IWA-Mid South 2006年のレ ビューに戻る TOPに戻る

DVD 名
IWA-MS:No Retreat,No Surrender 1/21/06
ベ スト・マッチ
なし
グッ ド・マッチ
IWA王座戦:ノーDQ、 フォールズ・カウント・エニウェア:ジミー・ジェイコブス(ch)対エリック・キャノン→詳 細
雑 感
2枚組みで約3時間25分です。

@トリック・デイビス対ダーリン・コービン

 定番の軽量級による軽い試合を。
 脚を怪我していたレフェリー、ブライスが終盤で耐え切れず
 交代するなんていうハプニングもありましたが一応はOKなレベルになっているでしょう。
 少し悪い試合。

Aコーポラル・ロビンソン対マルコ・コルドヴァ

 コープが余裕でマルコを蹴散らします。
 悪い試合。

Bクラウディオ・カスタニョーリ対マレク・ブレイブ

 マレクは入場時から脚を引きずっていて
 初っ端からCCが脚攻めをするという内容。
 ブレイブは人気、実力共に高いので成功していましたが
 これだけではワン・パターンになるのも必然で少し勿体無い印象。
 平均レベルより少し上。

CBJ ウィットマー対CJオーティス
 IWA流ストロング・スタイルが狙いでしょうけれど
 BJがいまいちな小悪党ヒールなんか持ち出すから間が崩れてしまい悪い試合に。

Dアイリッシュ・エアボーン対ブランドン・トマセーリ、エディ・キングストン
 ROHでセミ・レギュラーを取る事にもなるエアボーンですが
 まだまだキングストン、トマセーリとの実力差は大きい。
 しかし相変わらずムーブの見栄えは良く
 雪崩式カナディアン・デストロイヤーが出るなど
 スポット・マッチとしては楽しめる。
 悪くない試合。

Eミッドウェスト・マフィア対チャンドラー・マックルアー、トリック・デイビス

 マフィアに一人で立ち向かおうとするチャンドラーに
 デイビスが加勢するぜ、とタッグ・マッチに。
 試合は@では現れただけだったヒーローが
 デイビスに手を出したという事だけ言えば
 他は言う必要も無い内容。
 全然期待外れじゃないですね。
 悪い試合。 

Fライト級王座戦、フィニッシャーズ・マッチ:タイラー・ブラック (ch)対ジョシュ・アベクロンビー

 若手ホープの抗争決着戦。
 両者しっかりと自分の色を出し合いましたけれども
 フィニッシャーズ・マッチという形式は
 一進一退でも盛り上がりにくく試合の足を引っ張ってますね。
 2人のスタイルを考えるとハードコアとは言わないが
 3本勝負辺りにした方が良かったのでは。
 まあまあ良い試合。

Gヨーロピアン・ルールズ:ネクロ・ブッチャー対クリス・ヒーロー
 3本勝負でまぐれを防ぎ
 パンチなしでネクロの長所を封じ、
 カード制で自分だけ反則を都合よく利用すべく
 ヨーロピアン・ルールでがちがちに縛ってきたヒーロー。
 試合はこのルールを利用しRごとに展開させていくというもの。
 これが意外に上手くできています。
 ネクロの技術的な足りない部分も隠せるし
 最後には椅子に座ってのパンチ合戦がイアンから許可されたりしますからね。
 普通にハードコア・マッチ並みに楽しめました。
 平均的な良試合です。

Hタッグ王座戦:アイアン・セインツ(ch)対マット・サイダル、デリリウス

 デリリウスの連続Sレンジ・ラリアットという面白い入りから始まり
 サイダルの孤立、トルネード的な攻防へ。
 セインツが長寿王者になっているだけのテクを披露し
 結構良い感じに仕上がってますね。
 平均的な良試合。

IIWA王座戦:ノーDQ、フォールズ・カウント・エニウェア:ジミー・ジェイコブス(ch)対エリック・キャノン
詳 細
 まさか。
 本当にまさか、という言葉がふさわしい。
 予想を遥かに超えて名勝負の域 に到達しています。

 試合を振り返ると
 序盤はヘッド・バッドとパンチ、この2つだけ。
 気持ちの篭ったハードなもので、攻守が目まぐるしく切り替わります。
 中盤は流血させたジェイコブスがペースを掴みます。
 ビール瓶の破片や椅子を道具として使いながら
 過激な方向に走らずお互いのベビーとヒールとしての立ち位置、
 試合のエネルギー量を高める事にだけ尽力するというオールド・スクー ル振りで目を見張ります。
 終盤になるとこれを古典、現代入り混じった
 定番スポットでニア・フォールの攻防を演出。
 かなり熱いです。
 試合後のプロモまで素晴らしく涙が出そうになりましたね。
 ぎりぎりベスト・マッチです。



