TOP日本のプロレスDragon Gate(闘龍門) →Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2017 part.2

Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2017 part.2の分析


名勝負 オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:BxBハルク、Kzy、YAMATO(ch)vs.吉野正人、土井成樹、ジェイソン・リー(12/23/17)
好勝負 5ユニット・サバイバル・レース:吉野正人、土井成樹vs.斉藤了、ジミー・ススム(8/8/17)

オープン・ザ・ドリーム・ゲート#1コンテンダーズ・マッチ:望月成晃vs.ビッグR清水(9/5/17)

オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.斉藤了(12/23/17)

①5ユニット・サバイバル・レース:吉野正人、土井成樹vs.斉藤了、ジミー・ススム(8/8/17)
 吉野のダイブで勢いをつけると
 土井吉が連携技を交えながら盛り上げます。
 ジミーズも落ち着いて対処して中盤。
 大きなスポットを使わずとも
 試合運びで両者勝負できているのは流石ですね。
 振りを利かせてからスポット勝負へ。
 ポイントで観客へのアピールを上手く混ぜた土井吉の妙技はお見事。
 ニア・フォールをまったく息つく暇もなく重ねているのに
 DGの中でもトップ・クラスの精度を保っているとはこれ如何に。
 天晴れな攻防でした。
 文句なしに好勝負。

②オープン・ザ・ドリーム・ゲート#1コンテンダーズ・マッチ:望月成晃vs.ビッグR清水(9/5/17)
 望月が仕掛けていったのに対し、
 清水が合わせてリアクションしますが、
 よたついていてはパワー・ファイターとして未完。
 若さが残っていて構図だけでは勝負できていない中で
 若さがマイナスだけで終わるかがポイントでしたが、
 40代の望月と真っ向からの熱い打撃戦と
 望月のこだわり抜いたアーム・バー使いが
 リアルを感じさせないプロレスの仮装をさておいても、
 それ以上の輝きを両者に与えワン・ナイト・オンリーの内容に昇華させました。
 これは再戦を組んでも面白そうですね。
 ぎりぎり好勝負。

③5ユニット・サバイバル・レース、敗者解散ノーDQマッチ:鷹木信悟、Tホーク、吉田隆司、エル・リンダマン、パンチ富永vs.堀口元気、ジミー・ススム、斉藤了、ジミー神田、ジミーKNESS J.K.S.(9/18/17)
 鷹木組が有刺鉄線ボード、バットを持って入場。
 荒れる試合を予感させるといきなり場外大乱闘に転じます。
 リングに戻ると有刺鉄線バットを早速使います。
 ハードコアなスポットがある一方で、
 チーム全員による連続技などDGらしさもあります。
 ただDGのトップ・クラスのレベルではないですし、
 ジョン・ウーで有刺鉄線ボードに向かってドミノ倒しとか
 ハードコアな見せ方とは逆方向のナンセンスなものもあります。
 スピード感、攻防の質、個性の発揮、
 どれも一定レベルで飛びぬけてはいません。
 終盤はロープを外して絵作りした後、
 有刺鉄線テーブルや椅子の山への投げ等
 振り切った過激さで盛り上げてきましたが、
 試合全体のイメージを覆すには至らない一時的な特効薬です。
 中々良い試合。

④オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.望月成晃(9/18/17)
 場外の攻防で望月がエプロンからムーンサルト。
 普段見せない攻め手で先手を取った
 望月が脚を攻めていきます。
 王座戦としては少し掴みが弱く、
 双方のアピールが不十分のまま積み増しの中盤前半に入ってしまったか。
 それでも脚攻めの削りあいでは地味な面白さを作ってくれました。
 YAMATOがスリーパーのカードを切ってきた所から
 攻防は綺麗に深化していく。
 YAMATOが攻めでも受けでも見せ方に拘りぬいて
 40代の望月のリアルを引き出しました。
 本来レスラーとしては見せたくない
 リアルな弱さも使ってしまいましたが、
 47歳という年齢を考えるとその奥の手もありでしょう。
 ただフィニッシュは当りが浅く説得力に欠けました。
 最後の最後でもう一頑張りしてこのムーブだけでもキレが出ていたら、
 印象もぐっと引き締まったでしょうね。
 好勝負に少し届かず。

