全日本プロレス/Noah:Misawa vs. Taue Seriesの分析
名勝負 | 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 2/28/93) CC決勝:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/15/95) |
好勝負 | なし |
@三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 1/26/91)
三沢が挑発し強烈なエルボー。
表面的ではないその激しさには思わずどよめいてしまいますね。
田上はバラツキこそあるものの
場外テーブルにボディ・スラムを決めたり
場外にF5で投げたりとその巨体が映えるハイ・スポットが幾つも。
このカードの最大の魅力の片鱗が初対決から確認することができます。
そして最後は異常な脳天タイガー・ドライバー。
8分ながら印象に残る試合でした。
まあまあ良い試合。
(執筆日:5/?/21)
A三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 7/16/91)
B三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 2/27/92)
C三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 10/11/92)
D三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 2/28/93)
小気味良い攻防を挟みながら
田上へのダメージ値を低めに設定する事で
田上のタフさを強調、巨人としてスケール・アップする事に見事成功されています。
幾つか細かい部分で改善点は見られるものの
そんな事がどうでも良くなるほど完成度が高いです。
偏執的な部分もないですしね。
シングルで田上がこれ以上輝く姿を想像できませんよ。
それ程素晴らしい試合でした。
文句なしに名勝負。
(執筆日:6/?/08)
ECC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/17/93)
収録なし?
FCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/1/94)
収録なし?
GCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/12/95)
負傷を騙して強行する三沢はハード・ヒットに走ることができず、
じっくりとした出だしになっていますね。
得意技での上げ方も刹那的で厳しい台所上が見えます。
その部分で田上も理解して良くフォローしていますが、
一方でそういう構築の中で田上のスタイルが形式的に落ち込んでいる面も否めない。
苦しい中でベストを尽くす点で興味深いものの
クオリティとしてはあまり高い評価は与えられませんね。
しかし、良くないコンディションにあって、
この試合の途中で三沢が更に目を負傷したにも関わらず、
そこから3日後の再戦で名勝負を生み出したのはとても信じられない。
平均的な良試合。
(執筆日:5/?/21)
HCC決勝:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/15/95)
過激な部分が強調される四天王プロレスだけど
根幹にあるのはコンプレックス、スタイルを含めた人間関係によるスケーリングとスパークです。
そして田上−三沢というのはスパークこそ弱いが
スケーリングにおいては最上級クラスの物を秘めている。
2年前の三冠王座戦は今でもこの種の試合の中で一番好きな試合かもしれません。
今回も場外への逃げ、場外での攻防の使い方により
かなりのレベルを誇っていましたが2年前程では無かった。
それは何故か。
やはりCC決勝戦、どちらも初優勝がかかっている、という状況でしょうね。
これが同じ位置にある2人が凌ぎを削る、そういう要素を加え秤の傾きが弱められてしまった。
避けあいから始め、ダイブに挟んでフェイス・ロックの攻防、
サミングをやり始める、という完璧な構築と
細かいコントロールが見られるし、
三沢が眼の辺りを骨折しているという事実とCC決勝という舞台のおかげでスパークも決して引けを取っていない。
完成度は高いし名勝負である事は間違いないんです。
しかし4C2=6通りある四天王プロレスの中で差別化を図れたか、という意味で
2年前程の面白さには辿り着いていませんね。
ぎりぎり名勝負。
(執筆日:1/?/09)
注目試合の詳細
なし試合結果
@三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 1/26/91)A三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 7/16/91)
B三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 2/27/92)
C三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 10/11/92)
D三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(全日本プロレス 2/28/93)
ECC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/17/93)
FCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(全日本プロレス 4/1/94)
GCC公式戦:三沢光晴vs.田上明(30分時間切れ)(全日本プロレス 4/12/95)
HCC決勝:三沢光晴(優勝!)vs.田上明(全日本プロレス 4/15/95)