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Lucha Libre Azteca:Vol.43の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚約1時間35分です。
SlamBamJam製。

1/8/06の大会より
@3本勝負:ミステリオッソII、ティグレ・ウニベルシタリオ、ホーリガンvs.ストゥーカJr、ポトロJr、ギタノ・デル・ノルテ
 ベースは一般的な内容ながら
 冗長な運びやタイミングの悪いスポットで非常に流れが悪くなっています。
 悪い試合です。

A3本勝負:アトランティスvs.ブルー・パンテル
 プロレスって技やスタイルは選べますから
 どんな選手にもなれる自由があるように見えますけれども
 その人の気質(ついでに言えば容姿も)というものがある。
 そういうものが関係していますから
 成功するとなると思ったより道は限られている。
 何が言いたいかというと普通テクニコ、ルードの両方はできない、って事なんです。
 さてこのアトランティス。
 キャリア20年を越してルードにターンしました。
 しかも元が正統派ですからね。
 できるはずがないんです。
 しかし見事にルードとしてもトップの働きを見せた。
 特にこの試合の振る舞いは白眉に値する。
 まさに駄々っ子。
 我侭にて傲慢。
 移り気で暴力的。
 何かに憑依されたとでも言うべきアカデミー賞物の演技です。
 試合はアトランティスが仕掛け、パンテルが溜めてから反撃するという
 その演技を存分に振舞える構築になっています。
 極悪ルードではありませんのでヒートすると言うのとは違うのですが
 独特の雰囲気が作り上げられていきます。
 攻防も相変わらずこの2人は上質。
 リズムが分かっていますね。
 ロープ悪用や幻のタップ・アウト後のロー・ブロー・フィニッシュはあっけないように見えますが
 その小さな暴君の理に沿っているのでむしろ素晴らしいですよ。
 文句なしに好勝負。

1/15/06の大会より
B3本勝負:チャールズ・ルセロ、ティグレ・ウニベルシタリオ、ミステリオッソIIvs.ストゥーカJr、ポトロJr、レイ・アステカ
 先週からそれぞれ1人変わったカード。
 抗争中という事でラフな入りからスタート。
 途中無駄にミステリオッソIIの顔を晒すシーンがあり冗長でしたが
 その後は動きが良くなりダイナミックな攻防も生まれました。
 しかしそれでミステリオッソが担架で運ばれる結果となり
 3本目の勢いが失われてしまいました。
 平均レベル。

C3本勝負:マキシモ、ラヨ・デ・ハリスコJr vs.ウニベルソ2000、マスカラ2000
 ファリスコはファン・マッチもできますからね。
 連携によりマキシモがいつも以上に面白い存在になっています。
 試合はオカマ・スポットとタッグ・スポットが見事に融合しており
 2000組も内容にあった戦い方をしっかりしていました。
 残念ながらクライマックスの辺りで映像が途切れてしまいますが
 それでも平均的な良試合の評価を与えても良いでしょう。

総評
 アトランティスvs.パンテルに外れなし。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

A3本勝負:アトランティスvs.ブルー・パンテル
  アトランティスが入場しエプロンに上がってきたパンテルを蹴り落とす。
  銃外に降りると鉄柱にぶつけ蹴りつける。
  殴りつけ柵にぶつける。
  胸にニーを叩き込んでいく。
  鉄柱にぶつける。
  何かを弁明する。
  エプロンにぶつけ腹にニー。
  柵にぶつける。
  リングに戻りアピールする。
  場外に下りると観客を挑発する。
  リングに戻る。
  エプロンに上がってきたパンテルに蹴りかかる。
  パンテルは避けると胸に張り手。
  リングに入るとドロップ・キックで落とす。
  場外に降りてアトランティスに迫る。
  アトランティスはレフェリーを盾にして距離をとる。
  パンテルは諦めリングに戻る。
  場外カウントが進んだのでアトランティスはリングに戻ると背後からクローズラインを狙う。
  パンテルは気づいて避けるとショルダー・スルー。
  ハリケーン・ラナを決め1,2,3!
  パンテルが先取(3分半)!

  アピールしあう。
  パンテルがバック・エルボー。
  胸に張り手を決めコーナーに振ろうとする。
  アトランティスが振り返し突進。
  コーナーを使って裏に回ったパンテルを蹴り飛ばすと突進。
  パンテルがパワー・スラム。
  ロープに走りドロップ・キックで落とす。
  ブランチャへ。
  アトランティスは避けて自爆させると踏みつける。
  ケーブルで締め上げ殴りつける。
  柵にパンテルの頭をぶつける。
  リングに戻る。
  レフェリーをリングに戻らせず勝手にカウントを数えている。
  リングに降りるとパンテルを蹴りつける。
  持ち上げると股間から鉄柱にぶつけ、背中にエルボーを打っていく。
  リングに戻りアピールする。
  リングに入ったパンテルをコーナーに振る。
  裏に回ろうとした所をキャッチしスパイン・バスター。
  エルボー・ドロップ。
  カバーするもすぐ止めエルボー・ドロップ。
  脚だけ持ってカバーし1,2,3!
  アトランティスが追いつく(4分半)!
  
