TOP日本のプロレスDragon Gate(闘龍門) →Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2017 part.1

Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2017 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 ビッグR清水vs.山村武寛(2/2/17)

キング・オブ・ゲート公式戦:鷹木信悟vs.望月成晃(5/9/17)

キング・オブ・ゲート公式戦:鷹木信悟vs.BxBハルク(6/1/17)

なにわ式イリミネーションマッチ:吉野正人、土井成樹、ビッグR清水、Ben-K、琴香vs.堀口元気、ジミー・ススム、斉藤了、ジミー神田、ジミーKNESS J.K.S.(7/6/17)

オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、ドラゴン・キッド(ch)vs.吉野正人、土井成樹(7/23/17)

①ビッグR清水vs.山村武寛(2/2/17)
 清水の打撃の重さに山村はダウンしつつも
 相手へ立ち向かう意思を示し続けます。
 清水も焦って自分だけの表現にはならず、
 山内をしっかり立たせている。
 それぞれ相手の得意技を食らったら終わり、と
 相手を尊重しながら立体性のある攻防。
 若手同士だからこその丁寧な作り方は
 ベテランでも中々できないレベルにありました。
 清き素晴らしい試合でありました。
 ぎりぎり好勝負。

②オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:ジミー・カゲトラ(ch)vs.山村武寛(5/5/17)
 カゲトラかなり間を取って溜めますね。
 新人には怖い間ですが、
 山村も良い面構えを崩さず我慢してみせます。
 カゲトラの絵図通りに展開。
 その意図は理屈が通っていて良いですね。
 一気に動かす流れ作りは素晴らしいものがあります。
 終盤も思いのほか十分な量のニア・フォールがあり、
 予想を超える試合となりました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦、デッド・オア・アライブ:YAMATO(ch)vs.サイバー・コングvs.土井成樹vs.鷹木信悟vs.BxBハルク(5/5/17)
 この手の形式は序盤が作れないので
 時間差入場にして誤魔化すのが定番ですが、
 最初から全員入ってスタートするので掴みは微妙。
 セコンドがケージ外からちょっかいを出し、
 ボールに水鉄砲、ガンマ風呂と
 いつものDGのネタが展開されます。
 それにしても風船が出てきたのは
 パウダーが中に入っているとはいえ余りにナンセンスでした。
 そもそものルールの話になりますが、
 まず非王者は旗を取って暫定挑戦権を獲得する必要があり、
 旗を取った人は一人になるまでイリミネーション・ルールを生き残り、
 その上で王者YAMATOとコントラ・マッチに挑むというもの。
 1対1になるまでYAMATOは負けようがないルールだし、
 1対1になっても上空のベルトを取ることが勝利条件、と
 まあ良くもこんなひどいルールにしてしまったと呆れます。
 このルールであればこれほどまでに中身のない試合になるのも当然です。
 DGのファン・マッチ癖が悪い方向に全力疾走しました。
 ひどい試合。

④キング・オブ・ゲート公式戦:鷹木信悟vs.望月成晃(5/9/17)
 鷹木が強引に試合をコントロール。
 グラッジ・マッチ的雰囲気を醸し出します。
 望月の脚に椅子を叩きつける一方で
 口でも結構煽り立てていてまるでスティーンですね。
 望月も踏ん張りながら派手な打撃戦へ。
 気合でダメージ無視するシーンも多いですが、
 それだけ熱は迸っていますし、
 気合無視だけでは説明つかないレベルの
 ハードな技のぶつけ合いには唸ってしまいます。
 MMAのど突きあい的凄さですよね。
 最後の急転直下のフィニッシュも気に入りました。
 文句なしに好勝負。
 
⑤キング・オブ・ゲート公式戦:鷹木信悟vs.BxBハルク(6/1/17)
 鷹木が場外で椅子攻撃にパワー・ボム。
 ハルクもキレてマシンガンで打撃を叩き込み、
 序盤から出し惜しみなくヒート・アップしていきます。
 ラフ・ファイトを演出する中で
 少しインパクトは粗くなっていますけどね。
 鷹木のエプロンでのドラスクに
 ハルクがエプロンでのギャラクシーをやり返しますが、
 鷹木が主導権を渡さず脚攻めに次ぐ脚攻め。
 この徹底っぷりはドラマを生み出しましたね。
 ただライバルとしてちゃんと描けているからこそ
 鷹木を攻め手7割で描くとその後を期待してしまいます。
 それをKoGの20分時間制限で煽る見せ方は熱が入る一方で
 ハルクが五分に戻しての一進一退が見たかった、という
 気持ちはどうしても残ってしまう。
 中々両立は難しいですけどね。
 2人にふさわしいドラマ・マッチ。
 ぎりぎり好勝負。

