Dragon Gate USA:Untouchable 7/28/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | CIMA(Z)、ARフォックスvs.エル・ジェネリコ、サムライ・デル・ソル |
◆テイラーとマニングがだべっているとスワンが登場しテイラーを挑発。
@ジョン・デイビスvs.ジェイク・マニング
Aチャック・テイラーvs.リッチ・スワン(W1)
テイラーがロープ・ブレイクにも関わらずクロス・クラブを締め続け反則。
容態を確認するために現れたガルガーノにテイラーのセコンド、クリスティーナが唾を吐きつける。
Bスーパー・スマッシュ・ブラザーズvs.ザ・シーン
Cリコシェ(W1)vs.YAMATO(A)
試合後、明日戦うデイビスが現れるもYAMATOにスリーパーを食らう。
Dエリック・キャノン、ピンキー・サンチェス(DUF)vs.N8マットソン、デリック・レイズ
試合後キャノンがサミの出場停止処分に対して抗議する。
DUFの新しいメンバーとしてMASADAを呼び込むもMASADAはDUFに入るつもりなんてない、と言う。
キャノンが痛い目にあわせてやれ、とピンキーを差し向ける。
EMASADA vs.ピンキー・サンチェス(DUF)
FCIMA(Z)、ARフォックスvs.エル・ジェネリコ、サムライ・デル・ソル
ジェネリコとCIMAがベテランの妙で期待感を掻き立てた後、まずはサムライが独特のバネで魅了します。
ユニーク性で言えばフォックスは押し負けているものの
一足早くブレイクした者として張り合うところがあり身体能力を見せ付ける。
中盤はフォックスの孤立から。
どちらのチームも落ち着いた試合運びで、
細やかな部分にも落ち度なく丁寧に描いている。
不必要な行動もあるが、それも考えた上での行動でありマイナスにはなっていません。
サムライとフォックスが回転系の攻防で会場を熱狂させ終盤へ。
本来コーナー上にいかないとできない技をその場で出来る強みがあるので
技の難度を高いレベルで維持しつつ空間を活かす組み合わせで戦いを繰り広げました。
どちらも自力では返せない、これで決まりだろうという連携技を見せたので盛り上がりましたね。
ぎりぎり好勝負。
Gオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.戸澤陽(MB)
序盤のありきたりの攻防の端々に戸澤が人を食ったキャラを提示しているものの
表立ってはキャラをアピールしてはきませんね。
どちらもダイブ連発を定番としているので、
連発を成功させまいカウンター合戦は
スピード感、インパクトともに目を見張るものがありました。
ただ序盤から中盤の切り替えでするのは如何なものか、とも思いますけどね。
中盤は戸澤が主導権を握り、椅子を使ってのセントーンなどを見せます。
ベビーフェイスでUSAで大受けした体験が影響して
ヒールになりきれず中途半端にベビーフェイスの色合いを残しているのが残念ですね。
この試合のスポットは連続技に対してカウンターを重ねる形。
とにかく集中的に技を打つことに特化したことで実現している訳で、
緩急が根底にあろうと技ひとつひとつの価値は下げています。
戸澤のジャーマンからのクライマックスにおいてもそれでは高みに辿り着けない。
通常大会のメインとしては一応合格点だし、このカードならそんなものだろうけれども
ガルガーノがWWEと契約という噂が流れていたため
その特別な事情からエピック・マッチになるのでは、と期待度が高すぎました。
少々肩透かしの中々良い試合。
試合後ガルガーノがプロレスに対する思いを語り、WWEとの契約が噂されているが俺はDG USAの契約を選び、インディーをリードしていくつもりだ、と宣言。
そこをテイラーが襲撃するも返り討ちに合い退散。マニング、スワンプ・モンスター(シーマ・ザイオン)が襲いかかるもCIMAがガルガーノを救い出す。
総評
日本人の参戦数が少なくなり、どインディーに頼るようになったためアンダーカードの質が低下。
セミが救う形になっています。メインも良い試合ではあったもののシチュエーションが特別だったため期待度に届かず。
(執筆日:8/25/12)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョン・デイビスvs.ジェイク・マニングAチャック・テイラーvs.リッチ・スワン(W1)(DQ)
Bスーパー・スマッシュ・ブラザーズvs.ザ・シーン
Cリコシェ(W1)vs.YAMATO(A)
Dエリック・キャノン、ピンキー・サンチェス(DUF)vs.N8マットソン、デリック・レイズ
EMASADA vs.ピンキー・サンチェス(DUF)
FCIMA(Z)、ARフォックスvs.エル・ジェネリコ、サムライ・デル・ソル
Gオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.戸澤陽(MB)