Noah:2012 Jr.Heavyweight part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@Jrヘビー級王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.青木篤志(1/29/12)
形式を踏みながらも相手の隙を伺っていることを伝えるレスリングとなっています。
そして実際に中嶋がジャーマン仕掛ける。
これは良い展開でしたが、その後の場外戦は不要かな。
会場の箱の大きさもありますが、十分な効果を挙げているようには思えません。
リングアウト寸前に青木が戻ってきて試合続行。
青木のダメージ表現は素晴らしいですね。
只それなら変にエルボーを打ち合わないで
カウンターを一発一発織り交ぜる方がメリハリになるでしょう。
その後青木の腕攻め
変り種で且つ一貫性があり完成度は高いですね。
一方の中嶋はこれ程のものを受け止めたなら
腕への影響を引きずりながら攻めるべきです。
一応青木が脚攻めに転じるという納得の展開もありますが
かといって腕のダメージを負っていても成立することです。
中嶋の攻め方によって後半は総中盤化。
最後も唐突なフィニッシュでした。
中々良い試合。
(執筆日:9/2/12)
AJrヘビー級王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.石森太二(2/25/12)
石森がいきなり仕掛け、場外戦に持ち込みます。
ただ鉄柱を使ったり場外で投げたりしたり
どの方向に向いての戦略なのかは良く分かりません。
序盤の攻防はなんだか流れが変わっているな程度の効果しかない。
対する中嶋は脚狙い。
石森が脚狙いに導くほどハイ・フライで攻め込んだ訳ではありません。
しかし脚狙いにいく。
ここでようやく試合の絵図が見えてきます。
不透明な流れを確かなものにするための攻防であることが分かってくる。
この試合が取るに足らないものではないことが示されるのです。
中嶋は4の字を長いことかけることで意図的に攻防の流れを断ち切ると
一転して一つ一つ技で追い込んでいく見せ方にシフト。
これは上手かったですね。
最後はハイ・キックでフィニッシュ。
確かに彼の必殺技ではあるが只のハイ・キックであるが故にその刹那を際立たせないといけません。
少なくともヒットさせた後、すぐにフォールしないといけません。
最初と最後が全体の中で弱いものの充実の内容。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:3/2/12)
BJrヘビー級王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.金丸義信(5/9/12)
ボディ・スラムやスナップ・メアを耐えるという、らしからぬ攻防からスタート。
そこまで耐えるなら相手を動かすリアリティーをどう見せるかに期待していたが
普通に不意をつくような形で中嶋がブレーン・バスターを決めます。
金丸がヘッド・ロックで凌ごうとしますが
場外まで引きずり出したりする過剰なもので
そこに凌ぐ意味合いは余り生まれていない。
中嶋が蹴りから旋回式ブレーン・バスターを決め主導権を握ると勢い良く攻め立てていきます。
終盤にかけても金丸が反撃しようとするも
中々つながらないという配分となっています。
王座戦ということでこれも一定のレベル以上になっているが
序盤の考え不足の特殊化、
後半にかけての非効率なスポット、
王座交代劇としては物足りないクライマックスと期待外れ。
平均的な良試合。
(執筆日:6/6/12)
CJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch)vs.近藤修司(9/29/12)
まずは金丸が執拗なヘッド・ロック。
時々やりますけど、リアリティーのある制動でもなければ
韻を踏んだ様式でもなく質は低いと言わざるを得ません。
何より近藤が何一つアクション、どういうレスラーかを見せない状態で行うのがいけない。
近藤という規格外の外敵が現れ、
金丸は王座を防衛できないかもしれない、という試合のはずなのに
前半といったら近藤が人形でも成立するような戦いです。
最近のNoahよろしく試合時間を抑えているので
近藤のターンはなく終盤に突入するので軌道修正もされません。
一応近藤が首のダメージ故にそのまま終盤に突入する理由付けがされていますが
やはりそれでは近藤の強みが形作られないわけで・・・。
一応終盤は良かったですね。
平均的な良試合。
(執筆日:10/10/12)
注目試合の詳細
なし試合結果
@Jrヘビー級王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.青木篤志(1/29/12)AJrヘビー級王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.石森太二(2/25/12)
BJrヘビー級王座戦:中嶋勝彦(ch)vs.金丸義信(新チャンピオン!)(5/9/12)
CJrヘビー級王座戦:金丸義信(ch)vs.近藤修司(新チャンピオン!)(9/29/12)