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Classic Lucha:Best of 1991の分析


名勝負 なし
好勝負 3本勝負:ロス・ブラゾスvs.エル・ダンディ、スペル・アストロ、ポピテクス(5/5/91)

@3本勝負:ロス・ブラゾスvs.エル・ダンディ、スペル・アストロ、ポピテクス(5/5/91)
 (カットあり)
 寸胴ながら身のこなしは一流の面々。
 オロのクイック、ポルキーのコミカル要素と演舞の融合、
 アストロの鉄板ダイブ、ポピテクスの超重量ギミックといった
 様々な要素がばらばらにならず1つの試合の中で高密に織り交ぜられています。
 尚且つスピード感もある。
 後ろのコーナー上から飛ぶ伝統的なフィニッシュにより
 ブラゾが2本目連取し3本目にいかなかったもののこれは素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:?/?/12)

A3本勝負:オクタゴンvs.フエルザ・ゲレラ(10/29/91)
 (TV放送日は11/3/91)
 フエルザは後人に一線を譲る前とあって
 まだまだトップとして通用する俊敏さを見せています。
 環境を使って甚振りますが、スピード感があり1本目はとても5分しかないとは思えません。
 オクタゴンの受け身も素晴らしく、そのハードさは全盛期でないと出来ないものです。
 2本目はフエルザがレフェリングの隙を突くという事をネタにする他
 ロープに紐を縛り付けたりとやりたい放題で観客をヒート・アップさせます。
 ただ時間をかけているだけって面もあり、
 何より1本目に比べて随分と長過ぎます。
 急にニュートラルに戻ってあっさりジャベで決着。
 3本目はお互いが流血。
 それによって総力戦らしい雰囲気になりました。
 ただ良質ではあるものの攻防自体が特別だったかと言うと首を傾げる。
 最後のフィニッシュへの連打は見事でしたけど。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:?/?/12)

Bマスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:トリオ・ファンタジアvs.サンダーキャッツ(12/8/91)
 キャッツの不意打ちから開始しますが
 形にならないままあっさり一本。
 キャプテンズルールを使って三人全員フォールしたくらいでしょうか、特筆すべきは。

 2本目そのまま乱戦で雪崩れ込みますが、
 ここは1本目以上にあっさりと。

 3本目本番。
 観客席に放ったり、椅子攻撃、
 マスク引き裂いて流血とようやく本意気を出してきました。
 トップレベルのルチャドールと比べると小競り合い感がありますが、
 ダイビング技を盛り込んで
 一気に締めにいくクライマックスの高まりは良かった。

 内容は普通。ただ当時の人気者同士のカベジェラ戦ということで雰囲気は良かった。
 平均的な良試合。
 (執筆日:8/?/19)

Cチェイン・マッチ:ジェリー・エストラーダvs.ラ・フィエラ(Monterry ?/?/91)
 流血しての殴り合いがベース。
 チェイン自体を工夫して使って攻撃するよりかは
 根本に立ち返ってチェインによって
 距離感が保たれていることが戦いにどう影響するかに重きを置いていますね。
 リング内外使った空間使いでのスケール・アップの上に
 チェーンを振り付けるという単純明快強烈な攻撃がある。
 場外に転げ落ちる受けからのトペ、
 リアルなブレーン・バスター道連れでブーストした後は
 お互いチェーンを外してルチャらしい攻防。
 素晴らしい構成、内容でしたが、
 突如訪れた激突して両者KOというエンディングは呆気なさ過ぎる。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:?/?/12)


注目試合の詳細

A3本勝負:オクタゴンvs.フエルザ・ゲレラ(11/1/91)
 エプロンに上がってきた謎のマスクマンが脚を攻撃。
 崩れ落ちたオクタゴンにフエルザが襲い掛かる。
 殴り倒しターン・バックルにぶつける。
 場外で鉄柱にぶつけエプロンにぶつける。
 持ち上げ鉄柱に股間を打ち付ける。
 リングに戻る。
 何とか戻ってきたオクタゴンを蹴り落とす。
 エプロンに上がってきたオクタゴンを蹴り落とそうとする。
 オクタゴンがかわして殴り飛ばす。
 ショルダー・スルーにバック・ブリーカー。
 ドロップ・キック。
 場外に落ちたフエルザを追いエプロンにぶつける。
 張り手を打ち倒す。
 リングでオクタゴンがアーム・ドラッグを連発。
 相手の打撃をガードし殴り倒す。
 ベア・ハグで振り回し1本を取る。

