から投げ落とす」というのは如何な物かと警鐘を鳴らし
 そんな事をしなくても同等、それ以上の物が表現できるのではないかと
 リスペクトをこめながら闘いというテーマで
 再定義しようという試みなのか、と思いましたけど
 いやはやそれで終わりではありませんでした。
 最後の最後に素の肉体による打撃戦に原点回帰させ
 強さを求めて狂おしくもだえる2匹の獣の邂逅という
 格闘技美に集約させて来ました。
 つまる所人間はどんなに鍛えても
 野生動物を凌駕できないといっても過言ではなく
 強さを求め続けたら技術論から精神論に移行し
 最後に獣性を目覚めさせるという道にあるのでは、
 と格闘論を展開して来た訳であります。
 これは何やら心を動かされてしまいました。
 上手いなぁ。凄いなぁ。面白いなぁ。
 こういう物こそ名勝負と言うにふさわしいのでありますね。

Hプリンス・ナナ対イラックス
 ナナのスカッシュ・マッチ。

Iエグゼヴィアー対ジェイ・ブリスコ
 援護ありとはいえROH王者になったんだから
 ジェイごとき(失礼)にクリーン負けしたらいかんでしょ。
 オーソドックスな内容で平均レベル。

Jフォールズ・カウント・エニウェア:カーニッジ・クルー対ダ・ヒット・スクワッド
 どうにも仕方ないタッグ同士が
 のっけから凶器使用、場外へ、乱闘、ステージでテーブル葬と
 簡単な様式でお手軽ハードコア・マッチを。
 悪くない。

K3ウェイ・ダンス:マイケル・シェイン対スパンキー対ポール・ロンドン
 全員良くないねぇ。
 定番の最初のスポットを使わず
 スロー・ペースで始めて掴みに失敗した上
 サイコロジー、3ウェイ・ムーブをちょっとずつ
 手を出して中途半端になりだらだらと。
 シングルになっても同じ感じでクライマックス。
 平均レベル。

Lクリストファー・ダニエルズ対ダグ・ウィリアムス
 基本で魅せれるのがこのカード。
 見事なグラウンド・レスリングを見せてきます。
 ダグが脚を攻めた後ダニエルズが首を攻めるという中盤。
 ここでダグが反撃にカオス・セオリーを狙いすぎですね。
 只でさえダグというレスラーは中盤と終盤のメリハリが薄いのに、
 こんなことしてはいけません。
 ついでにクライマックス入りかけの所でチープ・フィニッシュ。
 12,3分という事もありメインとしては物足りなかったですね。
 怪我でカード変更になったそうですが
 もう少し何とかならなかったか。
 平均的な良試合程度。


初期盤には以下の特典試合がついています。
@タッグ王座戦(フォールした者がパートナーを選べる):エグゼヴィアー、クリストファー・ダニエルズ(ch)対ロウ・キー、ブライアン・ダニエルソン (ECWA 4/6/02)→
詳細
 面子は良いのですが
 この変則ルールが余計ですね。
 このルールだと人間関係の広がりが限られた
 4コーナー・サバイバルみたいなもの。
 ついでになぜかタッチせずに交代していて興冷め。
 彼らみたいな実力者にしては珍しいですね。
 悪くはないですがもっと良く出来えたのは明らかです。


総評。
 相変わらずのワン・マッチ興行でしたが
 Gはプロレスという芸術表現の無限の可能性を
 改めて提示した年間最高試合候補でマスト・ハブ。


DVD Rating
★★☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
ホミサイド対SAT対スペシャルK対ディバイン・ストーム

