TOPアメリカン・プロレスどインディー →Calgary Stampede Wrestling:Classics Volume.5 The Epic Battles

Calgary Stampede Wrestling:Classics Volume.5 The Epic Battlesの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間25分です。
Wrestletapes製。

基本途中からです。

@ミッド・ヘビー級王座戦:ダイナマイト・キッド(ch)vs.デイビー・ボーイ・スミス
 スミスは冴えない格好で丸め込みが中心の新人状態。
 中身よりも熱気の塊と化している雰囲気が見所でしょうか。
 それにしてもキッドがレフェリーに背後から攻撃してスミスのせいにし裁定を覆すのは馬鹿げている。
 金星を拾った者がそんな事する理由がないじゃない。

Aミッド・ヘビー級王座戦、3本勝負:ダイナマイト・キッド(ch)vs.ブルース・ハート
 キッドのフレアーばりの派手な受けからスタートしますが特に試合を引っ張る気はない様子。
 このシリーズで良く見かける、試合を通してのストーリー・テリングが極めて弱い試合の1つです。
 これまたキッドが卑怯な手で防衛を果たしていますね。

Bノース・アメリカン王座戦(レフェリー:セドリック・ハサウェイ):バッド・ニュース・アレン(ch)vs.ブレット・ハート
 ブレットは他と違って間と呼ぶに値する時間の使い方をしている。
 アレンはヒールならもう少し緊張感を与えたいかな。
 試合はもう少し続ける努力をしようよ、と
 レフェリーに言いたくなるようなノー・コンテスト・フィニッシュ。

Cブレット・ハートvs.デイビー・ボーイ・スミス
 ピンクと黒のおなじみのコスチュームになったブレット(このシリーズではこの試合のみ)。
 しっかり意図を持った試合運びをしていますね。
 前半のヒールとして観客を馬鹿にしながらの追い込みも、
 後半の場外に逃げようとするのも、観客を見事にのせています。
 演出に関しても上記のキッドのような物ではなく
 試合の起伏をつける物として機能しています。
 ただ最後、スミスがブラス・ナックルを奪い取った所で
 レフェリーがブレットの反則を取って終了、というのはちょっと弱いですね。
 まだ完全な金星を与える程ではない、という事か。
 中々見応えのある試合でした。

Dイリミネーション・マッチ:ブレット&ブルース&キース・ハート、デイビー・ボーイ・スミス、ミスター・ヒトvs.ダイナマイト・キッド、デューク・マイヤース、グレート・ガマ、ハーバート・ギャラント、ダニー・デイビス
 (カットもあり)
 オーバー・ザ・トップ・ルールを適用したり
 クライマックスにトルネード式で見せたりと工夫されていますね。
 前半はまどろっこしそうな印象も受けたけれど。

Eノース・アメリカン王座戦、ストリート・ファイト:オーエン・ハート(ch)vs.ダイナマイト・キッド
 (カットあり)
 双方確かな動きで流血もしますが
 やや綺麗過ぎるのと、乱入ネタで思ったほど伸びず。
 この頃で言えばブレットよりオーエンの方がずっと華がありますね。
 ピンクとブラックのコスチュームが無かったらWWFでの地位は逆転していたか?

Fノース・アメリカン王座戦:オーエン・ハート(ch)vs.バッド・ニュース・アレン
 アレンが強面の割りに攻める割合が低く盛り上がりもいまいち。
 最後はチープだけどどうでも良い。

Gストラップ・マッチ:バッド・ニュース・アレンvs.ストンパー・アーキー・ゴルディー
 何故か試合の結末が収録されず。
 ノー・コンテストだそうですけど。
 これは試合前の両者の対照的なプロモが見所ですね。

Hランバージャック・マッチ:ブレット・ハートvs.ストンパー・アーキー・ゴルディー
 何故か試合の結末が収録されず。
 ノー・コンテストだそうですけど。
 Part.2

Iマスク・マッチ:ジェイソン・ザ・テリブルvs.ゾディアック
 そら当然何の特徴もないゾディアックより
 パクりキャラのジェイソンの方を選びますよねぇ。

総評
 WWF前のブレット、オーエンらが活躍するインディーというイメージだったのだけど
 実際見てみるとカナダにプロレスを根付かせたもののそのプロレスは未完成という印象でしたね。
 その意味でちょっと期待外れでした。
 (執筆日:3/22/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ミッド・ヘビー級王座戦:ダイナマイト・キッド(ch)vs.デイビー・ボーイ・スミス(DQ)
Aミッド・ヘビー級王座戦、3本勝負:ダイナマイト・キッド(ch)vs.ブルース・ハート(2−1)
Bノース・アメリカン王座戦(レフェリー:セドリック・ハサウェイ):バッド・ニュース・アレン(ch)vs.ブレット・ハート(ノー・コンテスト)
Cブレット・ハートvs.デイビー・ボーイ・スミス(DQ)
Dイリミネーション・マッチ:ブレット&ブルース&キース・ハート、デイビー・ボーイ・スミス、ミスター・ヒトvs.ダイナマイト・キッド、デューク・マイヤース、グレート・ガマ、ハーバート・ギャラント、ダニー・デイビス(カウントアウト)
Eノース・アメリカン王座戦、ストリート・ファイト:オーエン・ハート(ch)vs.ダイナマイト・キッド
Fノース・アメリカン王座戦:オーエン・ハート(ch)vs.バッド・ニュース・アレン(ダブルDQ)
Gストラップ・マッチ:バッド・ニュース・アレンvs.ストンパー・アーキー・ゴルディー(ノー・コンテスト)
Hランバージャック・マッチ:ブレット・ハートvs.ストンパー・アーキー・ゴルディー(ノー・コンテスト)
Iマスク・マッチ:ジェイソン・ザ・テリブルvs.ゾディアック