TOPアメリカン・プロレスDragon Gate USA →Dragon Gate USA:Untouchable 9/10/11

Dragon Gate USA:Untouchable 9/10/11の分析


名勝負 なし
好勝負 戸澤陽(BW)vs.ジョニー・ガルガーノ(R)

@スコット・リード、カレブ・コンレーvs.アレックス・キャッスル、マット・ケイジ
 試合後リーが登場し蹴散らす。怪我しようと勢いは止まらない、とアピール。

Aジョン・デイビスvs.リッチ・スワン(R)
 試合後リーが登場しスワンを叩きのめす。オープン・チャレンジを募る。グレゴリー・アイアンが名乗り出ると、障害者を相手にする気はない、と言っておきながらビッグ・ブーツ。他にいないか、と呼びかけるとウーハー・ネイションが登場し襲いかかる。リーは押されるもスタンディングSSPをかわすと変形パワー・ボムを決め何とか凌ぐ。

BPac(JT)vs.リコシェ(BW)
 着地系で数珠の攻防をするも
 それをつなげて最後にビッグ・スポットを決める訳でもないし
 仕切って格式を上げていく訳でもない。
 後半も技自体は迫力があるものの
 単純で含みがなく期待外れの内容でした。
 ノン・タイトル戦とはいえもう少し何とかならなかったか。
 まあまあ良い試合。 

 試合後BWがPacをリンチ。リコシェが俺が#1ハイ・フライヤーなんだよ、とアピール。聞き捨てならない、とスワン、続けてフォックスが登場。DUF、ピンキー、サブーも現れ乱闘。Pacらが下がり次の試合へ。

CノーDQ:サブー、ARフォックスvs.エリック・キャノン、ピンキー・サンチェス(DUF)

D戸澤陽(BW)vs.ジョニー・ガルガーノ(R)
 それぞれの動きを組み入れた攻防においても
 目標のテンポを維持し試合の中で適切に推移していきます。
 ガルガーノが一つ一つ後で実となる種を蒔いていく。
 こういう前半の作り方は出来なかったですからね。
 大きな成長を感じさせます。
 一方の戸澤は人を食ったヒール・キャラを作ってきました。
 少々うざったく、もう少し抑えないと試合自体への集中を邪魔する可能性があります。
 彼の最大の魅力発揮したスタイルではありませんが
 ヒールとして活動していく以上それは仕方ないこと。
 基本的には面白いスタイルだと思います。
 終盤は2人の攻めの違いを際立たせながら
 ユニークなスポットも交えて盛り上げました。
 ぎりぎり好勝負。

E吉野正人(JT)vs.土井成樹(BW)vs.サミ・キャリハン(DUF)vs.チャック・テイラー(R)
 試合後テイラーが吉野に向け、ロニンが全王座を独占する、と意気込む。リーが不意打ちを仕掛けるも吉野、テイラーに返り討ちに合う。テイラーが吉野にスーパー・キック。スワンが現れ吉野の心配をする。

Fオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:YAMATO(JT)(ch)vs.CIMA(BW)
 このカードは緊張感が売りなのに
 USということで形に則った構成をしようと試みた結果、
 独自色を失ってしまっています。
 YAMATOが脚攻めに行く必然性も感じない。
 導入はいまいちながら脚攻めは一応機能している。
 CIMAが脚の痛みを引きずりながら動き、試合運びも良好です。
 YAMATOもCIMAに任せるだけにせず反撃して
 両者の火花が散り始めます。
 只競い合っていることは確かなのに
 どうもはまらないバランスとなっていて最後まで一線を越えれず。
 遂にCIMAが挑戦という位置づけで見ていたので肩透かしを食らいました。
 良い試合ではあるんですけど。
 平均的な良試合。

 試合後CIMAはハルクがDG USAに戻ってきた際YAMATOとノー・ロープ、ノーDQマッチを行なう、と発表。

総評
 サブーの試合が良い試合にならないのは当然として
 他結構揃えてきたカードがメイン含め不発に終わったのは痛い。
 只その中で戸澤がまたもショーをスティールして見せました。
 DG USAで輝くレスラー対決故この1試合だけでそれなりの価値を持たせている。
DVD Rating:★☆☆☆☆
(執筆日:2/23/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@スコット・リード、カレブ・コンレーvs.アレックス・キャッスル、マット・ケイジ
Aジョン・デイビスvs.リッチ・スワン(R)
BPac(JT)vs.リコシェ(BW)
CノーDQ:サブー、ARフォックスvs.エリック・キャノン、ピンキー・サンチェス(DUF)
D戸澤陽(BW)vs.ジョニー・ガルガーノ(R)
E吉野正人(JT)vs.土井成樹(BW)vs.サミ・キャリハン(DUF)vs.チャック・テイラー(R)
Fオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:YAMATO(JT)(ch)vs.CIMA(BW)