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新日本プロレス:Best of NJPW 2009 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@G1公式戦:永田裕志vs.中西学(8/11/09)
 永田のリードが冴え渡っていますね。
 自ら変化してリズムも請け負っています。
 両者がぶつかる時は雑に見えるというか
 口撃もあって雰囲気がコミカルなのが玉に瑕ですけれども
 観客ものっていますし、その世界の中でしっかり歯車は回っています。
 ビッグ・マッチではないけれど
 メジャーに行って偶然こういう試合が見れたら良いなぁ、と思うようなにくめぬ内容です。
 終盤もエルボーで技を防ぐような
 レベルは高くない攻防なんですが、
 中西の下手な表現がある種の見得になっていたりして面白かったです。
 中々良い試合。
 (執筆日:1/4/09)

AG1公式戦:棚橋弘至vs.田中将斗(8/15/09)
 基本ムーブなので派手ではありませんが
 躍動感のあるレスリングを見せます。
 そこから毎度お馴染みの脚攻め。
 田中の性質を考えると脚攻めより腕攻めが望ましいですが
 脚攻めに低空ドロップ・キック、ドラスクという
 それ自体で効果的な技を使っている事を考えると難しいんでしょうね。
 田中はセコンドに外道を連れ
 竹刀、テーブルを上手く要所に使っていました。
 新日って裾が広いせいか、
 思ったより排他的じゃないというか、
 ブーイングが起こりにくいのがこういう試合を見ていると勿体無い気がしますね。
 棚橋の間が少しぶれながらも試合は滞りなく進み、
 終盤は田中らしいシンプルな魅力に溢れた物になっています。
 好勝負に少し届かず。
  (執筆日:12/28/09)

BG1決勝:真壁刀義vs.中邑真輔(8/16/09)
 現状、雰囲気美人なだけに
 静けさでその長所を活かしてきたのは良いですね。
 真壁は更に重さを加えていてちょっと驚き。
 でもやっぱり中邑は中邑でした。
 打撃の絵が安定しません。
 Noah的な熱情の連打をしない中で
 その打撃の意味は何なのか、が見えません。
 リズムも微妙です。
 約束事を利用したくないくせに
 方向が揺らいでいるので見れたものじゃないです。
 この試合が救われたのは真壁の潜在人気が予想以上だった事ですね。
 試合が進むにつれ中邑が打撃で真壁を痛めつけるヒールという打開策が見え
 試合は方向性を持ち盛り上がっていきます。
 真壁も耐えで魅せてそこにのります。
 しかし真壁勝利の結果でしか納得させれないホーガン・プロレスでそれ以上の物ではありません。
 平均レベル。
 試合後のインタビューは中々良かったけれども
 その前に挟まれた、参加選手14人中8人もが貰える賞の山が邪魔ですね。
 (執筆日: 12/12/09)

