TOPルチャ・リブレCMLL 2014年 →CMLL:Best of 2014 Part.1

CMLL:Best of 2014 Part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:ディアマンテ・アズール、ラ・マスカラ、ルーシュvs.レイ・ブカネロ、ショッケル、ウルティモ・ゲレロ(3/16/14)

3本勝負:ブラック・パンテル、ブルー・パンテル、カチョーロvs.フェリノ、プーマ、ティグレ(3/24/14)

@レジェンダ・デ・プラタ決勝、3本勝負:ネグロ・カサスvs.ティタン(1/3/14)
 ティタン相手にレスリングをかちりとはめ込み、
 適当に飛ばせてまとめあげる。
 カサスがまさに掌の上で転がしている内容。
 2本目は手短に余裕のラ・マヒストラルでカサスが追いつきます。
 3本目。
 ティタンが幅が出てきて散らし方はできていますね。
 繋ぎ方は良いのだけど、そこに豊かさは見えない。
 技の攻防としてはまあありかもしれませんけどね。
 しかし、そこまで攻防が色々できるようになったのに
 最後ムーンサルト迎撃でカウント3入ったのは拍子抜け。
 平均的な良試合です。

A3本勝負:ブルー・パンテル、ブラック・パンテル、カチョーロvs.ネグロ・カサス、プーマ、ティグレ(1/18/14)
 ルード3人は完全に統率がとれている訳ではないが
 自分がやらなきゃという意識が高いですね。
 ルードが制圧するもののブルー・パンテルがカサスと激しい蹴り合いを見せ、ヒート・アップさせます。
 プーマ、ティグレの合体技で1本。
 2本目はテクニコがリングを制圧し反して追いつきます。
 3本目。
 凄い技はないのですが、自分の作った雰囲気に酔い、流れにのって
 やるべきときにやるべきことをやっている感覚。
 中々良い試合でした。

B3本勝負:ティタンvs.ヴィルス(1/28/14)
 序盤はレスリング。
 それぞれ対応して変化をつけるが、
 もう少しクイックに見せたいところですね。
 演舞で流れを作ってジャベでフィニッシュ。
 2本目。
 ヴィルスが脚狙いでまったりとした展開。
 ハイ・フライに移る転換点が不十分な印象ですね。
 ティタンがドラスクから側転ラナを決め追いつきます。
 3本目は貯めておいたダイブを切ってブースト。
 ヴィルスは元々としてティタンの技使いの
 バランスが良くなっているので中々の攻防を作り上げました。
 それでもまだまだ美しい試合が出来る領域にまではいっていないか。
 中々良い試合。

C3本勝負:フライヤー、ペガッソ、スターJr. vs.カネロ・カサス、ディスタルボ、ハチセロ
(2/1/14)
 ロープに飛び乗りフェンスに飛び乗りと(おそらく)フライヤーが活躍して1本。
 2本目は演武をそれぞれ行い、ペガッソを孤立させてルードが追いつきます。
 もう少しリングを制圧した感じを出したかったですね。
 肝心の3本目ですが、いまいち波にのらないまま終了。
 平均レベル。

DNWAミドル級王座戦、3本勝負:ラ・ソンブラvs.ドラゴン・ロホJr.(3/2/14)
 1,2本目は自分の得意技に持っていきフィニッシュ。
 考えられているとは思うものの
 1回成功すれば直3カウントにつながるのであっさり。
 戦い、って感じは受けないですね
 2本目はカウンターで封じあったダイブを
 3本目早々に決めあうとすぐにニア・フォールへ。
 安直すぎる流れながら
 お互いカウンターで主導権を取らせない
 一進一退の攻防自体は中々見応えがあるのは確か。
 お互いの得意技への流れを良く理解していますね。
 それぞれテクニコ/ルードとしてのスター性を
 発揮してクライマックスも盛り上げました。
 前半の構成の軽さが勿体ない内容。
 中々良い試合でした。

E3本勝負:ディアマンテ・アズール、ラ・マスカラ、ルーシュvs.レイ・ブカネロ、ショッケル、ウルティモ・ゲレロ(3/16/14)
 ショッケル側が奇襲を仕掛けつつも
 心理戦で上手く外して単調にならないようにしています。
 常に乱闘を行うより効果的ですね。
 ゲレロ介入からショッケル軍が制圧し1本。
 2本目もショッケル軍が引き続きリングを支配します。
 ショッケルxルーシュの遺恨をスケール・アップしつつ、
 脇を固めるルチャドールも気合を入れて補佐します。
 アズールが新鮮なスポットを提供し、
 ショッケルが受けで大いに盛り上げました。
 上手く構成された内容です。
 ぎりぎり好勝負。

Fカベジェラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ショッケルvs.ルーシュ(3/21/14)
 まんべんなく要素をまとめた1本目。
 決して悪くはなく一定のレベル以上にあるものの
 この抗争ならではの激しさは見られない。
 攻防もタイミングを合わせている感が目立ちましたね。
 2本目は細かい攻防を続けながら
 一方でルーシュの頭部へ激しい打撃を叩き込みます。
 ショッケルと同じ丸め込み技でフィニッシュ。
 3本目。
 継続的に乱闘を行いつつニア・フォールに焦点を移していきます。
 花道ジャーマンといった過激なスポットの一方で、
 肉体負荷のまったくないアピールでも十分な効果を挙げる。
 ショッケルが流血しつつも上手く次の技誘導する受けを見せ最後まで盛り上がりました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

G3本勝負:ブラック・パンテル、ブルー・パンテル、カチョーロvs.フェリノ、プーマ、ティグレ(3/24/14)
 ブルー・パンテルとプーマの軽妙なレスリングから始め、
 フェリノとブラック・パンテルがテンポ・アップ。
 ここからカチョーロとプーマが更にスピード・アップさせたのには驚きましたね。
 キャッチーながらテクニックを駆使した攻防はジャベで決着。
 2本目も小気味良く入れ替わりながらテンポを落としません。
 握手を求めて応じず、帰る振りをしたりとか
 そういうシーンを挟みつつもテンポ感を忘れていないのは驚異的。
 定型に沿いつつ何をやってくれるのかとワクワクする内容です。
 フェリノ軍がリングを制圧して1本取り返します。
 そのまま場外で痛めつけマスクを剥ごうとしたりとルード・アピール。
 3本目。
 タッグ様式でバランス加減をつけ、
 トリオとしての絵作りで最後まできっちり盛り上げました。
 ぎりぎり好勝負。



注目試合の詳細

なし

試合結果

@レジェンダ・デ・プラタ決勝、3本勝負:ネグロ・カサスvs.ティタン(2-1)(1/3/14)
A3本勝負:ブルー・パンテル、ブラック・パンテル、カチョーロvs.ネグロ・カサス、プーマ、ティグレ(2-1)(1/18/14)
B3本勝負:ティタンvs.ヴィルス(1/28/14)
C3本勝負:フライヤー、ペガッソ、スターJr. vs.カネロ・カサス、ディスタルボ、ハチセロ(2/1/14)
DNWAミドル級王座戦、3本勝負:ラ・ソンブラvs.ドラゴン・ロホJr.(3/2/14)
E3本勝負:ディアマンテ・アズール、ラ・マスカラ、ルーシュvs.レイ・ブカネロ、ショッケル、ウルティモ・ゲレロ(3/16/14)
Fカベジェラ・コントラ・カベジェラ、3本勝負:ショッケルvs.ルーシュ(2-1)(3/21/14)
G3本勝負:ブラック・パンテル、ブルー・パンテル、カチョーロvs.フェリノ、プーマ、ティグレ(3/24/14)