TOPアメリカン・プロレスDragon Gate USA →Dragon Gate USA:Freedom Fight 10/30/10

Dragon Gate USA:Freedom Fight 10/30/10の分析


名勝負 なし
好勝負 オースチン・エリーズ、堀口元気、リコシェvs.チャック・テイラー、ジョニー・ガルガーノ、リッチ・スワン

1枚、約2時間35分です。

@エリック・キャノンvs.ジミー・ジェイコブス
 ジミーはこれまでの活躍で支持を受けたことを利用して
 大きく動きを見せて魅了しようとします。
 エリックも毎度の事ながらしっかりした試合運びですね。
 IWAで抗争をしていた事もあり攻防も良い。
 ハード・ヒットで盛り上がった所で一気に加速させる終盤は見応えあり。
 ひとつケチをつけるならジェイコブスはレスリング回帰を宣言していたのに
 いきなり流血していて良いのでしょうか。
 平均的な良試合。

A曙vs.ブロディ・リー
 受けの技術を要求しない単純な攻め合い。
 想像以上ではないものの期待していた面白さはありましたね。
 2分でまとめあげたのも良い。
 しかしフィニッシュを返したように見えたのは勿体無いし、
 そもそもここはリーを使い続けるにしても曙に勝たせてよかった。
 うつぶせダウンの映像が鮮明に記憶に残っていても尚
 曙には横綱という歴史が見えるのだから。
 少し悪い試合。

B戸澤陽、ジョン・モクスリーvs.BxBハルク、ホミサイド
 戸澤とハルクの激突がメイン。
 かなりスリリングな攻防を生み出していて
 戸澤とのフリーダム・ゲート王座戦を見てみたいなと思わせる程です。
 戸澤の最近の学習力は目を見張る。
 ヒール・ターンから幅広い貢献の仕方を身につけたし、
 USでの経験からプロレスがリアルではない事実を上手く利用して物に出来るようになった。
 他2人にも目を向けると
 モクスリーは良い対応力を見せていたし、ホミサイドもラフ要員として存在価値があった。
 まあ4人の中で見るとやっぱり一番駄目な選手なんですけど・・・。
 平均的な良試合

◆試合後YAMATOがハルクにベルト攻撃。
 モクスリーがホミサイドを挑発し乱闘に。
 プロモとしては長すぎましたね。

BShingo vs.CIMA
 たいした事してないのに大層な事のように見せる事が出来ている。
 中盤のShingoが腰攻めでもCIMAは休んでいるのに
 そこで蓄積したエネルギーを爆発させている術を使って対応している。
 衰えていて出来る盛り上げ方が限られたとしても
 それを最大限に使用して構築しよう、という戦略です。
 後半もベクトル幅は狭いのに
 その一進一退の調整だけで盛り上げていく。
 CIMAが現段階において最高の仕事をしました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

・Open the United Gate王座が新設されることがアナウンスされる。

Cサミ・カリハンvs.シェイン・スモールズ
 少しばかり一進一退を作りながらも
 基本カリハンの存在をアピールするためだけの短い試合。
 しかしリーといいそこまでDG USAに有用なレスラーでしょうかね。
 悪い試合。

Cオースチン・エリーズ、堀口元気、リコシェvs.チャック・テイラー、ジョニー・ガルガーノ、リッチ・スワン
 Ronin初お披露目の試合でしたが見事でしたね。
 物量押しせず豊かな連携を求められた場面できちんと提示する。
 3人が上手く組み合わされたコンビネーションもあります。
 FISTとして活動しているテイラーとガルガーノはまだしも、
 スワンがここまで溶け込んでいるのには驚きました。
 スワンは単独でリングに入っていても
 その不審者張りの妙なテンションが面白く、
 これで完全にワン・オブ・ゼムから脱却しましたよ。
 Generation Nextの時のようなインパクトを感じました。
 またエリーズ側も良い。
 エリーズは完全に自分の為すべき事が見えているし
 堀口、リコシェとも分担作業をはっきりとさせ、
 その上で連携技で絡むようにした良質なトリオとなっています。
 ぎりぎり好勝負。

D吉野正人vs.YAMATO
 吉野は早い段階で腕狙いに。
 YAMATOは痛がる素振りから自分の世界に染めていき、
 予期しないタイミングでの反撃でその世界に踏み込みます。
 脚攻めはリズムがあるし曲者キャラ・アピールにもなっている。
 前半は単独の組み合わせでセットアップする形でしたが
 後半になると相互の前振りを活かした
 延長線上にある攻防で巧みな盛り上げを見せていました。
 難点を挙げるなら吉野は攻め時に脚の痛みを見せていませんでしたね。
 理よりもスピードの魅力の方が上回るという判断は理解できるが
 シングルにおいてはもう少し複雑な体系になるので
 更に上を目指すならそう短絡的に判断するのはよろしくない。 
 好勝負に届かずも中々良い試合。

@アマシスvs.オフィディアンvs.サミ・カリハンvs.サイラス・ヤングvs.チーチvs.カレブ・コンレー
 オフィディアンのカウンター、アマシスとの連携は素晴らしかったですね。
 サイラスは荒っぽいファイトでサミと張り合い、
 カレブも粗いなりに気合を入れて望んでいる。
 それぞれ個性を出しながらも画一的にならず
 フリースタイルで試合の中で自己主張している。
 まあまあ良い試合。

・ハイライトを収録。

総評
 メインはやや訴求力が弱いカードな印象があるもののクオリティの高い内容。
 またそれが外人、日本人がそれぞれの対決、及び交流試合に関係なく良い仕事をして生まれているという事実が重要です。
 好大会です。
 (執筆日:5/27/11)

DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Dオースチン・エリーズ、堀口元気、リコシェvs.チャック・テイラー、ジョニー・ガルガーノ、リッチ・スワン
 リコシェ対テイラーで試合開始。
 ロープ・ワーク後胸を突きあう。
 リコシェがアーム・ドラッグから腕を取る。
 テイラーがロープを使ってアーム・ドラッグ。
 リコシェがハリケーン・ラナへ。
 体勢を変えられるもドロップ・キック。
 堀口対ガルガーノ。
 ガルガーノがショルダー・タックルからWooo。
 堀口がドロップ・キックからWooo。
 ガルガーノはスワンにタッチ。
 スワンが変な踊り。
 堀口も踊り返し握手を求める。
 応じると見せかけ蹴ろうとしたスワンに張り手。
 エリーズにタッチ。
 スワンは逃げてガルガーノにタッチ。
 組むとエリーズが相手陣に押し込みスワンにタッチさせる。
 エリーズがテイクダウン。
 スワンがブリッジでハンマー・ロック。
 逃れられるも跳ね起きアピール。
 エリーズが腕をひねっていきファイヤーマンズ・キャリー。
 ロープ・ワーク。
 スワンが側転からドロップ・キックにいくも軽く払われる。
 スワンが胸をつく。
 エリーズが突き飛ばし返す。
 エリーズがグラウンド・ヘッド・シザースから逃れドロップ・キック。カウント2。
 堀口の出した足にぶつける。
 交代した堀口がフロント・ヘッド・ロック。
 スワンは自陣に押し込みテイラーにタッチ。
 2人でストンピング。
 レフェリーがテイラーを引き離している隙に控えが攻撃。
 テイラー、ガルガーノがロープに振りバック・エルボー。
 ストンピング。
 堀口がテイラーにヒップ・トスを決めタッチ。 
 エリーズがはガルガーノにボディ・スラム。
 テイラーにボディ・スラム。
 スワンにもボディ・スラム。
 ロープに走りエルボー・ドロップ。
 カウンターのショルダー・スルーでスワンを場外に落とす。
 ダイブを狙うためにロープに走ろうとする。
 ガルガーノがロープ越しにスピアー。
 テイラーがラ・ケプラーダ。
 スワンがフロッグ・スプラッシュにつなげるもカウント2。
 エリーズを捕まえ打撃を打ち込む。
 2人でスワンをヒップ・トスで投げエリーズの上に落とす。カウント2。 
 エリーズが3人を殴りつけスワンにクローズライン。
 タッチしたリコシェはガルガーノにショルダー・ブロック。
 テイラーにスプリングボード式ヘッド・シザース。
 ガルガーノにもヘッド・シザース。
 スワンもクローズラインをかわしヘッド・シザース。
 テイラーに二回転ヘッド・シザース。
 ガルガーノの足を払いスタンディング・ムーンサルトを狙う。
 カウンターをフェイントで防ぎスタンディング・ムーンサルト。
 カウント2でテイラーがカットしフェイスバスター。
 ガルガーノが続けてエース・クラッシャー。
 そのまま2人でハーフ・ボストン・クラブ+キャメル・クラッチ。
 更に堀口、エリーズが締め上げる。
 スワンが延髄切りを決め皆崩れる。
 スワンがリコシェにブランチャ。
 場外でスワン、ガルガーノがリコシェを羽交い絞めにする。
 テイラーがスライディング・キックを狙う。
 堀口がロープを下げたためロープで股間を打つ。
 エリーズがスワン、ガルガーノにトペ・スイシーダ。
 堀口がテイラーにミサイル・キック。
 エリーズが続けてドロップ・キック。
 更にリコシェがダイビング・ダブル・ニー。カウント2。
 堀口が背中に担ごうとするも防がれる。
 Roninが堀口に延髄切り。カウント2。
 エリーズが3人にエルボーを打っていく。
 テイラーがエリーズにスパイン・バスター。
 続けてスワンがガルガーノを踏み台にシューティング・スター。
 テイラーがボストン・クラブを決めるとガルガーノがスライディング・キック。
 カバーにもっていくもカウント2。
 3人でエリーズをコーナー上に載せる。
 堀口、リコシェがテイラー、ガルガーノを突き落とす。
 リコシェがスワンにバックスライド・ドライバー。
 堀口が腕を絡めコーナーで動きを固定。
 エリーズのドロップ・キックからバック・スライドに持っていく。
 ガルガーノがカット。
 堀口がガルガーノにトルネードDDT。
 テイラーが堀口に足を当て後ろに倒れる。
 エリーズがSTOからオーバードライブ・エルボー。
 スワンがエリーズにジャンピング・スピン・キック。
 リコシェがスワンを転がすとペイレイ・キック。
 側転から場外の全員めがけダイブ。
 リコシェがガルガーノがリングに戻すとサマーソルト・セントーンへ。
 ガルガーノはかわすと着地したリコシェにスーパー・キック。
 担いでターン・バックルに投げつける。
 スワンが続けてジャンピング・キック。
 テイラーとガルガーノがもって横にする。
 スワンのダイビング・ダブル・ストンプからDDTに持っていく。
 更にそこからガルガーノが必殺技に持っていきカウント3。
 Roninの勝利!

試合結果

@エリック・キャノンvs.ジミー・ジェイコブス
A曙vs.ブロディ・リー
B戸澤陽、ジョン・モクスリーvs.BxBハルク、ホミサイド
BShingo vs.CIMA
Cサミ・カリハンvs.シェイン・スモールズ
Cオースチン・エリーズ、堀口元気、リコシェvs.チャック・テイラー、ジョニー・ガルガーノ、リッチ・スワン
D吉野正人vs.YAMATO
@アマシスvs.オフィディアンvs.サミ・カリハンvs.サイラス・ヤングvs.チーチvs.カレブ・コンレー