IWA-Mid South 2007年のレ ビューに戻る TOPに戻る

DVD 名
IWA-MS:A Rotten Farewell 12/7/07
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
引退試合:イアン・ロッテン対 ミッキー・ナックルズ
雑 感
3枚組み約5時間(1時間はイアンのマイクです)。
レビューの都合上一部試合結果をのせています。

いつも通りイアンのマイクから。
17年のキャリアを振り返り思い出を語ります。
親交のある関係者がイアンに感謝しトロフィーを送ったりする。
なんで次の500番目の大会で引退しないのかなと
思ってたらこの日が息子さんの誕生日だったようです。
ハッピー・バースデーを歌ってあげたりとイアンの親としての一面も見れます。

@クリスジェン・ヘイム対マイク・スティーブンス
 下手だねぇ。
 悪い試合。

Aジャック・スリラー対ジミー・ジェイコブス
 スリラーは動きのぎこちなさが目立つものの
 上手く脚攻めを使って
 (ジェイコブスは脚を痛めているという仕込みあり)
 対等に渡り合っています。
 ジェイコブスもかつてIWA王座を任された者として
 しっかりとしたキャリーしています。
 20分弱という長丁場にもかかわらず
 だれるシーンもなかったし。
 両者良く頑張った。
 予想以上の中々良い試合でした。

BCJオーティス対ブル・ペイン
 CJが雪崩式ハリケーン・ラナをミスすると
 制裁マッチの色が濃くなってワン・サイド・ゲーム。
 それなりに楽しめたけど悪い試合。

Cリコシェット対ビリー・ロック対ブライアン・スカイライン
 新人スカイラインがどんだけの者か試すも
 返り討ちに合いリコシェットとロックが共闘→仲間割れ・・・と
 定番スタイルで飛び技を披露。
 平均レベルなのに、なぜかイアンが労いの言葉を。
 その前にスリラー、ジェイコブスを褒めるべきじゃないの。
 
Dアイアン・セインツ対ナップタウン・ドラゴンズ
 太って低調なブランドンは仲直りしたようで
 サル、ヴィトーと組んで6人タッグを。
 ドラゴンズは似ている2人に変てこな緑マスクマンで冴えません。
 長めのスカッシュ・マッチといった按配。
 少し悪い試合。

E2コールド・スコーピオ対マイケル・エリン
 最近再び活躍しているスコーピオですが
 今夜はどうもいつもの浮遊感がありません。
 そんな体調で20分近くもやるのは流石に無理がありました。
 少し悪い試合。

Fドレイク・ヤンガー対サンドマン
 著作権無視でEnter SandmanのままDVD化。
 これだけで御の字です。
 WWEに所属していたためか、
 まともなレスリング見せるなと思っていたら・・・
 レスリング・ムーブからサブミッション→ロープ・ブレイクを繰り返し
 途中で酒を飲み時間をつぶすと
 リングに戻り丸め込み→逆に丸め込みで終わり。
 サンドマンらしいといえばらしいのですが、
 まったく中身の無いひどい試合でした。 
 かつての盟友の引退興行で
 対戦相手はTOD覇者だというのにねぇ。 

GIWA王座戦、ライト級: マイク・クァッケンブッシュ(ch)対クリス・ヒーロー対チャック・テイラー対エディ・キングストン→詳 細
 クァックからフォールを奪った者がライト級王者になり
 この試合の勝者がIWA王者になる。
 このルールからして悪い予感はしてましたが・・・。
 まず開始前からヒーロー、テイラー対クァック、キングストン
 (ヒーローはキングストンを恐れる)の構図が出来上がっていたり、
 この面子でリングから出たら交代できるというルールを付け加えたりと
 展開構成がやや雑ですね。
 でヒーローの裏切りからリングは混沌として
 4人の鬩ぎ合い(ここは見事でした)から
 クァックがまさかの脱落。
 Chikara-Proの切り盛りで忙しいのも分かる。
 実際TPI後でておらず、これが初防衛戦でした。
 しかし対ヒーローとか対CC、ついでに対ヒーロー対CCなんかを
 実現させてから下ろして欲しかったなぁ。 
 話を試合に戻します。
 後を追うようにしてライト級王者になったテイラーもすぐ脱落。
 ここでヒーロー対キングストンという定番カードに。
 お馴染みの打撃戦を。
 (キングストンからは情念が届いてこないようにいつも思うのですけれど。)
 場外戦からリングに戻るとクライマックス。
 キングストンが必殺技を使い捨てのごとく打つも(必殺技変更?)カウント3を奪えず。
 しかし最後は裏拳2発(新必殺技?説得力ないね)であっけなく幕切れ。
 うむむ。キングストンがIWA王者ですか。
 私の中の印象ではキングストンって
 技術がある訳でもなくハードな事をやるのが売りのレスラー。
 しかし喧嘩ファイトは構わないのですが、
 それでお茶を濁しているようにしか見えないんですよね。
 過剰評価されているように思えます。
 果たしてキングストンでIWAを回していけるのか。
 試合の評価としてはグッド・マッチに少し届かず。