⑥キング・オブ・ゲート決勝:Tホークvs.土井成樹(6/11/17)
 ホークはどこで動くべきかの選球眼が良いですね。
 この緩急のつけ方は相当の肝の太さがないとできない。
 若手とは思えないですね。
 DGの中では正直分かりやすい
 ビジュアルも個性もない中で安易な売り方に逃げず
 良くここまでレスラーとして大成したものだと感心します。
 土井の脚攻め、ホークの腰攻めで
 ロング・マッチのための正統な試合運びを見せます。
 ホークは技のセンスも良いですね。
 ヒップ・トスからレッグ・ロックの流れは良かった。
 ただ決勝として丁寧に作る中で
 もっとハネるポイントを作っていっても良かったですね。
 土井も試合運びが真面目すぎます。
 そして土井は終盤の攻めでハイ・スパートで動きまくるので
 それまで積み上げてきた雰囲気を台無しにしてしまう。
 土井のこういう所は未だに私は受け入れられませんね。
 決勝なのにパウダー攻撃が絡んでのフィニッシュも残念。
 DGの余り好きではない部分が出てしまった一歩届かず。
 好勝負に少し届かず。

⑦なにわ式イリミネーションマッチ:吉野正人、土井成樹、ビッグR清水、Ben-K、琴香vs.堀口元気、ジミー・ススム、斉藤了、ジミー神田、ジミーKNESS J.K.S.(7/6/17)
 1対1から始まり90秒毎にメンバーが追加されていきます。
 全員出揃う間ではオーバー・ザ・トップ・ロープ形式のみの決着。
 その見せ方が出来ているし、
 普段タッグを組んでいるのが揃うと形成が傾いたり、と
 全員が揃うまでの過程もしっかり作れていますね。
 全員揃った後は場外乱戦で整理してからブースト・スタート。
 脱落をポイントで交えながら
 ノンストップでアクションを積み重ねていきます。
 まったく無駄がないので過多にも過少にも映らないですね。
 2対2になったところで勝負の争点をじっくり見せますが、
 吉野が上手く試合のスピードを落とさなかったのは流石。
 他のメンバーも個性を発揮していましたが、
 中でも最後の堀口のバック・スライドの多彩な切り返し合いは
 飛び切り面白かったですね。
 高いクオリティを維持して、それは下がることなく
 最後は印象的なクライマックスで試合の幕を閉じて見せました。
 文句なしに好勝負。

⑧オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、ドラゴン・キッド(ch)vs.吉野正人、土井成樹(7/23/17)
 十分に実績のあるベテラン同士なだけに
 焦る必要はなく丁寧に抑え目に序盤は手堅くまとめます。
 一進一退のバランス感を大事にしていますね。
 CIMA、キッドが古臭くない新しいムーブを見せ、
 土井吉は変わらない良さで対抗する。
 CIMAのチェンジ・ペースも見事でしたね。
 上手くのせてスポットを繋げて
 過剰ではない終盤のまとめ方も好印象です。
 文句なしに好勝負。

(執筆日:1/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

①ビッグR清水vs.山村武寛(20分時間切れ)(2/2/17)
②オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:ジミー・カゲトラ(ch)vs.山村武寛(5/5/17)
③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦、デッド・オア・アライブ:YAMATO(ch)vs.サイバー・コングvs.土井成樹vs.鷹木信悟vs.BxBハルク(5/5/17)
④キング・オブ・ゲート公式戦:鷹木信悟vs.望月成晃(5/9/17)
⑤キング・オブ・ゲート公式戦:鷹木信悟vs.BxBハルク(6/1/17)
⑥キング・オブ・ゲート決勝:Tホーク(優勝!)vs.土井成樹(6/11/17)
⑦なにわ式イリミネーションマッチ:吉野正人、土井成樹、ビッグR清水、Ben-K、琴香vs.堀口元気、ジミー・ススム、斉藤了、ジミー神田、ジミーKNESS J.K.S.(7/6/17)
⑧オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:CIMA、ドラゴン・キッド(ch)vs.吉野正人、土井成樹(7/23/17)