TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2006年 →Chikara:Tag World Grand Prix Night Three 3/26/06

Chikara:Tag World Grand Prix Night Three 3/26/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間45分です。

ECWアリーナで開催。

@ レイン、救世忍者乱丸、アリソン・デンジャーvs.デイジー・ヘイズ、坂井澄江、ミッキー・ナックルズ
 多彩な面子が揃っているだけに
 オープニングを飾れるだけの物をいくつか見せていますね。
 悪くない試合です。

A準々決勝:キングス・オブ・レスリング(クリス・ヒーロー、クラウディオ・カスタニョーリ)vs.ノース・スター・エクスプレス
 前回大会で結成したKOWは完全にヒールですので
 NSEが軽くヒールを見せても問題なく良い試合になりましたね。
 NSEはシングルではいまいちだけれども
 タッグなら通用するレベルでKOWと一進一退の連携の攻防を見せてくれました。
 まあまあ良い試合です。

B準々決勝:エディ・キングストン、セイビアンvs.FIST(グラン・アクマ、イカルス)
 FIST側に粗が見られたものの
 ハードな打撃がテンションをつなぎましたね。
 平均レベルです。

C準々決勝:チームDDT(KUDO、MIKAMI)vs.ハロウィックド、デリリウス
 まだインコアレンスにはなっていないので
 連携技は見られませんが良い素質を見せスイングした試合を。
 ミカミはラダーを持参して観客を沸かせていました。
 ちょっと短めなのが惜しいですね。
 まあまあ良い試合。

D準々決勝:チーム・ドラゴンドア(ミラノ・コレクションAT、スカイデ)vs.チーム無我(西村修、竹村豪氏)
 ここで勝利を収めるドラゴンドアが無我に譲った形なのですけれど
 西村が基本的ムーブでじっくり魅せ
 竹村はパワー+ヒールで支配する、と
 それぞれがやりたい事をやっていて統一感が無かったり
 ドラゴンドアの動きに対してやや乱れたりと思ったほど伸びず。
 平均より少し上。

EMIYAWAKI、アミーゴ鈴木、野橋真実vs.ジグソウ、シェイン・ストーム、イクイノックス
 結構ミスも出ましたが
 中々の連携で派手な物を見せ大盛り上がり。
 トーナメント敗退者クラスでもこういう物を見せられる可能性があるというのが
 翌年からのトリオス化変更の理由でしょうか。
 まあまあ良い試合です。

Fケビン・スティーン、サル&ヴィトー・トマセーリvs.イアン・ロッテン、エリック・キャノン、ジョーカー
 これもファン・マッチ志向。
 ハード・ヒッティングが加わっているとはいえ
 ルチャの物ともう少し色分けが欲しい。
 平均レベル。

G準決勝:ハロウィックド、デリリウスvs.キングス・オブ・レスリング
 KOWが決勝にいく事は誰しも分かっていましたが
 もしかしたら、と思わせるような粘りを
 インコアレンスが見せ白熱したものに。
 デリリウスはお笑いの方が目立つけれどやる時はやりますね。
 平均的な良試合です。
 
H準決勝:チーム・ドラゴンドアvs.FIST
 FISTが準々決勝から調子を上げ
 スムーズで良い攻防を見せてくれました。
 控えのミックス具合も良いですね。
 若干短めなのはトーナメント上仕方ないでしょう。
 まあまあ良い試合です。

Iネクロ・ブッチャーvs.矢郷良明
 日本にネクロの名を知らしめることに少なからず貢献した試合。
 ジョー戦のような方向性で
 キック・ボクサーでもある矢郷と
 ハードな打ち合いをして観客を熱狂させました。
 6分程ですが中身は濃いですよ。
 中々良い試合です。

Jラリー・スウィニー、ハートブレイク・エクスプレス、2.0vs.セクシー・エディ、プレイヤー・ウノ、マキシム・ボイエー、リテイル・ドラゴン、ドラゴン・ドラゴン
 ファン・マッチはファン・マッチでも
 こちらは竜の着ぐるみが入っているように
 スポット性の強いお祭り騒ぎですね。
 平均より少し上。

Kタッグ王座戦、決勝:キングス・オブ・レスリングvs.チーム・ドラゴンドア
 ミラノの独創的なムーブや
 スカイでのどこからでもアーム・ドラッグで
 序盤から盛り上がるとそのままテンションを維持したまま
 終盤の自由度の高い素晴らしい攻防まで持って行きました。
 決勝にふさわしいクオリティでした。
 好勝負に少し届かず。

