IWA-Mid South 2005年のレ ビューに戻る TOPに戻る

DVD 名
IWA-MS:Dedication A Tribute Chris Candido 5/6/05
ベ スト・マッチ
デ リリウス対CMパンク→詳細
グッ ド・マッチ
なし
雑 感
2枚組み約3時間10分。

まずはパンクによるキャンディード追悼のメッセージ。

1試合目−バトル・ロイヤル

 何の妙もない、 ひどいバトルロイヤル。
 落とす人落とされる人が後々の試合を考えて決められているのだけが救い。

2試合目−ライトヘビー級王座戦:ジミー・ジェイコブス(ch)対ジョシュ・アベクロンビー
 一方的に攻める展開が多く
 攻防も変に奇を衒って駄目な悪い試合。

3試合目−マット・サイダル対タイラー・ブラック
 ブラックはまだデビューしたてでしょうか。
 板についてない技とかばっかし。
 そのブラックをサイダルがキャリーできる訳もなく悪い試合。

4試合目−マルコ・コルドヴァ対チャンドラー・マックルアー
 ひどい試合。
 マックルアーの動きの鈍さには度肝を抜かれました。

5試合目−フォールズ・カウント・エニウェア・トルネード・マッチ:アイアン・セインツ対エリック・プリースト、サイラス・ヤング対マレク・ブレイブ、ブ ランドン・トマセーリ
 この試合形式ですから
 タッグが同一行動をする展開から場外乱闘、
 いつのまにか戻っていた人がクライマックスへという
 混沌とした内容で、かといってスポット・フェストというほどでもなく
 試合としては少し悪いレベルですが
 まあ楽しめました。

6試合目−タッグ王座戦:ライアン・ボズ、トリック・デイビス(ch)対(5試合目の勝者)
 前の試合と同じ試合形式ということで退屈、ひどい試合。 
 ボズ、デイビスもなぜか以心伝心タッグをしようとしていますが
 (試みるだけでできていない)
 普通に凸凹タッグを演じるべき。
 しかしこの試合、注目すべき点がありました。
 場外乱闘で会場を出るとそこには公園があるのですよ。
 この4人ですからブランコに相手を腹ばいにさせて
 ブランコの鉄柱の上からダブル・ストンプとか2,3の動き以外は
 遊具を単なる障害物として使っただけですが
 芸心のあるレスラーなら公園マッチというお題目で
 かなり面白い試合ができるのではと思った次第。
 砂場を使ったら大技もできそうだし。

7試合目−ダニー・ダニエルズ対ファスト・エディ・ベガス

 両者一極攻めに 走るので最初以外は何の面白みもないですが
 ようやく、ちゃんとした試合が見れました。
 平均レベル。

8試合目−トレイシー・スマサーズ対チャド・コリヤー対ビリー・ガン
 何もしない時間が多すぎな上、3人で4コーナー・サバイバルという奇妙な状態。
 それぞれそれなりに長所を出しているので
 (余りに3人が違いすぎて相手の長所を全然伸ばせてないが)
 悪くないと思ったら乱入絡みでフィニッシュ・・・。
 

9試合目−
デ リリウス対CMパンク→詳細
 IWAにおける パンクの有名な試合というと
 各種3ウェイにヒーローとの長時間マッチ、
 そしてこのデリリウスとの試合になります。
 ユーモラスたっぷりなコメディー・ムーブを
 (パンクがデリリウスに扮したり)
 これでもかと詰め込みながらも、それで試合を作り
 その合間にちゃんとした技術も見せる。
 ここにキャンディードを彷彿とさせるムーブ、フィニッシュを混ぜれば
 素晴らしいキャンディード追悼試合の出来上がり。
 コメディーはまだ一般的に評価を受けていないとはいえ
 キャンディード追悼試合の理想形と言えるまでに
 仕上がっているのでベスト・マッチ入り。
 
特 典−
トレイシー・スマサーズ対クリス・キャンディード (1/5/02)
 スマサーズの年 甲斐もない飛び技が良いアクセントになっているとはいえ
 攻防は決してハードでも凄くもないし
 また絶妙の間という訳でもない。
 クライマックスも定番の介入失敗ネタ。
 (勿論キャンディードのマネージャーはサニーです)。
 それなのにここまで面白く、満足度の高いのは
 やはりこの2人に芸心があって、
 技以外での、ふとした動作とかがプロレスラーのあるべき
 それだからなんだろうな、と感心します。
 30歳にしてこの境地に辿り着いていたキャンディード。
 本当に惜しい人を亡くしたなぁ。 
 RIPキャンディード。
 グッド・マッチには少し届かないものの中々良い試合でした。 


総評。
 特典で生前のキャンディードを懐かしみ
 素晴らしいメインで追悼する。
 見所はこの2試合だけですがそれでまったく十分です。
 パンク、キャンディード・ファンは必見。
DVD Rating
★★☆☆


試合カード
勝敗付はこちら
1
バトル・ロイヤル

ライトヘビー級王座戦:ジミー・ジェイコブス(ch)対ジョシュ・アベクロンビー

マット・サイダル対タイラー・ブラック
  マルコ・コルドヴァ対チャンドラー・マックルアー

フォー ルズ・カウント・エニウェア・トルネード・マッチ:アイアン・セインツ対エリック・プリースト、サイラス・ヤング対マレク・ブレイブ、ブランドン・トマ セーリ

タッ グ王座戦:ライアン・ボズ、トリック・デイビス(ch)対(5試合目の勝者)

