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GCW:Best of GCW 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 ピエール・カール・ウエレ vs.ウォルター(4/6/18)

@SHLAK vs.マーカス・クレイン(1/20/18)
 突っかかってくるSHLAKに
 クレインは押し倒されつつも蛍光灯ごと蹴り飛ばし、
 突進にはレフェリーを盾にして蛍光灯、と
 下手なかわしあいはせず
 工夫された迫力あるかっ飛ばしを見せます。
 旧世代的タフ・ガイと新世代的頭脳レスラーとの闘い。
 リングに隠れるシーンが長すぎたり
 薬を吸ってから椅子に座ってのエルボーが
 何故か1発ずつしかなかったりと
 一部センスを疑うシーンも無いではないですが、
 SHLAKの体の張りっぷりには震えるものがあったし、
 デス・マッチを敢えてビニール袋での窒息という
 古典で〆るプロレス愛がそれを補って余りある。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/?/18)

Aウォルターvs.トム・ロウラー(4/5/18)
 まずは蹴りで牽制。
 何もしないことで牽制を表現できれば
 更に緊張感が出てくる。
 ウォルターがまずは腕狙いで主導権を取り、
 プロレス的教科書にのっている試合運びを見せます。
 相手のロウラーはプロレスのスキル的にはまったく相手にならないですね。
 ただそれは仕方ないとしてウォルターが7分とはいえ完璧な構築を見せ、
 トムは与えられた見せ場でMMA仕込のムーブで輝きました。
 中々良い試合。

B鈴木みのるvs.マット・リドル(4/5/18)
 メメントモリ。
 サブミッションが決まりきらない状態で
 そのための隙間を開けるために打撃を打ちこむ様は
 まさにUWFのシーンを思い起こさせます。
 ノー・ロープというシチュエーションを活かして
 緊張感を持続させる手法も良い。
 ただ終盤の展開は弱く、リドルが無理にみのるを押し上げている感もありました。
 とはいえリドル自身がブッキングした興行ですからね。
 それも良しとしましょう。
 異質なカードが相応の中身を持つ。
 それだけで成功といえます。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cピエール・カール・ウエレ vs.ウォルター(4/6/18)
 もう50歳を迎えたPCOを
 絶頂期にあるウォルターにぶつけるなんて馬鹿げたカードです。
 PCOなんて敵にならないだろうという見方が少なからずあります。
 その中でまずはPCOが意外に動けることを示しつつ、
 PCOのトペを防いでウォルターのターンになると
 敵ではないという見方をストーリーに組み込んで
 余り負荷をかけずに試合を運ぶことを可能にします。
 とはいっても重いチョップを打ち込む様を上手く印象付けている。
 その中でPCOが奮起。
 ムーンサルト慣行にテーブル葬被弾も志願。
 更には上半身衣装を脱いで素肌で
 世界一重いチョップのウォルターと打ち合い。
 これは会場もスタンディングオベーションで敬意を表さざるを得ませんね。
 最後は序盤で未発だったトベを絡めて一気に持って行きましたね。
 予想の一歩も二歩も上をいく内容でした。
 ぎりぎり好勝負。

Dデイヴィッド・スターvs.マイク・クァッケンブッシュ(4/6/18)
 この2人なのでじっくりレスリングかと思いきや
 ロープワークをいきなり折込みスピーディな見せ方。
 想像とは違いましたが、軽快なコンビネーションによる振りは
 "らしさ"があり面白いですね。
 スターがコーナーへのDVDにトペを叩き込みます。
 これに対してクァックがすぐに反撃したのは早計。
 ただ、すぐに試合時間の設定が短いんだな、と観る側も合点がいくと
 短い中でどう構成するか上手くやっているな、と思わせる両面があります。
 12分もない中で特別なカードを2人共堪能しましたね。
 好勝負に少し届かず。

 (執筆日:4/?/18)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@SHLAK vs.マーカス・クレイン(1/20/18)
Aウォルターvs.トム・ロウラー(4/5/18)
B鈴木みのるvs.マット・リドル(4/5/18)
Cピエール・カール・ウエレ vs.ウォルター(4/6/18)
Dデイヴィッド・スターvs.マイク・クァッケンブッシュ(4/6/18)