  パンテルの脚を蹴りつけボディ・プレス。
  腕を取って動けなくするとマスクの紐を解いていく。
  マスクを剥ごうとする。
  蹴りつける。
  再びマスクを剥ごうとする。
  パンテルが必死にマスクを顔につける。
  アトランティスはマスクの紐をロープに固定する。
  そして蹴りつけていく。
  顔にニーを叩き込む。
  注意するレフェリーをなだめる。
  蹴りつける。
  エプロンに出ると脚を取りそり挙げる。
  注意するレフェリーに逆切れ。
  蹴りつける。
  注意したレフェリーを場外に放り捨てる。
  パンテルを蹴りつけていく。
  ロープを絡めてハンマー・ロックを決めたりニーを入れる。
  エプロンに出るとロープを使ってジョー・ブリーカー。
  止めようとした関係者に突っかかっていく。
  リングに戻る。
  レフェリーを場外に投げ捨てる。
  コーナーを蹴りつける。
  パンテルを蹴りつける。
  観客に暴言を吐く。
  パンテルに蹴りかかる。
  ようやくマスクの紐を解くことに成功したパンテルは受け止めるとクローズライン。
  ロープに走りクローズライン。
  ロープに走りクローズライン。
  アピール。
  アトランティスが起き上がりクローズラインへ。
  パンテルは避けるとバック・ブリーカー。
  もう1発。
  マスクを剥ごうという構え。
  止めると突進しボディ・シザースの丸め込み。カウント2。
  突進しインサイド・クレイドル。カウント2。
  ハリケーン・ラナを狙う。
  アトランティスがパワー・ボムに切り返しロープに脚をかける。
  カウント2まで進むも直前でレフェリーが気づく。
  アトランティスはパンテルにボディ・スラムを決めるとスワントーン・ボムへ。
  パンテルは避けて自爆させるとカバー。カウント2。
  アトランティスのマスクの紐をほどいていく。
  腰にニーを当てるサブミッション。
  アトランティスは逃れるとコーナーに振りクローズライン。
  DDT。
  ブリッジしてのカバー。
  パンテルがアトランティスを後ろにそらしてアトランティスの肩もつくようにする。
  カウントは2。
  パンテルがボディ・スラム。
  コーナーに上がろうとする。
  観客の声を聞いて止めるとカバー。カウント2。
  コーナー上へ。
  アトランティスがドロップ・キックを決め落とす。
  トペ・スイシーダで追撃する。
  リングに戻る。
  エプロンに上がってきたパンテルにブレーン・バスターを狙う。
  パンテルが空中でインサイド・クレイドルに切り返す。カウントは2。
  アトランティスはパンテルをロープに振るとスパイン・バスター。
  顔を踏みつけてのカバー。カウント2。
  ロープに振ると持ち上げスパイン・バスター。
  起こそうとする。
  パンテルが不意をついて脇固めに捕らえる。
  アトランティスがタップするもその脚は出ている。
  決まったと思ったパンテルは勘違いして離す。
  レフェリーは脚が出ていたとパンテルに話している。
  アトランティスが背後からパンテルにタックルを決めると
  パンテルはレフェリーにぶつかってしまう。
  アトランティスはレフェリーの目の前でパンテルの股間を蹴り上げる。
  レフェリーが相殺してくれると考えたかカバー。
  レフェリーはカウントせずパンテルの腕を上げる!
  パンテルの勝利(12分半)!
  アトランティスはレフェリーを殴りつける。

試合結果

@3本勝負:ミステリオッソII、ティグレ・ウニベルシタリオ、フーリガンvs.ストゥーカJr、ポトロJr、ギタノ・デル・ノルテ(2−1)
A3本勝負:アトランティスvs.ブルー・パンテル(2−1)(DQ)
B3 本勝負:チャールズ・ルセロ、ティグレ・ウニベルシタリオ、ミステリオッソIIvs.ストゥーカJr、ポトロJr、レイ・アステカ(2−1)
C3本勝負:マキシモ、ラヨ・デ・ハリスコJr vs.ウニベルソ2000、マスカラ2000(?)