Hハードコア・バトル・ロイヤル:コーリー・シャディックス対フリークショウ対インセーン・レーン対ローリン・ハード対ジミー・クラフ
 いかにもデス・マッチしか縁のなさそうな
 真ん丸体形の人達がぐだぐだと。
 凶器で攻撃しても結局オーバー・ザ・トップ・ロープで
 終わるというのも何とも・・・
 メイン前の単なる余興でしたが
 フレイミング・チョップなんてものまで披露してくれましたので御の字。
 悪い試合。

I
引退試合:イアン・ロッテン対 ミッキー・ナックルズ→詳 細
 今宵でハードコアの王も引退か。
 ネクロも良いけど、試合以外の面でも男気を見せてくれる
 イアンが個人的には一番好きです。
 今まで素晴らしい試合を幾度と無く見せてくれたけど、
 引退試合も文句なしの最高の試合でした。
 ミッキーの緊張を解してやると
 師匠として越えなければならない壁として
 大きく立ちふさがります。
 女性だからと手加減する事なく放たれる顔面攻撃。
 これにミッキーも真っ向から受けて立っていきます。
 もはや信頼とか尊敬を超えて
 異形の愛によって成り立っているのですよ。
 愛で殺せの名言が脳裏に蘇ります。
 その後も凶器はあくまでアクセントとして抑え
 (有刺鉄線冠のチョイスは素敵、
 これを着けてのヘッド・バッドの打ち合いがハイライトか)、
 その拳と額で愛を語り合う2人。
 良いもの見せてもらいました。
 最近はこういう”人生”が出た試合って滅多に見られない。
 個人的には年間最高試合物。
 文句なしに好勝負。
 
 試合後は恒例のイアンのマイク。
 ジェイコブス、ローリン・ハード、ブル・ペイン、テレクにメッセージをす。
 そしてその合間ごとに(文字通り3倍思い入れがあるんでしょう)
 ミッキーを褒め、感謝し、抱擁です。
 そして遂にリングを降りて引退。
 最後にロッカー・ルームでインタビューかと思ったら
 テレクがシャワー・ルームで倒れてて何があったのかというプロモ。
 引退試合を終えたら間髪入れず
 不肖の弟子のためにネタフリしてやるとは、なんて弟子思いなんでしょう。


総評。
 マスト・バイ。

DVD Rating
★★★★☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
クリスジェン・ ヘイム対マイク・スティーブンス

ジャック・スリ ラー対ジミー・ジェイコブス

CJオーティス対ブ ル・ペイン
リコシェット対ビ リー・ロック対ブライアン・スカイライン

ア イアン・セインツ対ナップタウン・ドラゴンズ

2 コールド・スコーピオ対マイケル・エリン

ド レイク・ヤンガー対サンドマン

IWA 王座戦、ライト級:マイク・クァッケンブッシュ(ch)対クリス・ヒーロー対チャック・テイラー対エディ・キングストン→詳 細

ハー ドコア・バトル・ロイヤ ル:コーリー・シャディックス対フリークショウ対インセーン・レーン対ロー リン・ハード対ジミー・クラフ
10
引退試合:イアン・ロッテン対 ミッキー・ナックルズ→詳 細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 IWA、ライト級王座戦:マイク・クァッケンブッシュ(ch)対クリス・ヒーロー対チャック・テイラー対エディ・ キングストン

