TOPアメリカン・プロレスPWGPWG 2018年 →PWG:Neon Knights 2/16/18

PWG:Neon Knights 2/16/18の分析


名勝負 キース・リーvs.マット・リドル
好勝負 なし

@アダム・ブルックスvs.ブロディ・キング
Aダルトン・キャッスルvs.ジョーイ・ジャネラ

Bトラヴィス・バンクスvs.デイヴィッド・スター
 バンクスが不意打ちしてトペ三連発。
 四発目をスターが阻止してエプロンへの投げにダイブ。
 初っ端から飛ばしますね。
 場外の攻防でテンポ・ダウンし、
 あげまくった沸点を活かしきれなかったのはもったいないですが、
 再びギアを入れなおすとそれぞれ機動力活かして攻防。
 この後どうなる、どうなる、と身を乗り出して見入ってしまいます。
 一方で疲労感を感じさせたりして落とし込んでいく作業は
 決してしっくりはこない。
 打撃の耐え合いとポージングの間、
 これは素晴らしく持ち直したものの
 改善点が幾つかあり、好勝負には少し届かず。

Cザック・セイバーJr. vs.フリップ・ゴードン

Dキース・リーvs.マット・リドル
 リドルが飛びついてヘッドロックをかけるも外されたりと
 キースをどうスケール・アップさせるかの
 双方の認識が非常に冴えています。
 これはパートナー対決のリドルvs.コブで見られなかった要素ですね。
 リドルが間合いという要素を丁寧に扱いながら仕掛けて
 情熱的なエルボーを連発。
 それに対してカウンターでキースがパウンスを放つとリドルが凄い跳て、
 この見事な受身にまた感心します。
 キースはこれで主導権掴むと重い打撃で削っていきますが、
 間はじっくり悠然としていてザ・ジャイアントとなっています。
 こういう場合鈍ったらしさを同時に感じさせてしまうことも多々あるのですが、
 それは決して感じさせず人間離れした印象を生み出している。
 まさしく神話における英雄と怪物の戦いを現実化させたという表現がふさわしいかもしれない。
 それぞれ投げに対して起き上がると
 超人的クライマックスに突入。
 印象的なカウンター・センスと驚異的な受身。
 最後まで感心しきり。
 リドルの勝ちパターンに持っていけない異常事態が
 試合内容にふさわしいものになっていますね。
 今回サブミッションを排除しているで
 最後の最後は少しシツコク、落としどころが見えなかったですね。
 しかし、それが唯一の課題、というとてつもない試合でした。
 文句なしに名勝負です。
 (執筆日:2/?/18)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アダム・ブルックスvs.ブロディ・キング
Aダルトン・キャッスルvs.ジョーイ・ジャネラ
Bトラヴィス・バンクスvs.デイヴィッド・スター
Cザック・セイバーJr. vs.フリップ・ゴードン
Dキース・リーvs.マット・リドル