⑤オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、ドラゴン・キッド(ch)vs.ビッグR清水、Ben-K(11/3/17)
 清水というパワー・ファイターが加わったことで
 普段の技の攻防に+1の味付けがなされています。
 攻防を強引に押し切っている場面もありますが、
 CIMA、キッドが上手く若手側を押し殺させない
 バランスにゆり戻しているのはベテランの妙技です。
 若手も個性を発揮していましたが、
 この試合は中身も結果も王者側の貫録勝ちですね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

⑥オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.ジミー・ススム(11/3/17)
 ラリアットとサッカー・ボール・キックを交錯させた出だしは良し。
 望月の腕攻め、横須賀の脚攻めで
 後半にかけての時間を費やすも
 技の攻防に熱が入れば部位攻めの
 ダメージなんてどこかに霧消するのはDGの悪い癖。
 望月がvs.清水の時ほどではないにしろ
 カウンターが冴え渡っているので面白いものの
 やはり表現が追いついていかないと物足りない。
 横須賀の掟破りも表面的ですしね。
 中々良い試合。 

⑦オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:BxBハルク、Kzy、YAMATO(ch)vs.吉野正人、土井成樹、ジェイソン・リー(12/23/17)
 ドラゲーの伝統的強みを活かしたアクションの中で
 リーの座禅といった変則ムーブは良いアクセントになっていますね。
 この6人であることで幅が広がっている。
 土井吉の連携は間違いないし、
 ハルク側もトリオとしてしっかり動けているので中盤も鉄板。
 後半になると高レベルなハイ・スポットが出てきます。
 そのスポット自体はDGなので予想の範囲内です。
 しかしこのスポットの繋げ方、
 ジェットコースターのようなライド感はDGの中でも飛び切り。
 そのくせ試合のために個が犠牲になることなく、
 個の位置づけも残っている交錯して言っているのだから感服します。
 DGの妙技が味わえます。
 ぎりぎり名勝負。

⑧オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.斉藤了(12/23/17)
 斉藤が脚攻めで先手を取るも
 望月が落ち着いて対処しエプロンでフェイス・バスター。
 そのままリングで待ってらしさを見せましたね。
 雰囲気が出来てその後が大事でしたが、
 両者ダウンさせてのサブミッション狙い。
 これはしっかり重みを感じさせる動き方で
 攻め手も受け手もスケール・アップできていましたね。
 終盤は望月が蹴り、斉藤が投げにシフト。
 この技の緩急を利かせたシフトが成功し、
 素晴らしい形で試合をまとめあげました。
 ぎりぎり好勝負。

(執筆日:1/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

①5ユニット・サバイバル・レース:吉野正人、土井成樹vs.斉藤了、ジミー・ススム(8/8/17)
②オープン・ザ・ドリーム・ゲート#1コンテンダーズ・マッチ:望月成晃vs.ビッグR清水(9/5/17)
③5ユニット・サバイバル・レース、敗者解散ノーDQマッチ:鷹木信悟、Tホーク、吉田隆司、エル・リンダマン、パンチ富永vs.堀口元気、ジミー・ススム、斉藤了、ジミー神田、ジミーKNESS J.K.S.(9/18/17)
④オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.望月成晃(新チャンピオン!)(9/18/17)
⑤オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、ドラゴン・キッド(ch)vs.ビッグR清水、Ben-K(11/3/17)
⑥オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.ジミー・ススム(11/3/17)
⑦オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:BxBハルク、Kzy、YAMATO(ch)vs.吉野正人、土井成樹、ジェイソン・リー(新チャンピオン!)(12/23/17)
⑧オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.斉藤了(12/23/17)