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US Indy:AJ Styles vs. Christopher Daniels Series part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 TNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 12/20/09)

ラスト・マン・スタンディング:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 7/8/12)


@KotM予選:クリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 5/25/09)
 #27
 (未視聴)

A(レフェリー:サモア・ジョー)クリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 11/2/09)
 #28
 (未視聴)

BTNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 12/20/09)
 #29
 中々良いグラウンドから始めると
 数え歌の歴史を前提に変則の攻防を織り交ぜ、
 またこれまで手を出さなかった、ターン・バックルへのバック・ドロップなど過激な技も取り入れています。
 AJは王者として戦っているし、ダニエルズは創作意欲にあふれています。
 良くも悪くも最新Verの数え歌ですね。
 悪くも、といったのは変化する上で、使い方がおかしい技が幾つかあります。
 久しぶりという事を考えると完成させた型をもう少し使っても構わなかったでしょう。
 そして非常に疑問なのはダニエルズがBME1発しか必殺技を出さなかった事。
 それなのにスタイルズ・クラッシュは返され雪崩式スタイルズ・クラッシュでフィニッシュするんですからね。
 3種類もの必殺技を持つダニエルズ対一撃必殺のAJ、という
 本来に比べてバランスがかなり劣った攻防でした・・・。
 対等な関係を描こうと1つだけ選んだとしても
 BMEは絶対にないですね、
 技のモーションからいってラスト・ライツかエンジェルズ・ウィングを選ぶべきです。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/09)

Cクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 7/10/11)
 #30
 まずはゆったり目のレスリング。
 プロレスを分かっているからこそ退屈ではないが特に目を引く点はない。
 どちらがベストか競い合う関係だということをアピールしながら
 動いたダニエルズをAJがアーム・ドラッグで再び抑えつける、という構築。
 つまり型を使った攻防ですが、
 2人の良さを考えるとダニエルズ側がアーム・ドラッグで抑えつける側であるべき気がします。
 ダニエルズの仕掛ける効果がいまいち分からないですし、
 AJのアーム・ドラッグも何かに繋がる感覚がありません。
 型なのに連関性がなく試合時間を稼ぐ事が最大の目的となっているのです。
 この2人って長時間マッチを帰納的に考えるのが意外に得意じゃないんですよね。
 中盤はトぺ2連発、バック・ドロップ3連発、エプロン技などで
 ロング・マッチ特有の息のつまりそうな戦いを繰り広げていきます。
 ここは目的と意義が一致していて良かったですね。
 そして終盤ですがAJが冴えなかったですね。
 そこからどうするかの思考がなく、
 ダニエルズも試合に空きが生まれないように補佐するだけで
 AJに対して良い提案までは出来ていない。
 この2人の試合で30分弱となれば多少問題点があろうと高いクオリティになりますが、
 このAJ vs.ダニエルズもまたリバイバルに見えてしまったのは頂けない。
 中々良い試合。
(執筆日:7/?/11) 

Dクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 8/25/11)
 #31
 (未視聴)

Eアイ・クイット・マッチ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 10/16/11)
 #32
 蓄積性のものから一撃性のものまで、
 主導権を握るためのものから相手をKOさせるためのものまで
 技というものはそれぞれベースのカラーを持っているものだけど
 それに対してダニエルズは技を痛みを与えるものとして
 試合における概念を再構築している。
 AJもそのラインにのっておりアイ・クイット・マッチの王道と言えるでしょう。
 しかしそれは2人の王道ではない。
 だからこそAJは迷いが生まれて自らの技に逃げる事になっている。
 そもそもアイ・クイット・マッチの王道が常道ではないという所に根本的な問題がある。
 特殊形式の表現としてはそれは真面目すぎて面白みを生む余白がない。
 王道を行くというのなら余白のない中で
 自分のスタイルもこそげ落としてUWFスタイルのような所まで行かなければならなかった。
 そこまで突き詰めれば景色の中に新しい色が生まれていました。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:10/?/11)

Fクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 10/26/11)
 #33
 未視聴

Gクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 1/28/12)
 #34
 未視聴

Hクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 5/31/12)
 #35
 未視聴

Iラスト・マン・スタンディング:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 7/8/12)
 #36
 AJが憎しみから打撃を叩き込み、
 ダニエルズがインサイド・ワークで凌ごうとする良い抗争の形に入っていますね。
 立てた椅子を絡めた攻防から序盤を締めます。
 このカードは年齢から質を落としていましたが見事に復活させましたね。
 ダニエルズが煽り能力を発揮し、
 AJはぐったりした様子でドラマを見せました。
 更に流血を加え、その相同性からライバル対決から数え歌に昇華させました。
 最後はテーブル葬で決着です。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/12)

JBfGシリーズ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 8/16/12)
 #37
 未視聴

Kワン・ファイナル・タイム:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 12/9/12)
 #38
 まずは基本を思い起こすようにレスリング。
 韻を踏みながらゆったりと魅せられるのはベテランならでは。
 歳を取った中で無理をせずに序盤をくみ上げます。
 その中でダニエルズが今回フレアーばりにTVアピールをしていたのが印象的でしたね。
 相互のエプロン技からダニエルズのターンへ。
 鉄階段を何度も使うことで印象的な導入を作り出しました。
 導入後は比較的オーソドックスでしたがアクシデントでAJが流血したことが後押しに。
 終盤は必殺技に掟破りを加えての切り返し合い。
 ただAJがスプリングボード式450を封印してスタイルズ・クラッシュ1本に絞り、
 ダニエルズが過去と違って3種の必殺技をどれも不発に終わらせたのは
 普通に非効率なことで最後ならもっと派手にやっても良かったように思いますね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/12)

LIFWAヘビー級王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(WrestleCentre 9/5/14)
 #39
 未視聴。

M3本勝負:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(EPW 10/17/15)
 #40
 アピールから入ってグラウンド。
 正攻法で盛り上げていきます。

 一部技に対してダメージが重すぎるのはダニエルズの歳のせいでしょうか。
 それでもインパクトを十分に生めずとも
 観客の感じをしっかり掴み、意図を持って動く所は流石。

 1本目のフィニッシュは唐突で、2本目まで一部ぶれはありましたが、
 3本目一気にダイブで飛ばすと
 ズレを修正して関係性の基、緻密な一進一退。

 ハードにエネルギッシュに最後までやりきりました。

 中々良い試合。
 (執筆日:9/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@KotM予選:クリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 5/25/09)
A(レフェリー:サモア・ジョー)クリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 11/2/09)
BTNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 12/20/09)
Cクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 7/10/11)
Dクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 8/25/11)
Eアイ・クイット・マッチ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 10/16/11)
Fクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 10/26/11)
Gクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 1/28/12)
Hクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(TNA 5/31/12)
Iラスト・マン・スタンディング:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 7/8/12)
JBfGシリーズ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 8/16/12)
Kワン・ファイナル・タイム:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 12/9/12)
LIFWAヘビー級王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(DQ)(WrestleCentre 9/5/14)
M3本勝負:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(2-1)(EPW 10/17/15)