TOP女子プロレスShimmer →Shimmer:Best of Shimmer 2014

Shimmer:Best of Shimmer 2014の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@Shimmer王座戦、3本勝負:チアリーダー・メリッサvs.ルフィスト(Volume.62 4/5/14)
 遺恨から初っ端飛ばしすも
 上手く落ち着かせレスリング・シーンも織り込むことができています。
 打撃とレスリングの共生がこういう試合の鍵ですね。

 受けに要素、ラフ要素も細かく調整できており、
 基本に忠実構成理論の中で20分の試合を本気で作り上げている。

 ただここからが微妙。
 2本目は不意打ちからの必殺技で瞬殺。
 3本目も意図のない打撃戦、脚狙いでスタート。
 ハードな技で熱を取り返したと思いきや、
 決着方法はメルセデス乱入。

 ストーリーを重ねてこのシチュエーションで
 この後半の内容はがっかりせざるを得ない。

 平均的な良試合。

Aケイ・リー・レイvs.アテナ(Volume.65 4/13/14)
 鏡像に見えるようやっているが
 アテナに比べるとレイの体心が弱いですね。
 形を作られているようにしかみえない。
 アテナが多様な技使いで楽しませ、
 最後まで試合を引っ張りました。
 まあまあ良い試合。

Bマディソン・イーグルスvs.ニコール・マシューズ(Volume.67 10/18/14)
 マシューズが緩ヒールとして成長中。
 ポイントでしっかり自分のペースに持ち込めるようになっています。

 イーグルスはフェイスとして恵まれた体躯を活かし華のある動き。

 しっかりスタイルが噛み合って試合構築。
 脚攻めの展開も伏線として利いているし、
 ジャーマンの打ち合い等シーン作りもできている。
 バランス感のある攻防の変遷でしたね。

 じっくり20分の試合を作り上げました。
 ただ最後のフィニッシュがタップと押さえ込みの3カウントで引き分けというもの。
 能動的に押さえ込みに切り返しているなら
 3カウント取れるか取れないか分かってから
 タップの判断をするのが普通な訳で、
 プロレスのわざとらしさが際立ってしまった。

 中々良い試合。

CShimmer王座戦:チアリーダー・メリッサ(ch)vs.華名(Volume.67 10/18/14)
 レスリング自体は良いんですが、
 打撃系の女子特有の迫力のなさが致命的。
 特にメリッサの前面に抱えて柵にぶつけるムーブはひどい。
 また華名に対抗するとメリッサの足りない部分が露呈する。
 ロング・マッチにする中、こういう構築が一番という内容でそこは評価できるが、
 一方でこの2人でロング・マッチはやる必要なかったとも思ってしまう。
 まあまあ良い試合程度。

DSHIMMER王座戦、4コーナーズ・イリミネーション・マッチ:チアリーダー・メリッサ(ch)vs.マディソン・イーグルスvs.ニコール・マシューズvs.アテナ(Volume 68 10/18/14)
 4コーナーズ・ルールを活用したタッチ・ワークに
 マシューズとイーグルスのライバル性、
 アテナの孤立を織り交ぜて試合を構築。
 もう少し孤立シーンで高めたかったですけどね。

 ただメリッサが王者として存在感を強めたかった。
 少し旬を過ぎてきている感が否めない。

 それぞれの思惑を絡めまる中で、
 メリッサが集中砲火を受け、まさかの最初の脱落、新王者誕生が確定。
 これは大きく盛り上がりました。

 3ウェイで流れを紡ぎ、メリッサの妨害から
 最後はイーグルスvs.マシューズのライバル対決。

 これは鉄板かと思いきや、
 レフェリー気絶から臭い演出が多くなり、
 最後はポリシアの乱入、ファイヤー・ボールで決着。
 この内容だとこの2人の理由が少なかったですね。

 平均的な良試合。
 (執筆日:1/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@Shimmer王座戦、3本勝負:チアリーダー・メリッサvs.ルフィスト(2-1)(Volume.62 4/5/14)
Aケイ・リー・レイvs.アテナ(Volume.65 4/13/14)
Bマディソン・イーグルスvs.ニコール・マシューズ(引き分け)(Volume.67 10/18/14)
CShimmer王座戦:チアリーダー・メリッサ(ch)vs.華名(Volume.67 10/18/14)
DSHIMMER王座戦、4コーナーズ・イリミネーション・マッチ:チアリーダー・メリッサ(ch)vs.マディソン・イーグルスvs.ニコール・マシューズ(新チャンピオン!)vs.アテナ(Volume 68 10/18/14)