総評
 とにかくメインと試合後の演出が最高。
 他の試合も決して悪くない出来でしたがこの2つに尽きます。
 IWAファン必見。 
DVD Rating
★★☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
トリック・デイビス対ダーリン・コービン

コーポラル・ロビンソン対マルコ・コルドヴァ

クラウディオ・カスタニョーリ対マレク・ブレイブ
BJウィットマー対CJオーティス

アイリッシュ・エアボーン対ブランドン・トマセーリ、エディ・キングストン

ミッドウェ スト・マフィア対チャンドラー・マックルアー、トリック・デイビス

ラ イト級王座戦、フィニッシャーズ・マッチ:タイラー・ブラック(ch)対ジョシュ・アベクロンビー

ヨー ロピアン・ルールズ:ネクロ・ブッチャー対クリス・ヒーロー

タッグ王座戦:アイアン・セイ ンツ(ch)対マット・サイダル、デリリウス
10
IWA王座戦:ノーDQ、 フォールズ・カウント・エニウェア:ジミー・ジェイコブス(ch)対エリック・キャノン→詳 細


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 IWA王座戦:ノーDQ、フォールズ・カウント・エニウェア:ジミー・ジェイコブス(ch)対エリック・キャノン

  
  ジェイコブスのセコンド、BJは手錠でつながれる。
  レフェリーは間違いの内容ブライスとなる。
  ジェイコブスはエリックをロープに振りチョップ。
  エリックも打ち返す。
  4−26
  打ち合いからエリックがパンチ。
  エリックに足を押し付け落とすと後を追いパンチ。
  ヘッド・バッドを何度も叩き込んでいく。
  ジェイコブスもヘッド・バッド。
  もう1発。
  エリックは流血しながらにヘッド・バッドを連打しフォア・アームズ。
  流血分体力でジェイコブスが優位に立つ。
  傷口に拳を叩きつけていく。
  ヘッド・バッド。
  エリックがパンチ。
  もう1発。
  ジェイコブスが殴り返す。
  エリックがチョップ。
  ジェイコブスがパンチ。
  エリックがパンチ。
  ジェイコブスの額を椅子にぶつけリングに戻す。
  リングに入ろうとした所にジェイコブスが襲い掛かる。
  ロープに押さえつけ締め上げる。
  椅子をリングに入れ戻ろうとする。
  エリックがロープを蹴り上げロー・ブロー。
  椅子をコーナーに設置する。
  そのコーナーに振ろうとする。
  ジェイコブスは直前で踏みとどまると突進してきたエリックを受け流してぶつけようとする。
  エリックは踏み止まるとクローズラインを受け止めエクスプロイダーを狙う。
  ジェイコブスはエルボーを入れて防ぐとその椅子へのコンプリート・ショット。
  四つんばいになりエリックへヘッド・バッド。
  強烈なものをもう1発。
  エリックがジェイコブスの頭部を蹴り上げまくる。
  ヘッド・バッド。
  ジェイコブスは手に握った凶器を押しつける。
  場外に出たエリックの手を踏みつけると後を追う。
  エリックがパンチ。
  ジェイコブスがエリックを鉄柱にぶつける。
  傷口に拳を叩き込んでいく。
  ビール瓶を取り出すとそれを割り破片をエリックの傷口に突き立てる。
  もう1回。
  傷口に噛みつく。
  リングに戻すとDDTから変形ムタ・ロック。
  エリックがサミングで逃れる。
  ダブル・ストンプを連打する。
  椅子の背にエリックの喉を押しつける。
  ターン・バックルにぶつける。
  椅子越しにエリックの頭部を蹴りつける。
  エリックのネックレスを掴んで締め上げるとその状態でネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  両膝を突いた状態でパンチの打ち合い。
  ジェイコブスは押されるもサミングでやめるとエリックを蹴りつける。
  リングに置いた椅子への技を狙う。
  エリックは逃れると椅子へのデス・バレー・ドライバー。
  ネックレスを外すとそれを拳に巻きパンチ。
  ラリアット。
  フォア・アームズ。
  ローリング・パンチ。
  カバーするもカウント2。
  ジェイコブスを起こすとロー・ブロー。
  パンチ。
  ネックレスを元に戻す。
