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1PW:Best of 1PWの分析


名勝負 なし
好勝負 ライオンハートvs.デズモンド・ウルフ(5/29/10)

@ランス・ストームvs.ダグ・ウィリアムス(5/26/06)
 レスリングの際、間を置いてから返すことで観客を惹きつけていますね。
 またアーム・ドラッグを基点に抑揚をつけています。
 ダグが場外に落ちたストームのためにロープを下げた所で
 ストームが感情的になり、
 レスリングで上回れずとも試合で勝てば良いのだ、というスタンスになります。
 一進一退しつつもダグが中々主導権を握り返せない様を提示。
 ストームのフィニッシュへの流れが見えなかったので
 上質な中盤が重厚に続いているなと思っていたら
 ダグがカオス・セオリーを一発叩き込み幕閉じ。
 形としては綺麗ですが、これはちょっと勿体なかったですね。
 中々良い試合。

AAJスタイルズvs.Pac(10/14/06)
 AJが無為の行為でどうした、と投げかけ
 プルービング・マッチとして表現します。
 Pacはまだ動きの安定度が劣っており
 AJが無理やり動かして技を決めている部分がありますね。
 また試合もAJに任せきりです。
 プルービング・マッチだからこそ
 リアルな未熟さが許されている状況ですね。
 Pacが技及び受け身で盛り上げるも
 思ったより試合の完成度が高くなかった。
 中々良い試合。

Bライオンハートvs.デズモンド・ウルフ(5/29/10)
 まずはチェーン・レスリング。
 ロープ・ワークを挟んでもチェーンさせる意識が途絶えていないのは素晴らしいですね。
 その軽やかな準備運動的攻防の中で約2年ぶりの再戦だということも明示できています。
 ミサイル・キックを放ったライオンハートが頭部を打ったのか
 動かなくなるアクシデントが序盤で起こりひやりとしましたが、
 何とか試合を中止することなく復活してきました。
 ここでウルフが見せ方を変えレスラーからスター寄りの試合運びに変えてきましたね。
 そこから定番の腕攻めにつなげます。
 観客がライオンハートを応援したくなるよう上手く煽っていますね。
 流石です。
 ライオンハートが大きな動きで反撃。
 ウルフはスターとしての悠然さを崩さずに受けていきます。
 方法論が確立されていて揺らがない存在であればある程
 そこに食らいつくライオンハートも映えていきます。
 ウルフへの応援も相当ある中で
 エルボーの打ち合いに持っていき一度リセット。
 見事なフィニッシュで〆ました。
 ぎりぎり好勝負。

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ランス・ストームvs.ダグ・ウィリアムス(5/26/06)
AAJスタイルズvs.Pac(10/14/06)
Bライオンハートvs.デズモンド・ウルフ(5/29/10)