バックシート・ボーイズ対ホミサイド、スティーブ・コリノ

クリストファー・ストリート・コネクション、アリソン・デンジャー対ジョーイ・マシューズ、ク リスチャン・ヨーク、アレクシス・ラリー 

ト ニー・ママルーク対ジェームス・マリタト

アメージング・レッド対日高郁人

ファ スト・エディ対ドン・ファン

テ キサス・デス・マッチ:スティーブ・コリノ対ルーディ・ボーイ・ゴンザレス

ファ イト・ウィズアウト・オナー:サモア・ジョー対ロウ・キー→詳細

プリンス・ナナ対イラックス
10
エグゼヴィアー対ジェイ・ブリ スコ
11
フォールズ・カウント・エニ ウェア:カーニッジ・クルー対ダ・ヒット・スクワッド
12
マイケル・シェイン対スパン キー対ポール・ロンドン
13
クリストファー・ダニエルズ対 ダグ・ウィリアムス
特1
タッグ王座戦(フォールした者 がパートナーを選べる):エグゼヴィアー、クリストファー・ダニエルズ(ch)対ロウ・キー、ブライアン・ダニエルソン(ECWA 4/6/02)→詳細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 ファイト・ウィズアウト・オナー:サモア・ジョー対ロウ・キー

  牽制し合う。
  ロウ・キーがマウント・パンチ。
  ジョーが体勢を入れ換えヘッド・バッドにエルボー。
  ボストン・クラブを決め膝で首を押さえつける。
  レッグ・ロックを食らっているロウ・キーが張り手。
  ジョーは技を解くと立ち上がり張り手の打ち合いに誘う。
  蹴り飛ばしビッグ・ブーツを狙う。
  ロウ・キーは避けるとチョップを入れウィール・キック。
  カバーするもカウント1。
  モンゴリアン・チョップ。
  ジョーは耐えるとクローズライン。
  カバーするもカウント1。
  打。打。投。締。打。投。
  ロウ・キーもやり返す。
  締。打。打。打。打。投。
  打と打。両者ダウン。
  ジョーがビッグ・ブーツ。フェイス・ウォッシュ。
  パワー・ボム、STF、クロス・フェイス。
  ロウ・キーがアーム・バーに切り返す。
  ロープ・ブレイク。
  ジョーの腕に打。打。締。
  高角度のバック・ドロップ。
  両者の体が沈む。
  這っていきカバー。カウント2。
  ドラゴン・スリーパー。
  ジョーが決められたまま立ち上がる。
  デス・バレー・ドライバーを放つ。
  アイランド・ドライバーとつなげカバー。
  ロープ・ブレイク。
  ロウ・キーが背中へ蹴。
  ジョーが背中へ蹴。
  両者睨み合う。
  防具を外す。素の肉体と肉体。
  素手で殴る。殴る。張る。張る。蹴る。蹴る。
  ジョーがクローズライン。
  ロウ・キーがビッグ・ブーツ。
  ジョーがクローズライン。ダウン。
  ジョーが裏拳を叩き込む。叩き込む。
  ロウ・キーが反撃。
  ジョーの頭部を蹴る。蹴る。蹴。蹴。蹴。蹴り上げる。
  膝。膝。拳。
  ジョーという獣が吼える。
  そして拳に崩れ落ちる。
  カウントは1。
  カウントは2。
  カウントは3。
  フォール、16分26秒。勝者、ロウ・キー。



 
タッグ王座戦(フォールした者がパートナーを選べる):エグゼヴィアー、クリストファー・ダニエルズ(ch)対ロウ・ キー、ブライアン・ダニエルソン(ECWA 4/6/02)