ダ ニー・ダニエルズ対ファスト・エディ・ベガス

ト レイシー・スマサーズ対チャド・コリヤー対ビリー・ガン

デ リリウス対CMパンク→詳細
特典
ト レイシー・スマサーズ対クリス・キャンディード(1/5/02)


〜〜注:以下はネタバレ・ページ 〜〜 







試合レビュー:
 デリリウス対CMパンク

  デリリウスはゴングが鳴るなりいつも通り狂乱。
  まずは基本的なレスリング。
  チョップを食らったデリリウスはサブミッションを解き場外へ。
  レフェリーにチョップの実演をする。
  張り手を食らったデリリウスはサブミッションを解き場外へ。
  ファンに張り手が痛かったと実演。
  パンクが牽制でハイ・キックを見せると
  デリリウスは怯えてレスリングで勝負しようと提案。
  力比べの攻防からパンクが蹴りつける。
  デリリウスも蹴りで応じる。
  ロープ・ワークからアーム・ドラッグ、ヒップ・トスを打ち合う。
  デリリウスが腕に狙いをつけ試合を制していく。
  パンクは結局ロープ・ブレイクで逃れる。
  パンクは力比べを要求する。
  ポーズ・ダウン・コンテストを挟んで力比べへ。
  パンクはデリリウスが応じるや蹴りつける。
  デリリウスは痛がる振りをして指を口に含むとクローを狙う。
  読んでいたパンクは受け止めるとクローを逆にデリリウスの方向に向ける。
  デリリウスは他方の腕を使って方向を変える。
  パンクは蹴りつけてクローを防ぎロープに振る。
  デリリウスはヒップ・トスを耐えるとクローで唾を塗りたくる。
  続けてアーム・ドラッグを連発するもパンクが怒っているのを見てリング下に避難。 
  パンクも追ってリング下へ。
  デリリウスは出てくるとコーナー上で待ち受ける。
  パンクが出てくるもその顔にはデリリウスのマスクが。
  デリリウスは驚いて固まっている。
  デリリウスが腕を動かすとパンクも同じように腕を動かす。
  パンクが奇声を上げるとデリリウスは驚いて体勢を崩す。
  スーパープレックスを狙う。
  デリリウスはパンクを殴り落とすとミサイル・キックにいくも無視される。
  パンクがデリリウスを小馬鹿にしたムーブを見せコーナーでのラリアット連発。
  パンクはマスクを脱ぐ。  
  その隙を突きデリリウスが猛反撃。
  パンクは丸くなってガード。
  デリリウスは場外に出るとファンから帽子を取ると横に座ってファンの振り。
  パンクはわからない振りをしてデリリウスの横に座る。
  指を口に含むとデリリウスの方をつついて振り向きざまにクロー。
  デリリウスはパンクにエルボーを決めると
  今度はファンにデリリウスのマスクをかぶせ自身はリング下に隠れる。
  パンクが襲い掛かろうとするも寸前で気づく。
  デリリウスは反対側から出てくると不意打ち。
  パンクがカウンターでバック・ブリーカーを決める。  
  パンクが甚振っていく。
  キャンディードに捧げるダイビング・レッグ・ドロップを決める。
  雪崩式バック・ドロップを狙う。
  デリリウスがクロス・ボディに切り返し両者ダウン。
  デリリウスが猛攻撃を見せる。
  コーナーへのニー・アタックは防がれるも
  ドロップ・トー・ホールドでロープにもたれさせニー・アタック。
  場外に落ちたところにトペ・スイシーダ。
  リングに戻しコーナー上へ。
  パンクが捕らえキャンディードに捧げる雪崩式ハリケーン・ラナ。
  デリリウスがサンセット・フリップに返し丸め込み合戦に。
  パンクはロール・アップを防ぐとシャイニング・ウィザード!
  デリリウスは転がり落ちる。
  リングに戻しカバーするもカウント2。
  パワー・ボムを狙うも丸め込みに返される。カウント2。
  再び狙ってパワー・ボム。
  カウント2で返されるやアナコンダ・バイス!
  30分時間切れ引き分けとなる!
  パンクは5分延長を要求。
  キャンディードもそれを望んでいるはずだと言い認められる。
  パンクが襲い掛かるもデリリウスがサンセット・フリップ。
  耐えるパンクのパンツを掴んで1,2,3!
  パンクは尻が見えているのも忘れて悔しがる。
  ファンは拍手喝采でキャンディード・コール。
  パンクは今までの暴言を撤回しデリリウスを認める。
  


勝 敗付試合カード(勝者が赤字)

バトル・ロイヤル(勝 者:ジョシュ・アベクロンビー)

IWA王座戦:ジ ミー・ジェイコブス(ch)対ジョシュ・アベクロンビー

マット・サイダル対タイラー・ブラック
マルコ・コルドヴァ対チャンドラー・マックルアー

フォー ルズ・カウント・エニウェア・トルネード・マッチ:アイアン・セインツ対 エリック・プリースト、サイラス・ヤング対マレク・ブレイブ、ブランドン・トマ セーリ

タッ グ王座戦:ライアン・ボズ、トリック・デイビス(ch)対ア イアン・セインツ

ダ ニー・ダニエルズ対ファスト・エディ・ベガ

ト レイシー・スマサーズ対チャド・コリヤー対ビリー・ガン

デ リリウス対CMパンク(30分時間切れ→延長)詳細
特典
トレイシー・スマサーズ対クリス・キャンディード(1/5/02)

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