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全日本プロレス/Noah:Misawa vs. Kawada Seriesの分析


名勝負 CC公式戦:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 3/27/93)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 6/3/94)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 7/24/95)
好勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 10/21/92)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 7/29/93)

CC特別試合:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 4/11/94)

@三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 12/6/82)
Aルー・テーズ・カップ:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 3/3/83)
B三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 8/20/83)
C三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 10/18/83)

D三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 10/21/92)
 実質的な初対決ですね。
 初手バック・ドロップという興の無い始まり方でしたが
 それ以降は適度な一極攻め、ハードな打撃で
 正々堂々とした戦いを演じました。
 初対決と言う事でそこまでクオリティは極まっていませんでしたが、
 クライマックスに想像通りのくどい打ち合いを見せ
 終わり良ければ全て良しで、満足いく数え歌の始まりだったと思いま す。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:6/?/08)

ECC公式戦:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 3/27/93)
 三沢がいきなりタイガー・ドライバーを決め、
 川田も顔にジャンピング・キックを決めます。
 興のないスタートですが、ちゃんと疲労は背負えています。
 目の前の相手に感情を交錯させるように叩き込み、
 そのハードさで折ろうとしています。
 その場での攻防が非常に重く、
 要所に限定されたリング上を動く流れが効果的な働きとなっていましたね。
 10分ちょっとで川田がパワー・ボムを抜きます。
 ここから更に川田は気持ちを出し、
 ちょっとやそっとの技を食らっても引き下がらず激しくぶつかっていきました。
 三沢も冷静さを良い意味で失い熱く応える。
 またラストの顔へのスピン・キックやバック・ドロップ、エルボーは
 KO級の説得力に満ち溢れていましたね。
 上手く設計されていないところもあるが
 四天王プロレスの中でも三沢vs.川田でしか出来ない試合でした。
 ぎりぎり名勝負。 
 (執筆日:1/?/13)

F三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 7/29/93)
 控えめに抑えつつ痛みはしっかり伝わってきます。

 川田が腕攻めへ。
 三沢の抵抗が物足りず一方的ですが、
 空間の上下組み合わせ方が上手いですね。

 三沢が蹴りを連打して反撃。
 エルボー意外で反撃したのは良く、緊張感を持たせた反面、
 その後のエルボー解禁が中途半端だったのは勿体なかった。

 川田のコントロールへの執着も良いですが、
 上記含めてもう少しメリハリつけるとより輝く試合でしたね。

 三沢のガードしてのカウンター・エルボーなど
 攻め手/受け手の息と気迫の噛み合った見事な絵の数々で終盤も実に見応えがありました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

GCC特別試合:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 4/11/94)
 三沢の負傷により本戦トーナメント外の特別試合として予定通り試合開催。

 落ち着いた展開でスポットは絞っていますが、
 場外を上手く使っていて試合への意気は感じさせます。

 川田が脚攻め。
 三沢の攻めの部分を絞る為の構築が見えますが、
 三沢はポイントを絞りながら気迫の反撃で十分な印象を残しており、
 ロング・マッチ構築にもフィットしています。

 怪我していれば普通試合を止めるなり、
 試合をしても軽めに終わらせるなり選択肢がある中で
 通常とは違う試合の作り方をしつつも30分試合をしようなんてこの気概尋常ではありません。

 三沢が打撃以外の技に制限があり、終盤に関しては
 厳しい台所事情を感じさせましたが、それでも攻守の持って行き方で見応えあり。

 苦心作なぎらお見事な内容でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

H三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 6/3/94)
 川田がCC優勝 という勢いを受けており、
 三沢が首を痛めているという状況から、
 観客が川田の勝ちを意識して迎えた3度目の挑戦は
 四天王対決を作り上げる三沢vs.川田というエピックの
 基本形にして完成形と言える名勝負となりました。
 容赦のない打撃の打ち合いは両者の気持ちを豊かに代弁し
 攻防面でも今後に使われる多くの素材を開発しています。
 究極のレベルに到達した試合の終盤は
 焦燥感に駆られる川田と不死身の三沢という2人の立場を際立たせ
 それを締めたタイガー・ドライバー91は死さえも予感させる
 壮絶なフィニッシュ・シーンでした。
 歴史的な名勝負。
 (執筆日:6/?/08)

ICC公式戦:三沢光晴vs.川田利明(4/6/95)
 出だしの蹴りで三沢が目を痛め一時中断。

 それを受けて川田が試合を主導することに。

 技のタイミングをずらして意味性を出したり、
 サブミッションによるじっくりとした見せ方にシフトしたりと
 一方の試合運びでもポイントを提供できるようにしています。

 アクシデントに上手く対応しましたね。

 後半になると三沢も持ち直していきます。

 川田の場外パイル・ドライバーを逃れて
 逆にタイガー・ドライバーを決めると
 それを狼煙として技にも切れ味が戻ってきます。

 全開とは言わないまでもこの2人らしい
 ハードな攻防が最後にはしっかりと見られました。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/21)

J三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 7/24/95)
 川田が三沢の返しを許さず、顔面にパンチ。
 間を置きたい三沢に場外でパワー・ボム、と序盤から厳しい攻め。
 
 お互いダウンして相手の攻めを立てつつ
 気持ちで奮い立って反撃して、と
 そこの使い分けが上手くいっていますね。
 カバーする前の余韻も良好。

 その中でも三沢の投げの使いどころが素晴らしく、
 それに対する川田の受け表現も冴えわたっていました。

 力尽きる一歩手前の攻防感が十分に伝わり、
 この数え歌の中でも三本指に入る出来でした。

 歴史的な名勝負。
 (執筆日:5/?/20)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 12/6/82)
Aルー・テーズ・カップ:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 3/3/83)
B三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 8/20/83)
C三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 10/18/83)
D三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 10/21/92)
ECC公式戦:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 3/27/93)
F三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 7/29/93)
GCC特別試合:三沢光晴vs.川田利明(全日本プロレス 4/11/94)
H三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 6/3/94)
ICC公式戦:三沢光晴vs.川田利明(4/6/95)
J三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(全日本プロレス 7/24/95)