 場外で休むフエルザをロープ越しに蹴り飛ばす。
 笛が鳴る。
 戻ってきたフエルザにドロップ・キック。
 ロープに振りスパイン・バスター。
 もう1発。
 オクタゴンがレフェリーに説明しているすきを突きフエルザが腹に一発。 
 オクタゴンが拳を振り上げるもレフェリーに止められる。
 その隙にフエルザが股間を蹴りあげる。
 オクタゴンのマスクの紐をロープに縛り付ける。
 その上でマスクを引き裂こうとする。
 紐をロープにつないだままターン・バックルにぶつけていく。
 レフェリーが見かねて何とか解く。
 両足を取って倒すと股間から鉄柱にぶつける。
 そのまま締め上げる。
 エプロンに逆さ吊りにするとそこから叩き付ける。
 リングに戻し殴り落とす。
 オクタゴンがリングに戻る。
 フエルザがショルダー・タックル。
 ロープに走る。
 オクタゴンがアーム・ドラッグ。
 ターン・バックルにぶつけダイビング・クロス・ボディ。
 スーパー・キック。
 コーナーに突進するもかわされコーナーに激突。
 フエルザがロープに振りスパイン・バスターからジャベ。カウント3。 

 フエルザが噛みつき殴りつける。
 オクタゴンは流血している。
 噛みつきターン・バックルにぶつける。
 オクタゴンがコーナーに振り返すとフエルザはロープに引っ掛かり逆さ吊り。
 オクタゴンはすかさず場外に出ると動けないフエルザの頭部を鉄柱にぶつけていく。
 観客席に叩き付ける。
 フエルザも流血。
 オクタゴンがリングでフエルザのマスクを引き裂く。
 ロープに振りバック・ブリーカー。
 殴り返すとフエルザはふらついて場外転落。
 コーナーに振りスプラッシュにいくもかわされ自爆。
 フエルザはコーナーに振るとスパイン・バスター。
 ダイビング・セントーンにいくもかわされ自爆。
 オクタゴンがカバー。カウント2。
 ヴィクトリー・ロール。カウント2。
 フエルザがカンパーナ。
 オクタゴンが脚を掴んで倒しサーフボード・ストレッチ。 
 フエルザがブリッジで抑え込む。カウント2。
 ロープに走ったオクタゴンにフエルザが飛びつく。
 オクタゴンがキャッチしジャベ。
 もがかれ落とすもキャメル・クラッチ。
 フエルザが脚を掴んで逃れる。
 ロープに走る。
 オクタゴンが脚を蹴りはらって場外に落とす。
 トぺ・スイシーダ。
 フエルザが先にリングに戻る。
 オクタゴンがすぐ追いかけ腰に膝を突き立てるサブミッション。
 フエルザが何とか振りほどく。
 フエルザがドロップ・キック。
 そのまま足をオクタゴンの喉に押し当てる。
 ボディ・スラム。
 コーナー上へ。
 余りに遠いのでポーズをとってから下りセントーン。
 近いコーナーにのぼりスワントーン・ボムへ。
 オクタゴンがかわしカバー。カウント2。
 ボディ・スラム。
 コーナーに上る。
 ダイビング・ボディ・プレスを狙うもかわされ自爆。
 フエルザが背中にオクタゴンを通しジャベ。
 オクタゴンがサンセット・フリップに切り返すもカウント2。
 フエルザがコーナー上へ。
 オクタゴンが駆け上がってアーム・ドラッグ。
 ロシアン・レッグ・スイープ。
 そのままジャベを決めギブ・アップさせる。

試合結果

@3本勝負:ロス・ブラゾスvs.エル・ダンディ、スペル・アストロ、ポピテクス(2-0)(5/5/91)
A3本勝負:オクタゴンvs.フエルザ・ゲレラ(2-1)(10/29/91)
Bマスカラ・コントラ・マスカラ、3本勝負:トリオ・ファンタジアvs.サンダーキャッツ(12/8/91)
Cチェイン・マッチ:ジェリー・エストラーダvs.ラ・フィエラ(Monterry ?/?/91)