注目試合の詳細

BG1公式戦:棚橋弘至vs.田中将斗(8/15/09)
  棚橋が田中をロープに押し込む。
  クリーンに離れアピール。
  田中がロープに押し込む。
  離れると見せかけ殴ろうとする。
  棚橋が避ける。
  棚橋がヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  田中のヒップ・トスをヒップ・トスに切り返す。
  アーム・ドラッグ。
  アーム・ドラッグで腕を取ろうとする。
  グラウンド・ヘッド・シザースに返されるもはねのける。
  仕切り直し。
  棚橋がタックルを狙ってきた田中を潰す。
  バックの取り合い。
  田中がハンマー・ロック。
  棚橋が逃れ上になる。
  田中がグラウンド・ヘッド・シザース。
  棚橋が逃れレッグ・ロック。
  田中が逃れハンマー・ロック。
  棚橋がハンマー・ロック。
  田中がドロップ・トー・ホールドで倒しフロント・ヘッド・ロックへ。
  棚橋が回転して外す。
  仕切り直し。
  組むと見せかけ棚橋が蹴り。
  胸に張り手を打ち合う。
  田中はチョップを打ち込む。
  田中がフォア・アームズで棚橋を倒す。
  起こすとフォア・アームズをたたき込む。
  コーナーにもたれさせ突進。
  棚橋がカウンターで低空ドロップ・キック。
  脚を引っ張り蹴りつける。
  脚にエルボー・ドロップ。
  レッグ・ロック。
  田中が食らいながらも胸に張り手をたたき込んでいく。
  棚橋が締め上げる。
  田中がロープを掴む。
  棚橋は田中をコーナーにもたれさせると脚に蹴り。
  脚をロープに巻きつけ引っ張る。
  その脚に低空ドロップ・キック。
  コーナーに振り突進。
  カウンターのビッグ・ブーツを避けそのまま場外に出ると脚を引いて倒す。
  脚を鉄柱にぶつける。
  外道が棚橋を挑発する。
  レフェリーが外道を注意している隙に田中が棚橋に竹刀攻撃。
  棚橋にチョップを打ち込んでいく。
  ペットボトルを叩きつける。
  リングに戻す。
  コーナーに振りフライング・ファア・アームズ。
  ブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  殴りつけチョップ。
  棚橋も胸に張り手を打ち打ち合いになる。
  田中がフォア・アームズをたたき込んで倒す。
  ハーフ・ボストン・クラブ。
  棚橋がロープを掴む。
  田中が棚橋の腰を踏みつけていく。
  ターン・バックルにぶつけチョップ。
  腹を蹴りつけていく。
  コーナーに振り突進。
  棚橋はかわしてロープに走る。
  フライング・ファア・アームズ。
  エルボー・ドロップ。
  セントーンでカバー。カウント2。
  フォア・アームズとブローを打ち込んでいく。
  フォア・アームズ。
  ボディ・スラム。
  セカンド・ロープからセントーンへ。
  田中は避けて自爆させるとロープに振ろうとする。
  棚橋は振り返すと低空ドロップ・キック。
  起きあがるのを待ってロープに走る。
  フェイス・バスターを狙う。
  田中が耐えバック・ドロップ。
  ロープにもたれさせるとフォア・アームズを打ち込みロープに走る。
  フライング・ファア・アームズ。
  もう1発狙おうとロープに走る。
  棚橋がカウンターでスリング・ブレイド。
  バックを取る。
  田中がバック・エルボーで逃れる。
  棚橋がアッパーカートを入れロープに走る。
  田中がカウンターでラリアット。
  コーナーを使ったスタナー。
  ロープに走りラリアット。
  カバーするもカウントは2。
  起こすとロープに走りエルボー。
  左右のエルボーを打ち込む。
  ローリング・エルボーへ。
  棚橋がカウンターでボディ・ブロー。
  ロープに走る。
  田中が受け流して場外に投げ落とそうとする。
  棚橋はロープを掴んで耐えると逆上がり。
  近づいてきた田中にヘッド・シザース。
  田中は場外に出る。
  棚橋がエプロンからトペ・アトミコへ。
  田中は避けて自爆させる。
  テーブルを取り出し立てる。
  15分経過。
  棚橋をテーブルに寝かせる。
  コーナーに上がるとダイビング・ボディ・プレス。
  カウント14でリングに戻す。
  棚橋をコーナーにあげるとスーパープレックス。
  そのまま持ち上げ垂直落下式ブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ロープに走りスライディング・エルボーへ。
  棚橋はかわすとダウン状態の田中にドラゴン・スクリュー。
  もう1発。
  テキサス・クローバー・ホールド。
  田中が何とかロープを掴む。
  起こすとドラゴン・スクリュー。
  ロープに走る。
  外道が脚を払う。
  外道がエプロンに上がり棚橋を羽交い締めにする。
  田中が突進しフォア・アームズへ。
  棚橋はかわして誤爆させるとオコーナー・ロール。
  カウント2で返された勢いでロープへ。
  そこに外道が竹刀攻撃。
  田中がスクール・ボーイ。カウント2。
  ボディ・スラム。
  フロッグ・スプラッシュへ。
  棚橋が両膝を立てて迎撃。
  コーナーに上がりダイビング・ボディ・プレスへ。
  田中が両膝を立てて迎撃するも脚が痛む。
  両者ダウン。
  コーナーで立ち上がる。
  早かった田中が棚橋の後頭部にランニング・エルボー。
  コーナーにのせ雪崩式バック・ドロップ。
  フロッグ・スプラッシュを決めるもカウントは2。
  ならばとロープに走りスライディング・エルボー。
  カバーするもカウントは2。
  ロープに走り後頭部にスライディング・エルボー。
  ロープに走り前からスライディング・エルボーへ。
  棚橋は受け止めると丸め込み。カウント2。
  田中がローリング・エルボーへ。
  棚橋がインサイド・クレイドルに引き込む。カウント2。
  田中のラリアットを受け止めフルネルソン。
  すぐに狙いを変えダルマ式ジャーマン。カウント2。
  フルネルソン・スープレックス。カウントは2。
  ロープに走りスリング・ブレイド。
  コーナーに上がりうつぶせの田中にフロッグ・スプラッシュ。
  もう1発決め1,2,3!
  棚橋の勝利!


試合結果

@G1公式戦:永田裕志vs.中西学(8/11/09)
AG1公式戦:棚橋弘至vs.田中将斗(8/15/09)
BG1決勝:真壁刀義(優勝!)vs.中邑真輔(8/16/09)