  クァックからフォールを奪った者がライト級王者になり
  この試合の勝者がIWA王者になる。
  ヒーローとチャックは共闘戦線を張る様で握手している。
  ヒーローとクァックで試合開始。
  この2人ならではのまったりレスリング。
  反復運動で腕取りから逃れたヒーローはテイラーにタッチ。
  クァックもキングストンにタッチ。
  キングストンがレスリングで圧倒。
  ヒーローがしゃしゃり出て蹴りつける。
  両者タッチして再びヒーロー対クァック。
  クァックがアーム・ドラッグ連発からダブル・ニー・ドロップ。カウント2。
  キングストンにタッチするやヒーローは場外に逃げる。
  同時にテイラーが入りキングストンに襲い掛かる。
  キングストンは返り討ちにすると
  邪魔しに来たヒーローを捕まえ痛めつける。
  テイラーの介入からキングストンが捕まる。
  テイラー、ヒーローの息はぴったり合っている。
  助けに入ったクァックも落とされる。
  しかし次の瞬間ヒーローが裏切りテイラーに襲い掛かる。
  ヒーローはテイラーを落とすとクァックに狙いをつけリングにいれ攻める。  
  今度は邪魔してきたキングストンに狙いを変える。
  キングストンが不意を付いてバック・ドロップ・ドライバーを狙う。
  ヒーローは着地するとヘッド・バッド。
  ヒーローとキングストンが打撃を打ち合う。
  ヒーローはローリング・フォア・アームズで打ち勝つ。
  入れ替わりにテイラーが入ってヒーローに襲い掛かる。
  クァックが入ってテイラーに襲い掛かる。
  垂直落下式リバースDDTを決めるもカウント2。
  4人が入れ代わり立ち代り鬩ぎ合う。
  クァックがヒーローにハリケーン・ラナを決めるもカウント2。
  テイラーにヘッド・シザース・フェイス・バスターから丸め込むもカウント2。
  BTSを狙う。
  テイラーは逃れるとオメガ・ドライバーへ!
  クァックが着地しリバース・スープレックスに返そうとする。
  テイラーがサンセット・フリップに切り返し1,2,3!
  王者のクァックが最初の敗退者に!
  キングストンが入りテイラーにバック・ドロップ・ドライバーを狙う!
  テイラーは逃れるとファイヤーマンズ・キャリーからラ・ケプラーダ。カウント2。
  オメガ・ドライバーを狙う。
  キングストンは逃れるとドラゴン・スープレックス。カウント2。
  雪崩式バック・ドロップを狙う。
  ヒーローがキングストンを捕らえリリース・パワー・ボム。
  テイラーも捕らえる。
  テイラーはヒーローを殴り落とすとムーンサルト。
  直撃かと思われたがヒーローはクラバートに捕らえ
  クラバート・ジョー・ブリーカーで1,2,3!
  テイラーが脱落!
  ヒーロー対キングストンになる。
  いきなり打撃を打ち合う。
  ヒーローはキングストンを落とし場外戦に移す。
  ヒーローがやや優位に進めキングストンを痛めつけていく。
  ヒーローは釘をキングストンの腕に叩きつける。
  キングストンはかなり痛がっている。
  ヒーローは余裕を見せ先にリングに戻る。
  戻ってきたキングストンにパワー・ボム。カウント2。
  キングストンがしぶとくラリアット。
  ヒーローがクラバート・スープレックスを決めカバーするもカウント1。
  キングストンはサミングからバック・ドロップ・ドライバーでカバーするもカウント2!
  もう1発決めカバーするもカウント1!
  起き上がったヒーローにもう1発!カウント2!
  ヒーローはローリング・フォア・アームズをガードするとパイル・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  ダイビング・ダブル・ストンプもカウント2止まり。
  ならばとヒーローズ・ウェルカムへ!
  キングストンは逃れると裏拳2発で1,2,3! 
  キングストンが新IWAチャンピオンに!
  キングストンが支えてくれた人に感謝の意を示す。
  スコーピオが現れよく頑張ったなと言って
  次は俺に挑戦させろと言う。
  キングストンは了承し握手を交わす。
  


