TOPアメリカン・プロレスDragon Gate USA →Dragon Gate USA:Uprising 6/4/11

Dragon Gate USA:Uprising 6/4/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@サミ・キャリハン(DUF)vs.ジョン・デイビスvs.カレブ・コンレーvs.ピンキー・サンチェスvs.スコット・リードvs.フリップ・ケンドリックvs.ルイス・リンドンvs,アレックス・コロン
Aブロディ・リー(BW)vs.トニー・ニース
B横須賀享vs.オースチン・エリーズ(BW)

CCIMA(BW)vs.YAMATOvs.吉野正人vs.ジョニー・ガルガーノ(R)
 YAMATOのフリーダム王者としての存在感が皆無なように
 人間関係の裏づけが希薄で、
 只ファンだからと技を見せていく試合になっています。
 こんな何の因果もなく技が披露されるなら
 得意技といった背景がない技を数多く見られる方が盛り上がる。
 つまりトップ・スターが集まったこの試合より
 数が多いオープニングの方が良いよ、という話にさえなってくる。
 ハイ・フライ系を前面に出した大会だし、
 この試合は4試合目に過ぎない、と言われると
 確かにそうだとは思うがこの期待外れ感はどこにぶつければ良いのか。
 平均より少し上。

Dアレックス・レイノルズvs.パパドン
E望月成晃vs.エリック・キャノン(DUF)
 試合後DUFが望月に襲い掛かる。
 横須賀が助けに駆けつけるもピンキーに邪魔されダウン。
 ピンキーはDUF加入できたのか?

F戸澤陽vs.ARフォックス
 戸澤がフォックスに対して、
 何か出してみろよ、とラフに接する。
 その戦いとしての見せ方は観客がフォックスに対して抱いている見方と同じです。
 ですからその展開には自然と引き込まれていく。
 フォックスはすぐに技を見せる事なく
 戸澤のサポートを受けながら機運を高めていきます。
 そして戸澤の連続トペによる起爆を受けて
 待ちに待った自身のユニークな技を出し惜しみなくお披露目。
 ユニークなムーブで連鎖させていきます。
 最後は真っ向から打撃を打ち合うなど
 捻り過ぎず、あくまでストレートに盛り上がるよう設計された試合。
 予想以上の内容となりました。
 中々良い試合。
 
Gリコシェ(BW)vs.Pac vs.リッチ・スワン(R)
 DG USA屈指のハイ・フライヤー3人とはいえ
 敢えてこのカードをメインにしてくるとは
 団体側もレスラーも相当意気込みがあるんだろうな、と思っていたら・・・
 そこで繰り広げられるのは普通の3ウェイです。
 ユニークな3ウェイ・スポットはなく、
 試合時間は12分しかない。
 1つのムーブで盛り上がるもその浮ついた雰囲気をどう沈めるのか、
 流れにのって切り返しあいした後どう落ち着けるのか、
 その課題について特に素晴らしい答えを用意してきた訳でもありません。
 3人にした事でハイ・フライヤーとしての対抗心というドラマも見えにくくなった印象があります。
 結局鉄板のリコシェvs.Pacを組みたいが
 マンネリさせるのを恐れた、というだけのカードだったのか。
 まあまあ良い試合。

総評
 ハイ・フライヤーに焦点を当てた大会。
 たまにはこういうのも良いが、
 予想を覆さず内容はファン以上のものではない。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:12/23/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@サミ・キャリハン(DUF)vs.ジョン・デイビスvs.カレブ・コンレーvs.ピンキー・サンチェスvs.スコット・リードvs.フリップ・ケンドリックvs.ルイス・リンドンvs,アレックス・コロン
Aブロディ・リー(BW)vs.トニー・ニース
B横須賀享vs.オースチン・エリーズ(BW)
CCIMA(BW)vs.YAMATOvs.吉野正人vs.ジョニー・ガルガーノ(R)
Dアレックス・レイノルズvs.パパドン
E望月成晃vs.エリック・キャノン(DUF)
F戸澤陽vs.ARフォックス
Gリコシェ(BW)vs.Pac vs.リッチ・スワン(R)