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US Indy:AJ Styles vs. Christopher Daniels Series part.2の分析


名勝負 Xディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(TWC 3/19/05)

クリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(IWW 3/20/05)

Xディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(MCW 3/26/06)
好勝負 Xディビジョン王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 2/13/05)

30分アイアン・マン・マッチ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(WSW 10/5/05)

@10分チャレンジ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 1/21/05)
 (収録は1/18/05)
 #14
 未視聴

AXディビジョン王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 2/13/05)
 #15
 まずは30分を見据えながらのレスリング。
 AJの執拗なアーム・ドラッグはXディビジョンとの兼ね合いとして
 1つの答えだし、それに対してダニエルズが腕を痛めて見せたのも良いですね。
 スポットとして完成された型を取らない事で濃度を薄めていますが
 その後に続くダニエルズの腹攻め含め理詰めで土台としては良好。
 それゆえ後半は積み上げたその理屈の上に立って羽ばたきます。
 ダニエルズは焦燥感を見せながら粋な掟破りを見せると
 AJの技が前半と違いスポットとしてフィットしてくるし、
 上手い両者ダウンの挟み方でどんどんクオリティを上げる攻防を取り込んでいきます。
 惜しいのはクライマックスのブックですね。
 AJが流血して追い込まれ、完全にAJの勝利しかない展開なので
 そこは王道を真っ直ぐひた走らなければいけなかった。
 サドンデスにいくならAJの1本目をぎりぎりまで引き伸ばすべきだし、
 あの段階で1本目を取るなら30分ぎりぎりでAJが勝利すべきでした。
 通常形式の黄金カードとは同じベクトルで勝負できなかったものの素晴らしい内容に仕上げています。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/10) 

BAJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(IWC 2/27/05)
 #16
 定番ドロップ・キックへのリズム感、ムーブ自体のキレ。
 最高の予定調和を楽しませてくれますね。

 AJは見応えのある技を連発。
 それでいながら攻守切り替えるポイントを無理なく入れられるのが良いですね。
 
 主導権を取り返したダニエルズは煽り主体で。
 そこから首に狙いをつけ徐々に雰囲気を変えていくのがスムーズで素晴らしい。
 
 ただ試合時間が14分しかないのもあろうが
 全体的に少し駆け足で最後のまとめ方も強引。

 もう少ししっかりと疲労感を出してニア・フォールを見たかったですね。

 中々良い試合。
 (執筆日:9/?/20)

CXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(TWC 3/19/05)
 #17
 ダニエルズが 2,3回使った以外は
 サブミッションは一切なし。
 打撃と投げで素晴らしい間、緩急を作り上げるのだから恐るべし黄金カード。
 この素晴らしい大会のメインにふさわしい名勝負です。
 中身もさる事ながらこの2人が
 大観衆の前でその実力を如何なく発揮している
 その様を見るのは非常に嬉しい物がある。
 試合時間は約20分。 
 (執筆日:9/?/07)

Dクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(IWW 3/20/05)
 #18
 他団体、一日後だというのに
 まったく違う試合をしてくるのだから敬服します。
 心理戦から昨夜はしなかったグラウンドをじっくりと、
 その後はダニエルズの一極攻めから終盤へ。
 更に普段使わない技を試したりと
 もはや完成されていると見られていても
 尚自己向上を図る2人。
 素晴らしいレスラーです。
 ぎりぎりながら名勝負入り。
 (執筆日:9/?/07)

Eクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(PWG 5/13/05)
 #19
 PWG王者対Xディビジョン王者と
 お互い背負うものがある黄金カードで
 1時間時間切れという筋書きが与えられていれば
 名勝負確実とそれはそれは期待していたのですけれど・・・
 まったく良い点、面白い点がないという世紀の凡戦。
 この黄金カード史上最悪、当然長時間マッチとしても最悪のレベル。
 まず最初の30分間で出てきた固有ムーブはAJのドロップ・キックのみ。
 その間何をしていたかというと只ひたすら時間稼ぎ。
 場外で間を置くのもしかり、
 ジャンケンしたりといったほんわかムードしかり
 主のレスリングさえもそれ以外の意図が見えません。
 30分を越えるとダニエルズの首攻め、
 AJの腰攻めが順番に来て50分まで。
 一方的に疲弊しながらの攻めなので
 まったくもってつまらないです。
 最後の10分間でようやく攻防が見られますが
 明らかに過剰すぎる死闘モードで
 回復の兆しが見えないまま時間が過ぎます。
 最後の最後までその調子でジ・エンド。
 一体2人は何を考えていたのか聞いてみたいです。
 ワースト・マッチと言いたいぐらい期待外れな悪い試合。
 (執筆日:12/?/07)

Fナチュラル王座戦、3本勝負:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(Ballpark Brawl 7/15/05)
 #20
 インディでは外れの確立が高い3本勝負。
 それでも黄金カードならばと期待せずにはいられなかったのですが・・・
 PWGの1時間マッチ並みに
 黒歴史物となってしまったのです。
 ではその期待外れな1戦を振り返ります。
 まず心理戦という名の時間稼ぎで4分。
  定番AJのドロップ・キックを巡る攻防を挟み
 AJがバック・ブリーカーを決める。ここで6分。
 ここから腰狙いを2分続けムタ・ロックで
 ダニエルズがまさかのタップ・アウト。
 普通に戦ってダメージ食らうのが首と腰ですよ。
 その首をわずか2分痛めつけただけで
 ダニエルズ程のレスラーが只の得意技でタップというのはひどい。
 さて2本目。
 劣勢のダニエルズがロープを使ってのネック・ブリーカーを決めた所で10分。
 3分首攻め、反撃しようとしたAJをコウジ・クラッチに捕らえ終。
 普通に戦ってダメージを〜以下略〜。
 さて3本目。
 首中心に一方的に攻めBME自爆。17分。
 AJが反撃し得意技ラッシュ。
 カウント3とれないのでスタイルズ・クラッシュへ。
 ダニエルズはレフェリーを掴んで逃れると
 脚を取りロープ悪用のカバーで幕切れ・・・。
 試合時間は20分でした・・・。
 (執筆日:1/?/08)

G30分アイアン・マン・マッチ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(WSW 10/5/05)
 #21
 ダニエルズが奇襲を仕掛けるも
 クロス・ボディ相打ちでリセット、続いて場外戦。
 時間を稼げるものの定まっていない序盤に
 散文的にシーンを挟んできたのには少々疑問があります。

 正統なグラウンドに戻って韻踏み。
 ダニエルズの外しに引っかからずドロップ・キックを決め、
 花道からコーナーを飛び越えたトペコン。
 華やかなムーブで盛り上げ10分経過です。

 どちらも譲らない中、ダニエルズが主導権を手繰り寄せますが、
 ダニエルズのターンの安定感が相変わらず半端ないですね。
 15分経過。

 場外を使うタイミングは流石だし、
 観客にレフェリーを挑発して潜在的熱量を高めていきます。

 30分の為に余り上げ過ぎない
 そのバランス取りには繊細な感覚が求められますが、
 ダニエルズは問題なくこなしています。

 20分経過。
 両者1-0で終わると見ている、ということか
 時間帯を考慮するとまったり気味ではありますが、
 綺麗な流れで25分経過まで。

 それぞれ仕留めにかかって激しい応酬。
 AJ vs.ダニエルズならではの見応えでしたね。

 お見事な30分アイアン・マン・マッチの作り方でした。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:1/?/20)

HAJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(WSW 10/7/05)
 #22
 オーソドックスなレスリングをキレキレに。
 AJがドロップ・キックにプランチャ、と綺麗なムーブでノせます。

 ダニエルズがレフェリーを押してスプリングボードを防ぎ主導権。
 大仰な動作で煽り立てていきます。
 
 屈指の精度、格好良さで
 お互いを引き立てあいましたね。
 
 ただ気合の入ったムーブが見られる一方で、
 少し単発の見せ方に陥った印象も一部であった。
 2日前の試合に比べると落ちましたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:1/?/20)

IAJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(WSW 10/8/05)
 #23
 未視聴

JXディビジョン王座戦、30分アイアン・マッチ:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(1-0)(TNA 10/23/05)
 #24
 前回の結果を踏まえてダニエルズの奇襲で始まり、
 AJが執拗なヘッド・ロックで支配、ダニエルズが反撃して、
 エプロンから場外へのバック・ドロップでクライマックスへ。
 構築は中々の物ですね。
 ムーブは気合が入っているし、攻防も多く分かりやすく盛り上がりやすいアクションです。
 しかしポップである一方で深みが足りません。
 ヒートし過ぎてはやられるライバル関係という見方もできるがもっと荒れて良いし、
 ヘッド・ロックはヘビー級向けなので前回より見劣りします。
 また中身の割りに飛ばす気はなく、
 全てのターン・バックルにぶつけるような意味の薄い時間も見受けられました。
 深みを持たすべく意識して疲労感を出していたけれど
 スポットとフィットせず逆に倦怠感を与えています。
 クオリティは高いものの内容とブックが一致していませんね。
 この内容なら2−3ぐらい行った方が良い。
 好勝負に少し届かず。
(執筆日:5/?/10)

KXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(MCW 3/26/06)
 #25
 序盤はAJ のドロップ・キック炸裂という最終結果のために
 全てのムーブが存在するという
 この2人が目指していた到達点に辿り着いた神がかった6分間。
 この数え歌の中でも一番の出来の序盤です。
 非常に面白く素晴らしい。
 中盤7分は大きな視点から言うと抑え所であり
 地味ですが、それは基本に極めて忠実だからであり
 緩急によって一方的な攻めと感じさせないようにしています。
 終盤5分は得意技を幾つか出した後必殺技の攻防で構成。
 もはや素材にしては出尽くした感を抱いてましたが
 サンセット・フリップを潰される所から
 スタイルズ・クラッシュへの切り返しには唸らされる。
 それぞれ必殺技の一撃性を保ったのも好感が持てる。
 既に完成されているとはいえ終盤も素晴らしい出来でした。
 この2人にしては18分というのは短すぎる気もしますが
 黄金カードの名に恥じない名品に違いは無く
 ぎりぎり名勝負。
 この2人にはもうこの先苦手とする特殊形式を
 如何に克服するかという問題しか残されていないのでは?
(執筆日:3/?/08)

Lクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(IWC 8/19/06)
 #26
 握手してスタートし、
 レスリングから始めるものの
 スタンスが中途半端に思えますね。

 AJが間を置いたり攻撃的に首に打撃を打ち込んだり、
 ちょっとヒール風味なのだけど決してヒールではない。

 その中で彼らの鉄板ムーブも
 これまでにない変化に拘るものだから
 軌道を修正することなくベースのラインが落ちています。

 特に中盤の取り合えずサブミッションをかけて
 応援を求める手法が彼らにしてはチープでくどい。
 1年前の悪夢が蘇りました。

 キレの良い攻防もあるんですけどねぇ。

 平均レベル。
 (執筆日:9/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@10分チャレンジ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(TNA 1/21/05)
AXディビジョン王座戦、30分アイアン・マン・マッチ:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(1-0)(TNA 2/13/05)
BAJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(IWC 2/27/05)
CXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(TWC 3/19/05)
Dクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(IWW 3/20/05)
Eクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(60分時間切れ)(PWG 5/13/05)
Fナチュラル王座戦、3本勝負:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(Ballpark Brawl 7/15/05)
G30分アイアン・マン・マッチ:AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(1-0)(WSW 10/5/05)
HAJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(WSW 10/7/05)
IAJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(WSW 10/8/05)
JXディビジョン王座戦、30分アイアン・マッチ:AJスタイルズ(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(1-0)(TNA 10/23/05)
KXディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.AJスタイルズ(MCW 3/26/06)
Lクリストファー・ダニエルズvs.AJスタイルズ(IWC 8/19/06)