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全日本プロレス:Kawada vs. Taue Seriesの分析


名勝負 なし
好勝負 川田利明vs.田上明(1/15/91)

川田利明vs.田上明(4/18/91)

①川田利明vs.田上明(10/7/89)
②川田利明vs.田上明(1/7/91)

③川田利明vs.田上明(1/15/91)
 先の7番勝負で遺恨が生まれて7番勝負の番外編として再戦が組まれることに。
 このストーリーによる遺恨のセット・アップが上手くいっています
 
 田上がリングに入るなり襲いかかり、
 川田も気迫を感じる迎撃で序盤から盛り上がりました。

 形式を越えた時の田上のスケール感は他にない魅力です。
 川田も綺麗さに拘らず鬱積した攻めでらしさを見せている。

 その上で田上が流血すると更に凄みが増しました。

 ここで脚攻めタッチ。
 そんなに長い試合ではないので
 この脚攻めはじっくり見せるのではなく、
 もうここでギブ・アップさせるんだ、という見せ方にしたくて、
 その点で熱が若干逃げたのは勿体なかった。

 終盤もまだ田上が自分の形を見いだせていなくて足踏みしたものの
 ドラマチックな特別な試合という印象に傷をつけるには至らない。

 素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

④CC公式戦:川田利明vs.田上明(4/12/91)
 収録なし?

⑤川田利明vs.田上明(4/18/91)
 川田がグラウンド地獄を仕掛け、
 田上が逆に攻撃的な打撃を放つという
 意表を突いた出だしで上手く掴みましたね。

 そして川田のストンプが田上が再びの流血。

 判官贔屓の熱を帯びながら
 上手く調整して見せ場を作っていきました。

 脚攻めも前回より見せ方が良くなっています。

 前回と同じくドラマチックな内容ながら
 より自分でコントロールした点で意義は更に深い。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

⑥川田利明vs.田上明(7/20/91)
 (途中から)
 川田が場外でカウンター・ラリアットを叩きこむとグラウンド地獄。

 前二戦の流血戦に比べると大人しい印象は否めません。

 攻防の工夫等評価すべきポイントは幾つかあるんですけどね。

 最後も川田がラッシュをかけスリーパーで落としましたが、
 過去視聴できた2試合の流れを考えるとこんな切って捨てるような流れでなくても、と思います。

 まあまあ良い試合。
 (執筆日:5/?/21)

⑦CC公式戦:川田利明vs.田上明(3/31/92)
 田上が不意打ちしブーイングを浴びます。
 川田も遺恨を押し出して荒っぽい打撃を放ちます。

 形は整っていないものの
 乱戦としては感情が伝わってくる良い物になっています。

 後半はそれぞれ自分の得意技を決め手として 
 攻防を真っ直ぐに噛み合わせました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/?/21)

⑧#1コンテンダーズ・マッチ:川田利明vs.田上明(9/9/92)
 田上は自分の体をよりコントロールできるようになり、
 全体的に力強さの表現力が上がっていますね。

 机でのパイル・ドライバーで川田をダウンさせると執拗なヘッド・ロック。

 川田も何とか反撃すると腕攻め、と
 これまでと違う形で高いレベルの攻防を見せましたね。

 押せ押せの攻め合いは勢いがあり、
 繋ぎで少し落とそうが関係なし。

 個の完成度も上がっていますね。

 ただ全体を振り返ると前半の特殊性が余り活きていないのが勿体ない。

 好勝負に届かずも中々良し試合。
 (執筆日:5/?/21)


注目試合の詳細

なし

試合結果

川田利明vs.田上明(10/7/89)
川田利明vs.田上明(1/7/91)
川田利明vs.田上明(1/15/91)
④CC公式戦:川田利明vs.田上明(4/12/91)
⑤川田利明vs.田上明(リングアウト)(4/18/91)
川田利明vs.田上明(7/20/91)
⑦CC公式戦:川田利明vs.田上明(3/31/92)
⑧#1コンテンダーズ・マッチ:川田利明vs.田上明(9/9/92)