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Lucha Libre Azteca:Vol.82の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

3/23/08(Gimnasio Nuevo Leon)の大会より
@3本勝負:ガトー・ヴォラドール、オリエンタルI&II vs.ベンガリ、ディフントI&II
 ルードが1本目奇襲し、2本目最後にテクニコが反撃して追いつく形。
 その一文以上の創造性は見られませんがテンションは意地されていましたね。
 3本目は流して合体技、数珠打ち、ダイブと
 やっている事で段階付けがあるので見ていて盛り上がっていきやすい。
 少し悪い試合。

Aコントラ・マッチ:レイ・ハチセロvs.ヴァケロ・ロモvs.ヴァリエンテvs.ティグレ・ウニベルシタリオ
 ヴァリエンテ、ティグレvs.ハチセロ、ヴェケロで
 鏡合わせの動きをするのですがティグレがいきなりダイブにいく場面でこける・・・。
 ヴェケロもここ一番の見せ場のダイブでロープに脚を滑らし不発。
 まあヴァリエンテもコーナー上に登りなおしてましたけど。
 しかし相手の押さえつけ方、体の動かし方見ると
 ヴァリエンテとローカル・ルチャドールの差は大きいですね。
 試合はいつの間にか消えていたヴェケロが乱入のような形で戻ってきたかと思ったら
 同じルードのハチセロに丸め込まれまさかの負け残りというもの。
 無駄に時間も取っているし、ひどい試合。 

Bマスカラ・コントラ・カベジェラ:ヴァリエンテvs.ヴェケロ・ロモ
 ヴァリエンテが進んで見れるコントラ戦になる事は確約されました。
 ルチャでは一方だけで試合全体の方向を決定付けない点で不安でしたが、スポットの配置が見事でしたね。
 ヴェケロの細部の完成度の低さは目立っていましたが、
 ダイブやレフェリー・カウントを手で止める等
 定番を順序良く重ねて直実にクオリティを稼いでいました。
 ヴェケロがローカルである事を考えると十分満足行くレベルです。
 まあまあ良い試合。

4/6/08(Gimnasio Nuevo Leon)の大会より
C3本勝負:ガトー・ヴォラドール、オリエンタルI&II vs.ベンガリ、ディフントI&II
 1本目はベンガリらルードがいきなり襲撃。
 そのまま決めるかと思いきやガトーらが反撃、ダイブしてフィニッシュです。
 普通2本使う展開を1本でやってしまうの?と思ったいたら
 2本目でルードが乱闘で甚振る、という1本目と同じ事を始めます・・・。
 ガトーが完全にKOされ、試合続行不可能。
 マイク・アピールに入りコントラ戦で決着をつけようという話になります。
 予告として比較的気合の入った乱戦でしたが試合としては不十分。 
 悪い試合。

D3本勝負:ニュートロンJr、ストゥーカJr、ティグレ・ウニベルシタリオvs.アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、レイ・ハチセロ、ヴェケロ・ロモ
 1本目ルード支配、2本目最後でテクニコ反撃というテンプレート。
 目を見張る動きもなく、リズムにのれない選手が目立つ。
 アルカンヘルは流石に相手に合わせつつ大きな動きが出来ていたけどね。
 3本目終盤に複数人での攻防を入れてきましたが、
 全員の呼吸を合わせるのに時間がかかって精度が悪い。
 ひどい試合。

4/13/08(Gimnasio Nuevo Leon)の大会より
E3本勝負:3本勝負:ニュートロンJr、ストゥーカJr、ティグレ・ウニベルシタリオvs.アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、レイ・ハチセロ、ヴェケロ・ロモ
 アルカンヘルの腕に狙いをつけ孤立なんて珍しい事をやってきたけど
 孤立させておくにはもっと押さえつけないと。
 普段のそこまで密着しないハイ・フライ・ルチャの弊害か。
 2本目も控えの入り方が適当。
 3本目はルード制圧という展開に甘え、
 試合のコントロールが出来ておらず雑になっています。
 悪い試合。

Fコントラ・エリミネーション戦:ガトー・ヴォラドール、オリエンタルI&II vs.ベンガリ、ディフントI&II
 1本目は乱戦。
 乱戦というカオスな中でどれだけ盛り上げれるか、
 それはローカルがローカルに留まっている理由であり弱点である部分ですね。
 余りグダグダとやらないでここはルードの一方的な攻め、という
 シンプルな物に押さえ込んでも良かったと思います。
 型に頼るべきルチャドールが決着戦だからと型の効用を無視してしまった。
 オリエンタルスが得意の鏡合わせの動きを提供し勝ち抜け。
 それによりガトーが1対3という展開になり、
 ディフントが数の優位を活かし勝ち抜け。
 ガトーとベンガリのカベジェラ戦となります。
 しかしルチャドールとしてたいした魅力もない2人で、
 結局悪徳レフェリー絡みの見せ場しかなかったですね。
 かつてインディー最高の試合をしたオリエンタルスが入っていたので
 少しは期待していたのだけど見事に期待を裏切られた形です。
 少し悪い試合。
  
総評
 コントラ戦が2試合収録されているもののAztecaのローカル・レスラーによるローカル・レベルに留まっています。
 (執筆日:7/1/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:ガトー・ヴォラドール、オリエンタルI&II vs.ベンガリ、ディフントI&II(2-1)
Aコントラ・マッチ:レイ・ハチセロvs.ヴァケロ・ロモvs.ヴァリエンテvs.ティグレ・ウニベルシタリオ
Bマスカラ・コントラ・カベジェラ:ヴァリエンテvs.ヴェケロ・ロモ
C3本勝負:ガトー・ヴォラドール、オリエンタルI&II vs.ベンガリ、ディフントI&II(2-1)(レフェリー・ストップ)
D3本勝負:ニュートロンJr、ストゥーカJr、ティグレ・ウニベルシタリオvs.アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、レイ・ハチセロ、ヴェケロ・ロモ(2-1)
E3本勝負:3本勝負:ニュートロンJr、ストゥーカJr、ティグレ・ウニベルシタリオvs.アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、レイ・ハチセロ、ヴェケロ・ロモ(2-1)
Fコントラ・エリミネーション戦:ガトー・ヴォラドール、オリエンタルI&II vs.ベンガリ、ディフントI&II