総評。
 悪い試合が1つもなく
 面白いカードが幾つも見られます。
 前年と同じくストーリー展開を絡めていますが後味は悪くないですしね。
 良い大会です。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Iネクロ・ブッチャーvs.矢郷良明
  ネクロがリングに入るなり矢郷の胸を突く。
  矢郷も突き返す。
  ネクロがチョップ。
  矢郷もチョップ。
  ネクロがシャツを脱ぐ。
  チョップ合戦。
  どちらも一歩も引かず胸が赤くなる。
  ネクロがヘッド・バッド。
  ロープに走りヘッド・バッドへ。
  矢郷もロープに走り合わせる。
  ネクロがロープに走る。
  矢郷がニール・キック。
  当たらなかったもののネクロは倒れ場外へ。
  ロープ越しに蹴り飛ばすと場外に下り蹴りを入れていく。
  腹へのパンチを打ち合う。
  矢郷は蹴りで打ち勝つと後頭部に蹴り。
  椅子を立てるとそこに座らせる。
  胸に拳を叩き込み、そしてジャンピング・キック。
  リングに戻すとコーナーに振りニー・ストライク。
  スーパー・キック。
  背中に胸に蹴りを浴びせる。
  ニー・ドロップでカバー。カウント2。
  STFに捕らえる。
  ネクロがロープを掴む。
  フィッシャーマンズ・ネック・ブリーカーでカバー。カウント2。
  ドラゴン・スープレックスを狙う。
  ネクロは後頭部でヘッド・バッドを決め逃れる。
  ラリアット。
  矢郷が耐えラリアット。
  ネクロも耐えラリアット。
  矢郷が耐えラリアットへ。
  ネクロはガードするとラリアットで倒す。
  タイガー・ドライバーを決める。カウント2。
  デス・バレー・ドライバーを狙う。
  矢郷はアーム・ドラッグに返すと打撃を連打。
  ネクロが揺らぐも次の瞬間拳を連打。
  ガード越しに叩き込んでいく。
  矢郷が張り手を連打。
  蹴りで片膝をつかせるとバズソー・キック。
  ドラゴン・スープレックスで1,2,3!
  矢郷の勝利!
  