 引退試合:イアン・ロッテン対ミッキー・ナックルズ

  ハードコアの王も今宵で引退。
  ゴングが鳴る。
  
バックを取 られたイアンはロー・ブローを打つも
  女性のミッキーには利いていない。
  腕を取られるもイアンは軽く逃れて見せヘッド・ロックから不意に前腕を叩きつける。
  ミッキーもこれに応え、組むと見せかけ殴りつける。
  イアンが打撃を叩き込めばミッキーも殴り返す。
  イアンはヘッド・バッドに容赦ない顔面攻撃。
  イアンのヘッド・バッドにミッキーは前に出て受けてみせる!
  逆にミッキーが自らヘッド・バッドを打つ。
  この意気にイアンは椅子をリング中央にセットし誘う!
  2人は座るとストレートの応酬!
  イアンは殴られるや、すぐに拳を出し、
  相手の拳はいつ来るかわからんぞと身をもって教え込んでいく。
  ミッキーは耐えて殴りつけると立ち上がってのストレートの応酬へ!
  イアンは打ち勝つと椅子を叩きつける。
  顔面を殴り蹴りつける。
  ミッキーは鼻血を出している。
  ミッキーはロー・ブローで仕返し。
  両者座り込んだ状態でヘッド・バッドを打ち合い流血。
  ミッキーはイアンの上にまたがるとヘッド・バッド連発で両者大流血!
  イアンは顔面へのスピン・キックを決めると椅子をリングに入れる。
  ミッキーがそれを取りイアンに叩きつけカバー。カウント2。
  ヘッド・バッドを打ち合う。
  This is Awesome!This is Awesome!
  両者有刺鉄線バンドを頭にはめるとヘッド・バッドを打ち合う!
  ミッキーがカバーするもカウント2。
  イアンは場外に逃れると有刺鉄線付バットを手にし
  背中に叩きつけ頭に突く。
  画鋲付バットも腹に叩きつける。
  フォア・アームズ、アッパーカートを打ち合う。
  イアンは再び画鋲付バットを手にすると後頭部に思いっきり振り下ろす!
  イアンは椅子を顔面に叩きつける。
  イアンは「俺は引退する前に俺の運命をお前に託すために来たんだぞ」といって殴りつける。
  ミッキーも殴り返し逆にマウント・ポジションを取るとヘッド・バッド連発に殴りまくる。
  イアンは乳首捻りで逃れる。
  ミッキーも逆に乳首を捻り返す。
  座り込んで張り手の打ち合い。
  更にヘッド・バッドの打ち合い。
  お互い一歩も後に引かない。
  イアンはミッキーを殴りつけ立ち上がる。
  起き上がってきたミッキーにパンチを連打。
  ミッキーは殴り返すとリングに戻る。
  イアンのコスチュームに画鋲付バットを挟むと
  そのバット越しに蹴りつける。
  更に顔面へのドロップ・キック。
  IWA!IWA!
  イアンはドラゴン・スープレックスからB-Boyに別れを告げるフェイス・リフト。
  ダブル・アームDDTからカバーもカウント2。
  ミッキーはイアンを殴りつけシャイニング・ウィザード。
  しかしかすっただけで利いていない。  
  イアンがクロス・フェイス・チキン・ウィングに捕らえる。
  ミッキーはロープに脚をかけて逃れると再びシャイニング・ウィザードを決めカバー。
  カウント3が入るもイアンのロープが脚にかかっていたのでカウントやり直し。
  レフェリーに文句を言おうとしたミッキーをすかさずイアンがスリーパーに捕らえようとする。
  ミッキーが体勢を入れ替えスリーパー。
  弱らせるとイアンに有刺鉄線付バンドをはめシャイニング・ウィザード!
  顔面直撃!
  カバーし1,2,3!
  ミッキーの勝利!
  Thank You Ian!Thank You Ian!
  イアンとミッキーは抱き合う。
  イアンはマイクを取る。
  ジェイコブスを呼ぶと彼の過ちを赦し激励のメッセージ。 
  ジェイコブスとイアンは抱き合う。
  イアンは妻ペディに感謝する。
  ミッキーの成長を認め、もう師匠である俺を越えたと告げる。
  お前が世界で一番だ、アメコンなんて軽く叩きのめしてしまえと激励。
  ローリン・ハードを呼びお前は最高の相手だったよと言って握手。
  再びミッキーを称える。  
  Mickie Knukles!Mickie Knukles!
  イアンは涙声でお前はいつだって俺のかわいい娘なんだ、
  今夜は戦ってくれてありがとう、愛してるよ、と告げ抱擁。
  ミッキーも今までありがとうと言う。
  ブル・ペインを呼び今まで支えてくれてありがとうと言って握手。
  ブル・ペインも思い出を語る。
  ミッキーが再び感謝の意を示し抱擁。
  IWA!IWA!
  ミッキーがリングから降りる。
  代わってテレク・ザ・グレートが入る。
  イアンがテレクにお前はできるんだから頑張れよと激励。
  そしてイアンが遂にリングから降りる。
  イアンがインタビューに答えていると息子がやって来て
  テレクがシャワー・ルームで倒れてるよと告げる。
  何があったのかと・・・いうところで終了。



勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

クリスジェン・ ヘイム対マイク・スティーブンス

ジャック・スリ ラー対ジミー・ジェイコブス

CJオーティス対ブ ル・ペイン
リコシェット対ビ リー・ロック対ブライアン・スカイライン

ア イアン・セインツ対ナップタウン・ドラゴンズ

2コールド・スコーピオ対マイケル・エリン

ドレイク・ヤンガー対サンドマン

IWA 王座戦、ライト級:マイク・クァッケンブッシュ(ch)対クリス・ヒーロー対チャック・テイラー(新ライト級チャンピオン!)対エディ・キングストン(新IWAチャンピオン!)詳 細

ハードコア・バトル・ロイヤ ル:コーリー・シャディックス対フリークショウ対インセーン・レーン対ロー リン・ハード対ジミー・クラフ
10
引退試合:イアン・ロッテン対 ミッキー・ナックルズ詳 細

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