雑
感
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２枚組み約４時間２５分です。
Night Twoと１パッケージに収められています。
いつも通り開会式が行われます。
入場してきたディンゴにストライフが襲いかかり血祭りに。
ディンゴはイアンにストライフ戦を求める。
イアンはディンゴの気迫を認め
ルーザー･リーブス･タウンを組むと言う。
①プリンス・ムスタファ・アリ対イゴ・ファ
ンタスティコ
アリは危険なヒール・ギミックを持っているにもかかわらず
そのスタイルは正統な軽量級でスピードと攻防が魅力。
無名の割には優秀だしギミック・ワークが外れているので
捨て去るべきですね。
試合はオープニングで軽く仕上げると思いきや
上述のアリが予想以上の物を見せ
最近好調のイゴとX級ムーブに。場外での投げを繰り出したため意外な熱戦に。
平均的な良試合。
②デイブ・テイラー対トレイシー・スマサーズ
ややあっさりながら
この２人らしい燻し銀ファイトを展開。
悪くない試合です。
③ボビー・フィッシュ対２コールド・スコーピオ
スコーピオはヒールだったはずですが
無かったことになっているようで。
試合はフィッシュが没個性でスコーピオの間は微妙。
何の見所も無し。
悪い試合。
④トリック・デイビス対サラ・デル・レイ
今大会一番注目のサラ。
現ROHでのフェイス･ペイントをして乗り込んできました。
試合は激しい打撃を見せるサラに対し
トリックが小手先のトリックを使って立ち向かう、というもの。
最初こそトリックが気乗りしない様子も見せていましたが
サラの男顔負けの攻撃を受けて考えを変えたか
腰を据えて臨むようになり、まずまずの内容に。
平均より少し上。
⑤ドレイク・ヤンガー対２タフ・トニー
KOTDMのようなカードですね。
トニーがTPI参加なんて・・・。
試合はトニーが脚攻めを見せたりロープを伝ってのハリケーン･ラナとか見せましたけれども
頑張る方向が違うような・・・。
普通にラフ･ファイトで良かったのでは。
悪い試合。
⑥チャック・テイラー対カサンドロ
カサンドロはメヒコのおかま。
ミス･ムーブ、かみ合わない場面も見られましたが
カサンドロはトペ･スイシーダが後ろに逸れて
背中から観客席に落下してもすぐ起き上がったり
鉄柱への自爆が恐ろしいまでに思いっきり良かったりして
ちょっとしたリスペクトを得ました。
平均レベル。
⑦クリス･ヒーロー対サミ・カリハン
カリハンがヒーローのハードな打撃を耐え忍び。
気合で打ち合いに持って行く・・・
こういうのをやりたい気持ちは分からないでもないんです。
しかしその構図を受け入れさせるにはビジュアル面がどうしても弱い。
平均レベル。
⑧ネクロ･ブッチャー対エディ･キングストン
当日発表だったカード。
ネクロとキングストンというサプライズに会場も大いに盛り上がり。
当然期待されるラフな攻防に
TPIを意識した腕攻めを取り混ぜ
まあまあ良い試合に。
⑨ジョシュ・レイモンド対タイラー・ブラック
かつて抗争を繰り広げたアベクロとタイラーが再び激突。
遺恨を前面に押し出した激しいファイトで
何度も手を合わせた者ならではの
妙の利いた攻防も絡めます。
しかしやっぱりアベクロ時に比べスタイルの完成度が落ちているのは否めない。
平均的な良試合です。
試合後サルとヴィトーが乱闘。
⑩エース･スティール対アーレス
アーレスがいつも通りつまらない仕事振りを発揮。
悪い試合。
⑪マイケル・エレイン対リコシェット
定番のハイ･フライヤー対ビッグ・マン。
リコシェットは素晴らしい動きを見せるし
エレインも課題が残るとはいえ終盤の打撃の使い方なんかは良い感じです。
まあまあ良い試合。
⑫ジミー･ジェイコブス対クラウディオ・カスタニョーリ
確かな実力で持って
最初から最後まで体格差を上手く演出し続けた試合。
クライマックスも面白く２人共良く頑張りましたね。
グッド･マッチに届かずも中々良い試合です。
⑬IWA王座戦、ルーザー・リーブス・タウン：ディンゴ（ch）対ジェイソン・ストライフ
通常大会ならまだしもTPIのメインで新世代対決を持ってくるのは・・・。
おそらく良い試合をしてたんでしょうが
少なくともこの試合は期待外れでしたね。
何故かと考えるに彼らはまだまだ懐が浅いんですよ。
良い試合が出来て、よし続けようとなっても
抗争という形を取ってしまうと
長所である攻防という表現技法から表情やラフ･ファイトといった別の比重が重くなり失敗する。
これはどインディー化しているIWAにとっては結構大きな問題になるように思いますね。
悪くない試合程度でメイン失格。
総評
特別な試合がまるっきり期待できない中
ジェイコブスとCCがそれに肉薄する試合を見せたり
思ったより内容の伴った大会でした。
例年より見劣りするが決して悪くは無い大会。
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