Dragon Gate USA:Freedom Fight 11/4/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | オープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦、イリミネーション・マッチ:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.戸澤陽(MB)vs.ARフォックスvs.リコシェ(W1) |
@ジョン・デイビスvs.EITA
Aトニー・ニース、パパドンvs.スコット・リード、カレブ・コンレー
試合後リードらがニースらを襲撃。サミとキャノンが現れ追い払う。
Bエリック・キャノン(DUF)vs.ACH
Cジグソウ、ファイヤー・アントvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
DノーDQ:リッチ・スワン(W1)vs.チャック・テイラー(GC)
ECIMA(Z)vs.サミ・キャリハン(DUF)
額を突きあわせ火花を散らすと真っ向から打撃戦。
どストレートな攻防を主軸に据えてきましたが
端々で個性としてCIMAのテクニックやサミの荒さがあって味がある。
サミがコンボからトペを決めて主導権を握ると脚狙い。
CIMAも大技で対抗。
腹を中心に攻め立てます。
両者体を削っての攻め合いで見応えがありましたね。
サミが乗っているとはいえ余りイメージの膨らまないカードでしたが
蓋を開けてみれば結構な激戦となっていましたね。
ただ後半はちょっと語り口の少ない激戦でもありました。
中々良い試合。
試合後リコシェが現れ、CIMAを非難し早くこの業界から消えろ、とアピール。
F堀口元気、斉藤了(J)vs.エル・ジェネリコ、サムライ・デル・ソル
サムライが最上級クイックネスを見せて掴みます。
とはいえ序盤の見せ場を他に提供しても良いですね。
あっさり堀口孤立にターンします。
無駄に定番となっているゴムパッチンを行った後、今度はサムライの孤立。
どちらの孤立シーンも余りクオリティは高くないですね。
1対2の攻防からタッチした後、アクションを重ねていきますが
何が一番の売りになっているのか不明瞭です。
とはいえDGらしい派手な攻防の中で
サムライがまったく違和感なく自己主張できているのは収穫。
これなら普通に日本に呼んでも問題ないでしょう。
ショーはスティールできなかったが
なんだかんだいってクオリティは高くまとまった。
中々良い試合。
Gオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦、イリミネーション・マッチ:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.戸澤陽(MB)vs.ARフォックスvs.リコシェ(W1)
試合前にデイビスがガルガーノを襲撃。
実質的に戸澤、フォックス、リコシェによる3ウェイでスタートします。
戸澤、リコシェがチームを組みながらも
それによってアクションが停滞することのないよう
適切に移行しながらアクションで魅せて行きます。
ガルガーノが腰のダメージを負った状態で復活。
端々で絡みアクセントをつけていきました。
4ウェイならではの密度でぐっと引きつけると
戸澤の固有ムーブ、ダイブ連発シーンで一気に爆発。
打ち合いに突入しますが、まずはそれぞれの持ち味をフィーチャー。
その上でカウンターを混ぜての怒涛の見せ場に持ち込んだのは上手いですね。
リコシェがフォックスの脚に椅子攻撃を叩き込みサブミッションで脱落させます。
ここで一旦仕切りなおして三つ巴での殴りあいから再スタート。
再び戸澤とリコシェが組むことにより
ガルガーノの孤立という見せ方で変化をつけました。
リコシェが脱落しガルガーノvs.戸澤。
気合や変則的な動きを織り交ぜて最後までやりきれました。
ガルガーノは特別屈指の受け表現を持っている訳ではないので
多少臭さが目立ち、狙い通りドラマ性を印象付けたとは言いがたい。
しかし素晴らしい試合といえるでしょう。
文句なしに好勝負。
試合後ガルガーノが戸澤に握手を求めるも戸澤は拒否。
総評
日本選手の数が少なくなったために前半はややクオリティ低め。
しかし後半は3試合全てが見応えがあり充実した大会になりました。
(執筆日:11/15/12)
DVD Rating:★★★☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョン・デイビスvs.EITAAトニー・ニース、パパドンvs.スコット・リード、カレブ・コンレー
Bエリック・キャノン(DUF)vs.ACH
Cジグソウ、ファイヤー・アントvs.スーパー・スマッシュ・ブラザーズ
DノーDQ:リッチ・スワン(W1)vs.チャック・テイラー(GC)
ECIMA(Z)vs.サミ・キャリハン(DUF)
F堀口元気、斉藤了(J)vs.エル・ジェネリコ、サムライ・デル・ソル
Gオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦、イリミネーション・マッチ:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.戸澤陽(MB)vs.ARフォックスvs.リコシェ(W1)