TOPアメリカン・プロレスDragon Gate USA →Dragon Gate USA:Mercury Rising 3/31/12

Dragon Gate USA:Mercury Rising 3/31/12の分析


名勝負 なし
好勝負 戸澤陽(MB)、BxBハルク(MB)、ロウ・キーvs.リコシェ(W1)、Pac(W1)、望月成晃(Z)

@ジョン・デイビスvs.ボビー・フィッシュ
◆負傷したCIMAの代わりにPacがメインに登場することに。テイラーがPacの代わりにインビテーショナルを行うことになる。
Aエリック・キャノン(DUF)vs.ARフォックス
 DUFがフォックスをリンチ。会場暗転からサブーが現れ次の試合へ。

Bエニシング・ゴーズ:サブーvs.サミ・キャリハン(DUF)

 サムライvs.リンセが行われようとしているとテイラーが乱入。次々とレスラーが現れテイラー・インビテーショナルで戦うことに。
C4コーナーズ・マッチ:チャック・テイラーvs.リンセ・ドラドvs.サムライ・デル・ソルvs.CIMA(Z)vs.エル・ジェネリコvs.リッチ・スワン(W1)
 テイラーのこずるさなどの個性や、意味づけされた対決、
 ミス・リーディングからのダイブといった変化もつけれているが
 基本的にスポット・フェストの域を出ないですね。
 負傷したCIMAが試合するために多人数マッチを、という意図は分かるものの
 粒揃いなだけに分散してアンダーカードの質を上げて欲しかった。
 まあまあ良い試合。

◆CIMAとDJハイドが登場し、来年はDG USA、CZW、Chikara共同で大会を開くと宣言。

Dザ・シーンvs.ロス・ベン・デホス

Eオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.吉野正人(W1)
 吉野はガルガーノと同タイプなので
 ガルガーノが今後の成長のためにどうしていくべきか良く分かっていますね。
 動かない黙った受けによって攻めと受けの総合行動量を抑え、
 ガルガーノの攻めを引き立てている。
 また、ベースのテンポも落としていて、
 ガルガーノもそれに引っ張られる形でより深い試合運びをすることが出来ている。
 後半もテクニカルな動きを織り交ぜることで
 切り返しあいの過剰さを許容させている。
 良くも悪くも標準から外れている部分もあるが素晴らしい試合。
 好勝負に少し届かず。

 試合後テイラーがガルガーノを襲撃。スワンが駆けつけるとテイラーは逃げていく。

F戸澤陽(MB)、BxBハルク(MB)、ロウ・キーvs.リコシェ(W1)、Pac(W1)、望月成晃(Z)
 まずMBが奇襲仕掛けるもあっさり覆されます。
 この試合に限ったことではないですがMBを小者として扱いすぎな気がしますね。
 それでもロウ・キーとPacのシングル対決で仕切ったので後に尾は引かなかった。
 それぞれがここぞで自分が上に立って見せるのでトリオながら
 前日のようなシングルの攻防が見れると期待感が高まりました。
 ロウ・キーは受身も思いっきりが良かったですね。
 中盤のリコシェの孤立ではMBの連携が光りましたね。
 孤立後再びPac vs.ロウ・キーを持ってきてブースト。
 望月とMBの攻防も面白かった。
 シングルを基調にタッグの物量、トリオならではの合体技が
 上手く配分されているからこそそれぞれが引き立っている。
 理想的なトリオ・マッチ。
 文句なしに好勝負です。

総評
 Cに選手を集めたためアンダーカードは弱め。サミvs.サブーは当然凡戦ですしね。
 しかしセミ、メインが高いクオリティを誇り裏WMにふさわしい大会にもって行きました。
 (執筆日:8/26/12)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジョン・デイビスvs.ボビー・フィッシュ
Aエリック・キャノン(DUF)vs.ARフォックス(DQ)
Bエニシング・ゴーズ:サブーvs.サミ・キャリハン(DUF)
C4コーナーズ・マッチ:チャック・テイラーvs.リンセ・ドラドvs.サムライ・デル・ソルvs.CIMA(Z)vs.エル・ジェネリコvs.リッチ・スワン(W1)
Dザ・シーンvs.ロス・ベン・デホス
Eオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.吉野正人(W1)
F戸澤陽(MB)、BxBハルク(MB)、ロウ・キーvs.リコシェ(W1)、Pac(W1)、望月成晃(Z)