  カバーするもカウント2。
  ジェイコブスの額を殴りつけヘッド・バッド。
  背中を蹴りつけブレーン・バスター。
  カバーするもカウントは2。
  ジェイコブスは起こそうとしたエリックを場外に出す。
  BJがエリックを蹴りつける。
  ジェイコブスはエリックにトルネードDDTで観客席に叩きつける。
  カバーするもカウント2。
  椅子で突く。
  リングに戻るとトペ・スイシーダへ。
  エリックは椅子を投げて打ち落とすとBJを殴りつける。
  エプロンを利用してネック・ブリーカーを決めるもカウントは2。
  ジェイコブスをリングに戻し椅子を手にしようとする。
  BJが椅子を掴んで妨害。
  ジェイコブスが背後からロー・ブロー。
  ロープ悪用のカバーにいくもカウントは2。
  ジェイコブスはレフェリー、ブライスの脚を蹴りつける。
  エリックの頭部を殴りつける。
  エリックがもっと殴ってみろと挑発。
  ジェイコブスは殴りまくり、蹴りつける。
  ブライスがジェイコブスを離そうとする。
  文句を言ってきたジェイコブスを押し飛ばす。
  エリックがキャッチし斉藤・スープレックス。
  グレムリング・ウォー・ロックにつなげカバーするもカウントは2。
  ジェイコブスがエプロンに出る。
  追ってきたエリックにロープを蹴り上げロー・ブロー。
  そしてエプロンでのコントラ・コード。
  観客からベルトを奪い背中に担ぐとダイビング・セントーン。
  カバーするもカウントは2。
  椅子をリングに何脚も投げ入れていく。
  リングに戻ると椅子でエリックを突く。
  椅子を中央に積み重ねるとコントラ・コードへ。
  エリックは受け止めると椅子の山へのブラックホール・スラム。
  カバーするもカウント2。
  突然セインツが現れイアンを襲撃。
  鍵を奪うとBJの手錠を外す。
  BJが拳にチェーンを巻く。
  ジェイコブスがエリックをBJの前に立たせる。
  BJが拳を放つ。
  しかし避けられ誤爆。
  エリックは延髄切りでBJを追い出すとジェイコブスに椅子の山へのコントラ・コード。
  グレムリング・ウォー・ロックで1,2,3!
  エリックが新IWAチャンピオンに!
  イアンはエリックにベルトを巻いてやる。
  そしてジェイコブスにはYou're Fired!
  エリックは今まで憎しみあってきたがお前は凄い奴だった、最後は握手しようと申し出る。
  ジェイコブスは応じずに去っていく。
  ヒーローが現れエリックにバック・ドロップ。
  ブライスもロープに脚をかけ逆さ吊りにする。
  IWA王座のベルトに椅子を叩きつけ鉄柱にぶつける。
  ベルトをぼろぼろにした挙句去っていく。
  エリックは起き上がるとベルトの有様に呆然としている。
  マイクを取るとこのベルトがどんなに大切なものか分かっているのか、
  このベルトはもうゴミになってしまった、という。
  イアンはマイクを取るとこのベルトがどんな姿になろうとお前がIWA王者である事には変わらない。
  俺達はお前の努力を知っている、と言う。
  エリックはマイクを取るとヒーローよ、お前は俺をIWA王座にしたに過ぎないという。
  


勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

トリック・デイビスダーリン・ コービン

コーポラル・ロ ビンソン対マルコ・コルドヴァ

クラウディオ・ カスタニョーリ対マレク・ブレイブ
BJウィット マー対CJオーティス

アイリッシュ・ エアボーン対ブランドン・トマセーリ、エディ・キングストン

ミッドウェス ト・マフィア対チャンドラー・マックルアー、トリック・デイビス

ラ イト級王座戦、フィニッシャーズ・マッチ:タイラー・ブラック(ch)対ジョ シュ・アベクロンビー(新チャンピオン!)

ヨー ロピアン・ルールズ:ネクロ・ブッチャー対クリス・ヒーロー(2−1)

タッグ王座戦:アイアン・セインツ(ch)対マット・サイダル、デリリウス
10
IWA王座戦:ノーDQ、 フォールズ・カウント・エニウェア:ジミー・ジェイコブス(ch)対エリッ ク・キャノン(新チャンピオン!)詳 細

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