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全日本プロレス/Noah:Misawa vs. Akiyama Series part.2の分析


名勝負 三沢光晴vs.秋山準(全日本プロレス 2/27/00)
好勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(全日本プロレス 1/26/98)

CC決勝:三沢光晴vs.秋山準(全日本プロレス 4/18/98)

H三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(全日本プロレス 1/26/98)
 秋山が正確無比の強烈な攻めで
 序盤から主導権を握る展開に説得力あり。

 場外ツームストンから首攻め。
 中盤がやや仕掛け不足な印象もあるものの
 秋山の意気込みが伝わってくる攻めです。

 三沢もカウンターを利かせて攻守をひっくり返すと
 連続投げやエルボー・スイシーダ後にプランチャなど
 驚きをもたせた追撃で盛り上げていましたね。

 三沢が思いっきり受けて秋山のポテンシャルを引き出しましたが、
 他の四天王との試合に比べると
 最後今一歩秋山の攻めがばらついていて
 極みきらなかった感も残ります。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:4/?/20)

ICC1回戦:三沢光晴vs.秋山準(全日本プロレス 3/27/98)
 収録なし?

JCC決勝:三沢光晴vs.秋山準(全日本プロレス 4/18/98)
 三沢がいきなりタイガー・ドライバーを放つという
 普段やらない出だしで始めると
 秋山も場外に逃れて追ってきたところをノーザンライト、と派手な掴み。

 秋山が脚攻め。
 一義的に展開するのではなく、
 伏線を重ねた上で、中盤本格的に寄せたのは
 彼らのスタイルに合った形で良いですね。

 秋山がダブル・アーム・スープレックスと思わせドライバー。
 厳しいダメージ重視の攻めに転じて一気に加速。

 クライマックスの演出は見事でしたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

KCC1回戦:三沢光晴vs.秋山準(全日本プロレス 4/2/99)
 収録なし?

L三沢光晴vs.秋山準(全日本プロレス 2/27/00)
 秋山が早々に仕掛けるも、三沢がかわして勢いよく攻め。
 序盤から迫力のある掴みでしたね。

 細かなせめぎ合いのエルボーにも殺気がこもっている。
 
 反撃した秋山が首攻め。
 首への打撃に裏拳を使ったり、
 追い込みに場外パイル・ドライバーだけで終わらせず
 エプロンでエクスプロイダーを重ねたりと
 とにかく尋常ならざる攻めが繰り広げられます。

 ここまでの強度を本当に保てるのか半信半疑でしたが、双方ハードな攻めが続きます。
 一方で秋山の構築、空間意識も飛び切りで犠牲になっておらず圧巻です。

 終盤もノー・セルの打ち合いという一言で済ませるには
 余りにも一発一発の技が重く、鋭く、プロレスラーの凄みを突きつけます。

 秋山の初三沢超えという結果にふさわしい内容です。

 文句なしに名勝負。
 (執筆日:3/?/21)

MGHCヘビー級王座トーナメント準決勝:三沢光晴vs.秋山準(Noah 4/11/01)
 それぞれ技を決めてポイントの取り合い。
 得意技に関しては時間を置かずにやりあっても良いかと思いますが、
 柵へのカーフ・ブラウンディングといった
 一部のスポットに関してはもう少しじっくり見せても良いですね。

 全日時代に比べると極限のハードさではないし、
 一方でそれをしなくても伝える熟練の技は身に着けていますからね。

 三沢が場外タイガー・ドライバーを放つと
 秋山もふらつきながらも場外エクスプロイダー。
 これで両者リングアウト。

 トーナメントで引き分けで終わらせる訳にはいかないと再開に繋がり、
 一気にブーストしつつも意表をついて丸め込みで1分半の決着。

 普通の感覚からすると全然アリなんですが、
 過去の四天王プロレスとはこうあるもの、という感覚が呪縛のように
 これじゃなかった感が残りますね。

 ただ当然演者も分かっていたはずで
 初期Noahの試行錯誤を象徴する試合の一つでした。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/21)

NGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(Noah 7/27/01)
 序盤は安易に受けて特別なカードとしては
 少々安っぽいセット・アップです。
 三沢の武器であるエルボーに対して
 秋山が同じエルボーで打ち合っているのもいまいち。
 まあそのエルボーの打ち合いが
 構成の上で一つの要素として使いやすいことは分かりますけどね。
 秋山の首攻めは導入からクロス・フェイスへという決め技まで
 しっかり完結されていて中盤として見事に機能しています。
 花道DDTからの攻防でNoahらしい高まりと共に終盤戦。
 三沢が雪崩式タイガー・ドライバーを始めとして大技を叩き込んでいくも
 秋山がことごとく返していくシーンはドラマチックでしたね。
 四天王の試合として想像するものからすると
 綺麗過ぎて壮絶さも乏しいがレベルは高い。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:1/?/12)


注目試合の詳細

なし

試合結果

G三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(全日本プロレス 9/6/97)
H三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(全日本プロレス 1/26/98)
ICC1回戦:三沢光晴vs.秋山準(30分時間切れ)(全日本プロレス 3/27/98)
JCC決勝:三沢光晴(優勝!)vs.秋山準(全日本プロレス 4/18/98)
KCC1回戦:三沢光晴vs.秋山準(30分時間切れ)(全日本プロレス 4/2/99)
L三沢光晴vs.秋山準(全日本プロレス 2/27/00)
MGHCヘビー級王座トーナメント準決勝:三沢光晴vs.秋山準(両者リングアウト⇒再開)(Noah 4/11/01)
NGHC王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(Noah 7/27/01)