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Calgary Stampede Wrestling:Classics Volume.1の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間30分です。
Wrestletapes製。

基本途中からになっています。

@ノース・アメリカン王座戦:アーキー・ストンパー・ゴルディー(ch)vs.ダン・クロファット
 大仰にデフォルメされた動きと白黒映像が古さを物語っています。 

Aアーキー・ストンパー・ゴルディーvs.ブレット・ハート
 ブレットの打撃への思い入れはこの頃からあったようですね。
 ただ試合は時代が合っていない感じで、
 最後もブレットがレフェリーの制止を聞かず反則負け、という微妙な物。

Bミッド・ヘビー級王座戦:ダイナマイト・キッド(ch)vs.ブレット・ハート
 (試合開始からでカットあり)
 ブレットは打撃も技も良いけど後ほどのリズム、インパクトはなし。
 試合としても場外カウントや両膝をついての殴り合い、なんかの
 場面が使われるべきポイントからずれていて、
 何もしない時間を避けている印象。
 のりきれない内容ですね。
 
Cミッド・ヘビー級王座戦:ダイナマイト・キッド(ch)vs.デイビー・ボーイ・スミス
 スミスの攻め、受けのスケールが大きく魅力的ですね。
 それで一発一発が重いのだけど
 王座交代劇にしてはちょっと単発系が多いかな。
 良い試合でこの組み合わせに興味をもたせました。

Dインターナショナル・タッグ王座戦:キューバン・コマンドーズ(ch)vs.ブリティッシュ・ブルドッグス
 (開始からでカットあり)
 ショルダー・スルーを相手にぶつけたりと
 4人が全員リングに入っての派手な攻防があります。
 フィニッシュはコマンドーズがわざとカウントアウトを選ぶという物でしたが・・・。

Eノース・アメリカン王座戦:オーエン・ハート(ch)vs.ジェリー・モロウ
 ブルース・ハートとキューバン・アサシンが介入しないよう
 コーナーに手錠でつながれているのはどうでも良いとして
 試合はスピード感のある内容。
 技にリズムがあるから観客がのりやすいですね。
 オーエンのセンスを感じます。
 ただバッド・ニュース・ブラウンの介入は良いけど
 その直後モロウのショルダー・スルーの構えが早すぎで
 フィニッシュのサンセット・フリップがブック的に見えてしまいました。

Fインターナショナル・タッグ王座戦:ブルース・ハート、ブライアン・ピルマンvs.リップ・ロジャース、ケリー・ブラウン
 ブルースは孤立後1ムーブでフィニッシュするので
 収録している時間のほぼ全てピルマンが出ています。
 ピルマンのロッカーズばりの華やかさが見所ですね。
 ロジャース、ブラウンはやられて魅せるスタイルを理解しているがもう少し形にしたい。

Gインターナショナル・タッグ王座戦:デューク・マイヤーズ、ケリー・ブラウン(ch)vs.ブルース・ハート、デイビー・ボーイ・スミス
 マイヤーズ、ブラウンは古典的な孤立を使うスタイル。
 ブルースやキースは家族だから重用されているイメージを払拭できませんね。
 最後のブラインド・タッチ→クローズライン相打ち→スプリングボード式ボディ・プレスというラスト・ムーブは見事でした。
 
Hインターナショナル・タッグ王座戦:キウイズ(ch)vs.ブレット・ハート、キース・ハート
 キウイズは後のブッシュワーカーズです。
 後の色物時代と違いタッチ・ワークを使って真面目にやってますね。

Iジム・ナイドハートvs.ネイル・ゲイ
 ナイドハートはトレード・マークの髭がなく新鮮ないでたち。
 それ以上のものでない試合です。

Jジェイク・ロバーツvs.ビッグ・ダディ・リッター
 これまたロバーツが長髪でないだけ。
 またリッターは後のジャンクヤード・ドッグです。
 
K$2,000バトル・ロイヤル
 アンドレの定番のお仕事ですね。
 他ミスター・ヒトなんかが登場しています。
 これのみ完全収録だったはずです。

総評
 完全収録はKのみなのでやや不完全燃焼ですね。
 ただStampede Wrestlingの映像は貴重なのでまあ許せる。
 (執筆日:11/28/09)

DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ノース・アメリカン王座戦:アーキー・ストンパー・ゴルディー(ch)vs.ダン・クロファット
Aアーキー・ストンパー・ゴルディーvs.ブレット・ハート(DQ)
Bミッド・ヘビー級王座戦:ダイナマイト・キッド(ch)vs.ブレット・ハート(時間切れ)
Cミッド・ヘビー級王座戦:ダイナマイト・キッド(ch)vs.デイビー・ボーイ・スミス(新チャンピオン!)
Dインターナショナル・タッグ王座戦:キューバン・コマンドーズ(ch)vs.ブリティッシュ・ブルドッグス(カウントアウト)
Eノース・アメリカン王座戦:オーエン・ハート(ch)vs.ジェリー・モロウ
Fインターナショナル・タッグ王座戦:ブルース・ハート、ブライアン・ピルマン(ch)vs.リップ・ロジャース、ケリー・ブラウン
Gインターナショナル・タッグ王座戦:デューク・マイヤーズ、ケリー・ブラウン(ch)vs.ブルース・ハート、デイビー・ボーイ・スミス(DQ)
Hインターナショナル・タッグ王座戦:キウイズ(ch)vs.ブレット・ハート、キース・ハート
Iジム・ナイドハートvs.ネイル・ゲイ
Jジェイク・ロバーツvs.ビッグ・ダディ・リッター(DQ)
K$2,000バトル・ロイヤル(勝者:アンドレ・ザ・ジャイアント)