K決勝:キングス・オブ・レスリングvs.チーム・ドラゴンドア
  ヒーロー対ミラノで試合開始。
  レスリングの攻防。
  腕をとられたミラノはロープを通り戻ってハンマー・ロックに返す。
  ロープ・ブレイク。
  ヒーローは観客の反応が気に入らない様子。
  ミラノがその隙を突きハンマー・ロック。
  ヒーローは回転してミラノを落とす。
  ミラノはすぐにコーナー上に登るとそこから飛びアーム・ドラッグ。
  ランニング・チョップへ。
  避けられるも控えのCCに決める。
  ヒーローのフォア・アームズを誘いCCに誤爆させるとアーム・ドラッグ。
  ロープに固定するとドロップ・キック。
  スカイデに交代する。
  場外に出たヒーローに代わりCCが入る。
  レスリングの攻防は腕に狙いをつけたスカイデが優勢。
  CCは場外に出て間をおく。
  リングに戻る。
  スカイデが低空ドロップ・キックへ。
  CCは避けるとアッパーカート。
  ヘッド・ロック。
  スカイではロープに振るとクローズラインへ、
  受け止められるもロープを使ってアーム・ドラッグに返す。
  CCが場外へのショルダー・スルーを狙う。
  スカイではエプロンに着地するとCCのクローズラインを受け止める。
  ロープ越しに跳びアーム・ドラッグ。
  コーナーを利用しアーム・ドラッグ。
  丸め込みにつなげるもカウントは2。
  Chikaraが握手を求める振りから不意打ち。
  同時に控えのヒーローも控えのミラノを攻撃する。
  スカイデがつかまる。
  連携技も決めていく。
  KOWはスカイデをコーナーに振るとダブル・ビッグ・ブーツへ。
  スカイでは2人を蹴りつけるとダブル・クローズラインを背面跳びで避ける。
  CCがスカイデを打ち上げヒーローがエース・クラッシャーを狙う。
  スカイデはアーム・ドラッグに返すとCCのセントーンも避ける。
  ミラノに交代。
  ヒーローを殴りつけていく。
  蹴りつけてきたCCに延髄切りを狙う。
  避けられるもヒーローに決まる。
  CCを蹴りつけるとヒーローを振ろうとする。
  振り返されるとハンド・スプリング・クローズラインへ。
  ヒーローが逃げるのを見るとCCに決める。
  CCにダイビング・クロス・ボディを決める。カウント2。
  セントーンへ。
  CCは避けるとフェイス・バスター。
  カバーするもカウント2。
  交代したヒーローはミラノを担ぎ上げる。
  ヒーローズ・ウェルカム・チャンピオンシップ・エディションでカバー。カウントは2。
  フォア・アームズにチョップ。
  ローリング・フォア・アームズへ。
  ミラノがブリッジで避ける。
  ヒーローはダブル・ストンプで潰そうとする。
  ミラノは避けるとスーパー・キック。
  スプリングボード式セントーンを決めるもカウントは2。
  ならばとATロック。
  CCが蹴りつけるも離さない。
  スカイデがCCを排除しようと入ってくる。
  CCはスカイデを押しロープに走る。
  スカイデがカウンターで前転バック・エルボー。
  場外に落ちたCCにトペ・コンヒーロを決める。
  ヒーローが何とかロープに脚をかける。
  CCが入ってきてミラノにアッパーカート。
  場外に出たミラノに代わりスカイデが入りロープに走る。
  CCがバック・ブリーカーを狙う。
  スカイでは着地すると丸め込み。
  ヒーローがカット。
  ミラノがCCをコーナーに振ろうとする。
  CCが振り返しダブル・アックスへ。
  ミラノが避けるとそのコーナーに控えていたスカイデがロープ越しに跳びヘッド・シザースでヒーローにぶつけようとする。
  ヒーローが何とか避ける。
  CCはスカイデをヒーローのほうに向かわせるとヒーローがショルダー・スルー。
  ミラノがCCにクローズラインへ。
  CCは避けると羽交い絞めにする。
  ヒーローがチョップへ。
  ミラノは避けて誤爆させるとスカイデに持ち上げてもらい
  ヒーローにヘッド・シザース、同時にCCにアーム・ドラッグ。
  スカイデがヒーローに技を狙う。
  CCに受け渡されるもそのまま丸め込みへ。
  そこから変形レッグ・ロック。
  ミラノもヒーローにオクトパス・ホールドを決める。
  CCがロープに脚をかける。
  ミラノがアピールしてCCにクローズラインへ。
  CCは受け止めるとリバース・ゴーリー・スペシャル。
  ヒーローがスカイデを持ち上げCCに担がせる。
  CCは2人まとめてメリー・ゴーランド。
  ミラノを外に出すと2人でスカイデにダブル・リコーラ・ボム。
  CCがミラノを押さえに行きカバーで1,2,3!

試合結果

@レイン、救世忍者乱丸、アリソン・デンジャーvs.デイジー・ヘイズ、坂井澄江、ミッキー・ナックルズ
A準々決勝:キングス・オブ・レスリング(クリス・ヒーロー、クラウディオ・カスタニョーリ)vs.ノース・スター・エクスプレス
B準々決勝:エディ・キングストン、セイビアンvs.FIST(グラン・アクマ、イカルス)
C準々決勝:チームDDT(KUDO、MIKAMI)vs.ハロウィックド、デリリウス
D準々決勝:チーム・ドラゴンドア(ミラノ・コレクションAT、スカイデ)vs.チーム無我(西村修、竹村豪氏)
EMIYAWAKI、アミーゴ鈴木、野橋真実vs.ジグソウ、シェイン・ストーム、イクイノックス
Fケビン・スティーン、サル &ヴィトー・トマセーリvs.イアン・ロッテン、エリック・キャノン、ジョーカー
G準決勝:ハロウィックド、デリリウスvs.キングス・オブ・レスリング
H準決勝:チーム・ドラゴンドア vs.FIST
Iネクロ・ブッチャーvs.矢郷良明
Jラリー・スウィニー、ハートブレイク・エクスプレス、2.0vs.セクシー・エディ、プレイヤー・ウノ、マキシム・ボイエー、リテイル・ドラゴン、ドラゴン・ドラゴン
Kタッグ王座戦、決勝:キングス・オブ・レスリング(優勝!、新チャンピオン!)vs.チーム・ドラゴンドア