  ダニエルズ対ロウ・キーで試合開始。
  いきなりダニエルズがSTOにブレーン・バスター。
  入ってきたアメドラも圧倒。
  アメドラが腕を取りエクゼヴィアーに交代。
  ロウ・キーが入ってきてエクゼヴィアーと殴り合い。
  ロウ・キーが蹴りを入れ気合いを入れるも
  放つ前にアメドラがロウ・キーにタッチする。
  エクゼヴィアーが反撃しダニエルズにタッチ。
  ダニエルズが攻め立てる。
  アメドラは連係攻撃をエクゼヴィアーに誤爆させるとロウ・キーに交代。
  アメドラが出てきてバタフライ・スープレックス。
  エクゼヴィアーが捕まっている。
  ダニエルズはカットするだけ。
  ロウ・キーがエクゼヴィアーにキー・クラッシャーを狙う。
  エクゼヴィアーは防ぐとロウ・キー、アメドラを投げ飛ばす。
  交代したダニエルズが猛攻。
  ロウ・キーをショルダー・スルーで落とす。
  アメドラがダニエルズにブレーン・バスターからダイビング・ヘッド・バッド。
  カバーするもカウント2。
  エクゼヴィアーがロウ・キーに攻撃しようとコーナーに登るもアメドラに落とされる。
  ダニエルズがアメドラにクローズラインを決め全員ダウン。
  ロウ・キーがダニエルズにスペース・ローリング延髄切りを決めカバー。カウント2。
  ならばとキー・クラッシャーを狙う。
  エクゼヴィアーが邪魔する。
  エクゼヴィアーがロウ・キーにキス・ユアXグッドバイを決める。
  続いてコーナー上へ。
  ロウ・キーがエクゼヴィアーの体勢を崩し捕らえる。
  エクゼヴィアーはロウ・キーを落とすとエクスクラメーション・ポイント!
  カバーするもダニエルズがカットしエクゼヴィアーにSTO。
  アメドラがダニエルズにローリング・エルボー。
  ロウ・キーを起こすとタッチを求めるが拒否される。
  アメドラはロウ・キーを殴りつけると無理矢理自陣に引っ張りたてタッチ。
  ダニエルズに襲いかかる。
  雪崩式バック・ドロップからカバー。
  カットしてきたエクゼヴィアーにも雪崩式バック・ドロップを狙う。
  エクゼヴィアーがクロス・ボディに切り返しカバー。カウント2。
  アメドラがダニエルズを、エクゼヴィアーがロウ・キーを殴りつけていくが最後は避けられ相打ち。
  ロウ・キーがエクゼヴィアーにうぃー留・キック。
  同時にダニエルズがアメドラにエンジェルズ・ウィング!
  ロウ・キーとダニエルズが殴り合う。
  ダニエルズがブルー・サンダー・ドライバー。カウント2。
  チョーク・スラムからBME。カウント2。
  ロウ・キーのスペース・ローリング・キックを避けるとアイコノクラズムを狙う。
  アメドラが妨害しエクゼヴィアーにキャトル・ミューティレーション!
  その隙にロウ・キーがダニエルズにフェニックス・スプラッシュを決め1,2,3!
  キーが新タッグ・チャンピオンに!
  アメドラはロウ・キーにベルトを寄こせという。
  キーは拒否するとエクゼヴィアーにベルトを渡す。
  エクゼヴィアーが新タッグ・チャンピオンとなる!
  文句を言うアメドラを2人は連係攻撃で叩きのめす。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

ホミサイド対 SAT対スペシャルK対ディバイン・ストーム

バックシート・ ボーイズ対ホミサイド、スティーブ・コリノ

クリスト ファー・ストリート・コネクション、アリソン・デンジャー対ジョーイ・マシューズ、ク リスチャン・ヨーク、アレクシス・ラリー 

ト ニー・ママルーク対ジェームス・マリタト

アメージング・ レッド対日高郁人

ファ スト・エディ対ドン・ファン

テ キサス・デス・マッチ:スティーブ・コリノ対ルーディ・ボー イ・ゴンザレス

ファ イト・ウィズアウト・オナー:サモア・ジョー対ロウ・キー詳細

プリンス・ナナ対イラックス
10
エグゼヴィアー対ジェイ・ブリ スコ
11
フォールズ・カウント・エニ ウェアカーニッジ・クルー対ダ・ヒット・スクワッド
12
マイケル・シェイン対スパン キー対ポール・ロンドン
13
クリストファー・ダニエルズ対 ダグ・ウィリアムス
特1
タッグ王座戦(フォールした者 がパートナーを選べる):エグゼヴィアー、クリストファー・ ダニエルズ(ch)対ロウ・キー(新チャンピオン!)、ブラ イアン・ダニエルソン(ECWA 4/6/02)→詳細

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