TOPアメリカン・プロレスDragon Gate USA →Dragon Gate USA:Open The Ultimate Gate 4/4/14

Dragon Gate USA:Open The Ultimate Gate 4/4/14の分析


名勝負 なし
好勝負 クリス・ヒーローvs.田中将斗

オープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.リコシェ

①オープン・ザ・ユナイテッド・ゲート王座戦:ブラヴァド・ブラザーズ(ch)vs.プレミア・アスリート・ブランド(アンソニー・ニース、カレブ・コンレー)
②ARフォックスvs.ミスターA
③リッチ・スワンvs.ビフ・ビューシック
④ザ・コロニー(ファイヤー・アント、グリーン・アント)vs.チャック・テイラー、ドリュー・グラック
⑤トレント・バレッタvs.ロウ・キー

⑥クリス・ヒーローvs.田中将斗
 序盤は手探りながら
 ショルダー・タックルの耐え合い、チョップの打ち合いから始動。
 リズムにのって激しさを醸し、
 スピードにのって緩急をつけてと上手いことハーモニーを奏でています。
 打撃だけでここまで観客をひきつけたのは見事です。
 そしてヒーローはこの打撃からの投げへの持って行き方が上手かったですね。
 一方で田中は必殺技がスライディングDで打撃系ということもあって
 一歩抜け出せなかった感じはありましたね。
 細やかで目まぐるしい後半の一進一退は素晴らしかったものの
 ムーンサルト自爆後の攻防は単調で物足りなかった。
 残念な部分もありますが基本的には
 日米ドリーム・マッチならではの特別な化学反応が見られた成功試合。
 ぎりぎり好勝負です。

⑦オープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.リコシェ
 オーソドックスなレスリングながら
 合間に細やかな仕草でガルガーノがディティール付。
 腕に狙いをつけるもリコシェがリバース・スープレックスで止めて一旦仕切り直しです。
 非常に精緻で演武的な、それでいてパズルのようなかわし合いで一気に惹きつけます。
 ガルガーノの細微なヘタレ受け、ふらつきに
 リコシェが的確な攻めで応えます。
 リコシェがフェイク・ダイブからの定番アピールにいったところで
 ガルガーノがスピアーに直結させたりとサプライズも忘れていない。
 前の試合に比べると1シーンの密度では落ちるものの
 メインのトップ王座戦らしい骨太感がありますね。
 様々な攻防に過激なスポットも加わって終盤は見ごたえある攻防。
 テンポ感が一時的にコントロールを外れ散漫になった時もありましたが、
 しっかり自分の感覚に持ち直してクライマックスは終えましたね。
 王座交代劇にふさわしい試合。
 文句なしに好勝負です。

 (執筆日:4/?/14)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

①オープン・ザ・ユナイテッド・ゲート王座戦:ブラヴァド・ブラザーズ(ch)vs.プレミア・アスリート・ブランド(アンソニー・ニース、カレブ・コンレー)
ARフォックスvs.ミスターA
リッチ・スワンvs.ビフ・ビューシック
④ザ・コロニー(ファイヤー・アント、グリーン・アント)vs.チャック・テイラー、ドリュー・グラック
トレント・バレッタvs.ロウ・キー
⑥クリス・ヒーローvs.田中将斗
⑦オープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.リコシェ(新チャンピオン!)